国光客運バスなら台湾の隅々まで。安心の国民的バスで台湾バス旅をLet'sエンジョイ!
こんにちは、台北ナビです。
台北での足といえば、MRTにバスやタクシー、最近では自転車(!)という方もいるかもしれません。そんな中、空港に降りたち、最初に利用する公共交通機関といえば「国光客運だよ!」という人も多いのではないでしょうか?桃園空港MRTが開通後も、24時間運行の利便性と低運賃を武器に根強い人気を誇ります。台湾全土を網羅しているから、地方への足はもっぱら「国光客運だよ!」という人もいることでしょう。
そんな国光客運が新サービスを始めたとか。本日は、知られざる国光客運の全てをご紹介したいと思います。
歴史ある台湾最大手のバス会社
国光客運は1946年、台湾公営バスとしてスタートしました。当時は台湾省政府交通処に属し、バスの運営だけでなく、台湾全土の車両管理なども担っていたとか。その後1980年に政府管理の下、バス事業を民営化。さらに2001年には完全民営化し、国光汽車客運として新たなスタートを切りました。
62年英製福特金馬號客車
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1989年國瑞中興號客車
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1989年美西艾自動排檔國光號
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歴代のバス |
台北駅の国光客運バスターミナル
台湾全土に20の直営ターミナル、さらに41のバスステーション&窓口を持ち、台湾津々浦々119路線を運行しています。それらは主に各都市間を結ぶ高速道を走る長距離路線で、ほかにも一般道を走る中距離路線や路線バス、観光バスなども運行しています。これは台湾全土をほぼ網羅しているということ。
顧客ファーストをモットーに、安全・快適・便利なサービスを目指しています。そんな国光客運は、名実ともに台湾一長い歴史を持つ、高速バスでは台湾大手のバス会社。安心して利用できそうです。
ツアー用バス
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ノンステップバス
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国光客運全体の利用者は1日9万人も! |
格安の空港バスなら24時間台湾全土へ行ける!
国光客運の数ある路線の中でも日本人に最も知られているのは、桃園空港と台北市内を結ぶ空港バスではないでしょうか?
台北へ向かう路線だけでも大きく5路線があり、さらに停車するバス停が一部で異なるA系統を含めると7路線もあります。
→1819、1819A 桃園空港⇔台北駅
→1840、1841、1841A、1842桃園空港⇔台北松山空港
→1843 桃園空港⇔南港バスターミナル
最も利用勝手がよいのは、台湾一のメインステーションである台北駅へと向かう1819(1819A)路線。これに約55分(時間帯により異なる)台北駅まで揺られれば、台北市内はもちろん各地方都市へもスムーズに向えます。
運賃は現金払いなら135~140元。悠遊卡などのICカードを使えばさらにお得に乗車できます。本数も多く、10~20分に1本(深夜は1時間に2本程度)利便性抜群です。しかも、24時間営業している空港から台北着の公共交通機関は国光客運だけ。深夜便や早朝便利用の際、格安に移動したい人の強~い味方なのです。
注目しておきたいのは、2019年4月にスタートした新路線1819A路線です。途中、圓山駅経由して台北駅に向かう路線で、士林や北投、淡水など台北北部エリアに宿泊の人は時短できちゃう便利なルートです。発車は9時~20時までの正時のみと本数はまだまだ少ないですが、今後の変動にも期待が高まります。
→1860 桃園空港⇔台中
また、桃園空港から直接中南部へ移動する予定の方は、1860路線に乗車を。桃園空港と台中駅間を走る長距離路線で、途中の朝馬バスターミナルで乗り換えれば、台南や高雄ほか各都市にも行くことができます。台中までは約2時間半。少々時間はかかりますが、格安に遠くまで移動したいならNo.1チョイスではないでしょうか?
なお、深夜1時40分~早朝6時までは便がないため、1度台北駅に出てから、各エリア行きのの乗車時間を確認し、国光客運に乗り換えることをおすすめします。
手軽に郊外へ行ってみよう!
