台湾の観光雑誌には必ずと言っていいほど載っている衛兵交代式で有名な「忠烈祠」、実は淡水にもあるんです(ここでは交代式は行われていません)。忠烈祠とは辛亥革命を始めとする中華民国建国および革命、中国大陸での戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠です。
1939年の日本統治時代、ここには明治天皇を祀る淡水神社が建てられていました。しかし、日本が撤退した後は何年も放置され荒廃したため、1975年に神社は撤去されることとなり、その後、「台北縣忠烈祠」という中華の宮殿様式の建物に改築されました。2011年、台北縣が新北市に名称変更されたことで、今の「新北市忠烈祠」に改称され、毎年3月29日には春の祭典、9月3日には秋の祭典が行われます。
忠烈祠堂は丘の上にあり、四方を青々とした松の木々に囲まれ、前方には観音山を展望することもできます。ここから見る景色は美しく、1966年~1976年は淡水八景のひとつ「烈祠松濤(烈祠の松風)」としても知られていました。新北市忠烈祠のすぐ横には「媽媽嘴咖啡(淡水樂活店)」というオシャレなカフェがあるので、疲れたらここで一休みするのもいいですね。また、忠烈祠の隣に滬尾砲台(こびほうだい)という1886年に建造された大砲の砲台跡があり、あわせて回るのもオススメです。
基本情報
住所 | 新北市淡水区中正路一段6巷31号 |
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住所(中国語) | 新北市淡水區中正路一段6巷31號 |
電話番号 | (02)2621-9049 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | 月曜日、祝日、春節期間は公園の外のみ解放されてます。 |
その他の情報 | 【媽媽嘴咖啡(淡水樂活店)】 住所:新北市淡水區中正路一段6巷31-1號 電話:(02)2621-0306 営業時間:12:00~23:00(土・日曜日は11:00~) 無休 |
行き方 | MRT「淡水」駅からタクシーで約10分、或いはMRT「淡水」駅から26番のバスに乗り「滬尾砲臺」で降り、そこから徒歩5分。 |
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スポット登録日:2017-09-26