屏東美術館(屏東市)

Pingtung Art Museum屏美館

閉店・移転、情報の修正などの報告

戦後最初の市役所だった建物で、現在は屏美館とも呼ばれ、屏東市民に親しまれている美術館です

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建物は、1953年落成した「屏東市公所辦公廳」でした。2005年、市役所の移転によって、屏東縣政府文化局がオフィスとして使用していましたが、建築物をそのまま保留したまま美術館に改めました。2007年、文建會(現在の文化部)の補助の下、屏東美術館として完成。2012年1月屏東市の管理下に置かれ、台湾で最初の鄉鎮市クラスの美術館となり、2013年1月の改修工事の後、現在に至ります。建物は地下1階、地上2階から成り、1階両側に2つの展覧室があり、カフェレストランやショップも備えています。2階には3つの展覧室があります。多功能研習室やオフィスなども兼ね、後方は広い空き地で、屏東市の金融や商業中心でもあります。
建物は鉄筋コンクリート構造で、日本式の建築に倣ったところもあるそうですが、端々に国民党時代特有のデザインも見られ、上手に融合されているところが美しい統一感を生み出しています。入口入ってすぐの階段や館内のコリント風の柱、上下に開く木枠の窓や丸窓には日本時代の様相を感じさせますが、左右対称のすっきりした簡素な外観や階段途中の模様は国民党時代のもののようです。夜はライトアップされ美しいそうですよ。
市民に愛される美術館とあって、この日も南部の美術大学の大学院生たちの卒業作品の展示を行っていました。2階の展覧室は、国内外の大学や高校中学の美術指導の先生たちの作品展示です。むき出しになった天井は高く、ゆったりした空間の中で見る作品観賞は気持ちのいいものです。ここは入場料も無料。特別な場所ではなく、市民の生活圏の中に入り込んでいる公共空間なのです。屏東に来たら、ちょっと立ち寄ってみてくださいね。(細木仁美)

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スポット登録日:2018-01-05

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部屋数 部屋1 大人 子供