空港バスのほか、台湾全土を網羅する路線に乗れば、地方の大都市はもちろん、小さな都市までも気軽に足を延ばすことができます。とりわけ高鉄や台鉄駅のないエリアへは、国光客運の利用がおすすめです。まだ見ぬ台湾の風景を求めて出かけてみませんか?
金山行バス乗り場(台北駅)。ココで順番に並びます
→1815 金山⇔台北駅
台北の郊外に位置する金山は、山と海が楽しめる小さな街。老街(オールドストリート)で、地元グルメの鴨肉やサツマイモの食べ歩きしたり、日本統治時代のレトロな露天温泉から海を見下ろしたり、自然が創り出した絶景を体感しに野柳風景特区へ行くのもおすすめです。
金山行バス乗り場(台北駅)
今までツアーで訪れることが多かったこのエリアへも、国光客運台北バスターミナルから、国光客運に乗車すれば、約1時間20分でアクセス可能。台北発5時40分(土日祝は6時)~23時10分まで(金山は22時15発が最終。10~20分ごとの発車は19時まで)およそ10~20分ごとに運行しているから、好きな時間のバスで向かい、思う存分散策したら好きな時間のバスで戻ってくればOK!自由きままに、ローカルムード満点の街並みが楽しめますよ。
新サービス、国光威楽(WILLER)で快適なバスの旅
日本の旅行者にとってより快適な旅を提供するため、国光客運は日本の長距離バス会社WILLERとタッグを組み、合弁会社・国光威楽を設立しました。
国光威楽(WILLER)では台湾各地への各種ツアーを展開しています。ツアーで使用するのは国民的バス国光客運(参加人数等により、タクシーやミニバンへの変更もあり)。日本語OKのドライバー(もしくは日本語ガイド)が目的地までお連れします。さらに国光威楽のツアーならではの3つのあんしんサポート付きだから、安心して旅を楽しむことができます。
<国光威楽(WILLER)3つのあんしんサポート>①バスの乗り降り安心カード乗車時に運転手に見せるだけでOKの降車場所お知らせカード付き!
②指差し会話シート現地のローカルとコミュニケーションもOKの指差し会話シート付き!
③日本人向け旅のしおり旅程に合わせた見どころをまとめた旅のしおりで楽しい旅を満喫!
→九份ツアー
郊外の人気観光スポット、九份を訪れるバスツアーです。午後発8時間ツアーなら豆腐で有名な深坑老街やランタン上げが人気の十分へも立ち寄れちゃう。また、夕方発の5時間ツアーなら、美しい赤提灯が灯る街並みを思う存分堪能できますよ。どちらも帰りは士林夜市で途中下車もOK!行きたいスポットを丸ごと楽しめます。
国光客運に乗りたい!チケット購入方法は?
国光客運で台湾中を旅したくなったら、さっそくバスチケットを手に入れましょう。
チケットは国光客運バスターミナルや国光客運のバスステーションの窓口で購入できるほか、ターミナルほかに設置されている自動券売機、もしくはインターネットや台湾各地の主要コンビニで買い求めることができますよ。また国光客運のバスはICカード対応だから、悠遊卡などを乗車時にカードリーダーにかざすだけでOK。カードで乗車すれば、路線によっては割引も受けられてお得です。
バスターミナルのチケットカウンター
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チケット自販機や悠遊カード販売&チャージ機も
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また、台北ナビのサイトでも一部チケット(桃園空港⇔台北の空港バスや金山⇔台北駅のバス)を販売予定です。事前に購入しておけば…
・日本語でのやりとりで予め決済ができる
・現地で購入のための時間が省けるなどお得もいっぱい!この機会にぜひ、先取り予約をしてはいかがですか?旅がグーンと便利に、快適になるはずですよ。
以上、台北ナビでした。
車体、記者会見写真提供:國光客運