萬里社区（新北市）

台湾人が憧れる景観公園を備えたコミュニティエリアです

今台湾人の多くが住みたい地方に、內政部の社區發展作業の評価で優秀賞をとった新北市萬里区にある磺潭エリアがあります。初めてここへ来た人は、数年前はここが荒れ果てた土地だったということは想像できないでしょう。現在磺潭社區發展協會の理事長を務める張慶傳さんは、退職してから移り住み、住民や行政院農業委員會水土保持局の人たちとともに、毎日3年かけてこの地を住みやすいエリアに生まれ変わらせたのです。荒地は景観公園として、青々とした草原となり、石畳の歩道、庭園、渓流、花木などが植わり統一感のある心地よい空間が広がっています。公園内では水遊びやバーベキュー、焼き芋や餅作りの体験もできます。また、レストランやカフェ、民宿などの設備も備えているのです。

磺潭には、北磺溪と員潭溪という2本の河が流れています。ナビが行った時はお天気が悪かったので河水も灰色でしたが、普段は清流が流れ、魚や川エビが生息しているのも見つけられます。春にはつつじが一面に、牡丹も数種類が咲くそうです。石畳の歩道を歩いていくと、途中で二股に分かれ、左は小高い丘の展望台につながっています。360度で景色が見渡せるてっぺんからは、金山獅頭山公園や金山萬里の海岸沿いの絶景が一望に見渡せます。再び山を下ってくると員潭溪にたどり着き、福安宮という土地の神様の祠に出会えます。サイクリングロードも完備しているので、お天気がいい日は自転車で回るのも快適ですね！