秘密のベールに包まれていた圓山大飯店の地下トンネルに潜入!台北の謎と言われ続けた地下トンネルにナビが迫る~?!
こんにちは、台北ナビです。
昔から圓山大飯店の地下には、ある噂がまことしやかにささやかれていました。それは、有事の際に要人が逃げられるように、秘密の避難所に続く地下トンネルがあるというもの。多くの人がその噂は耳にしたことがあるものの、その正体を見たことがあるという人はおらず、まるで七不思議のように長年に渡って語り継がれてきました…。
…が、そんな圓山大飯店の地下トンネルが現在、見学できるようになっているんです!今回は圓山大飯店の秘密のベールに包まれていた地下トンネルに潜入してきました!
圓山大飯店の地下には本当に秘密のトンネルがあるのか?!
圓山大飯店
台北の街を見渡せる高台にそびえ立つ圓山大飯店は、台北のランドマークの1つともいえますね。桃園国際空港から台北の街へ向かう途中、もしくは反対に台北から桃園国際空港へ向かう際の高速道路から豪華絢爛な圓山大飯店が見えると、思わず目が留まってしまったという経験がある人もいるのでは?
そんな圓山大飯店にある秘密のトンネルは、以前は一般人の立ち入りが完全に禁止されていたため、全貌が明らかにされず、総統府へ通じる秘密の通路だという人もいれば、士林官邸に通じている、陽明山まで行ける、台北松山空港まで達している…などなど、様々な推測が飛び交っていました。
長年謎のベールに包まれてきた圓山大飯店の秘密の地下トンネルなのですが、なんと現在は公開されているんです!噂の地下トンネルはやはり存在していたのです。多くの人の関心を集めていた、秘密の扉がようやく開けられることになったのです。
圓山大飯店の地下トンネルの見学方法
本館ロビーのコンシェルジュデスク
興味をそそる圓山大飯店の地下トンネル。見学は事前予約が必要で、有料(1人100元(6~12歳50元))です。
詳しくは
ウェブサイトをご覧ください。
長年神秘のベールに包まれてきた地下トンネルについに潜入!
地下トンネルの入り口
ナビも今まで圓山大飯店の地下トンネルの噂は耳にしたことがあり、ぜひ見てみたいと長年思い続けていました。そしてこのたび、そんな秘密の地下トンネルについに潜入できました!
実は、圓山大飯店の地下トンネルは東側と西側に2か所あります。現在公開されているのは西側の地下トンネルのみです。スタッフさんの案内で、地下1階のトンネル入り口がある従業員専用フロアに向かいます。
※見学には歩きやすい靴を履くことをお勧めします。バリアフリーの設備はありませんのでご注意ください。
ついに秘密の地下トンネルへ~!
ドアオープン!
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地下トンネルの正体は非常用避難ルート
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秘密の地下トンネルの正体は、非常用避難ルートです。有事の時の要人の秘密の逃げ道などともいわれていますが、災害時にお客様を守るために作られたんだとか。
しかも地下トンネルはホテルの東側と西側にそれぞれ1本ずつあり、東側は全長67メートル。北安公園に通じており、西側は全長85メートルで剣潭公園に通じています。台湾海峡を挟んだ向かい側からの空襲に備えての防空壕としても設計されており、収容可能人数は最大約1万3,000人。ホテル宿泊者だけではなく、近隣住民も避難できるようにと設けられたものです。
階段とすべり台の設計。滑り台は荷物専用です。
滑り台部分は荷物の運搬用に作られていますので、人は滑ることはできません。
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ひんやりと冷たい空気の地下道。
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地下トンネルの終点は圓山大飯店の下にある剣潭公園です。この扉を開けると公園に出られるようになっています。
幸い今まで一度も実際に利用されたことはない圓山大飯店の地下トンネル。これからもこのトンネルの扉が見学ツアー以外で開かれることがないことを祈っています。
以上台北ナビがお届けしました!