小吃・食べ歩き・歴史名所・夕陽・カフェ・お土産…こ~んなキーワードがいっぱいのブラブラ散歩
こんにちは、台北ナビです。
台北市内を飛び出して気軽に観光してみませんか?
そんな時おすすめしたいのが、ココ淡水。MRTの終着駅ですが台北市内からはわずか40分ほどでアクセス可能。バスやタクシーを利用することなく移動もできるし、見どころ&グルメスポットも満載!楽しく過ごせること間違いなしです。
本日はそんな淡水を気ままにブラブラ。お散歩しながら各所を巡ってきました。
オススメコースは…!
淡水駅から続く道は大きくわけて3本。川沿いの遊歩道、1番内地側のバス通り(中山路)、その中間の公明路・中正路がありますが、ブラブラ歩きなら遊歩道と老街が主なルートでしょう。
今日は老街を通り山方面へ、そして再び川沿いに戻ってぐるりと駅まで一周、淡水のメインストリートをめぐるコースをたどりました。
①海邊走走 ②淡水老街 ③淡水天光(阿原ショップ&カフェ) ④路地裏の店 ⑤阿給の店 ⑥領事館 ⑦カフェ密集地
⑧鼎宴小舗&紅茶鮮乳 ⑨川沿いの店 ⑩公明路の商店街
a)Ancer Cafe b)之間 c)淡水藝術工坊 d)天使熱愛的生活 e)去年在馬倫巴 f)淡水長堤 g)桂像花園 h)榕堤
淡水めぐりには…!
数年前に遊歩道の整備が行われ、以前にも増して歩きやすくなった淡水。それに伴い淡水の奥へ奥へと(奥淡水??)徐々にエリア拡大傾向にあります。「歩くのが大変!」てな人は、新北市にも導入されたYouBike(レンタル自転車)やレンタサイクル店で電動バイクを借りるのも手。ただし休日は人が多く快適に走れなかったり、電動バイクに至っては走行規制があったりしますのでご注意ください。
また今回は訪れませんでしたが、さらに奥の漁人碼頭や対岸の八里へ行くには遊歩道の途中にあるフェリー乗り場からフェリーで。淡水河クルーズを楽しみたい方もこちらのフェリー乗り場(駅側から一番奥)から出航します。さらに一滴水紀念館、滬尾砲台、新北市忠烈祠の見学を予定されている方は駅前からバスかタクシーを利用するとよいでしょう。歩いたらかなりの距離です。
朝早くからスタートなら…!
淡水といえば夕陽が有名。それに台湾の陽射しは強い!だから午後~夕方にかけてのスタートが一般的です。陽射しが傾いてきた頃には川からの風も相まって、心地よく散策もしやすくなるでしょう。しかし淡水には朝の顔もありました!
YouBikeで川沿いをサイクリングも気持ちよさそう!がんばって台北市内まで行って市内で乗り捨てもできますよ
本日は10時過ぎに淡水駅に到着。
さすがに観光客らしい人の姿は少ない印象。変わりに学生さんが目立ちます。出口1をでて、さてどの道を行こうかな?…と目についたのがYouBike。今までは台北市内でだけ見かけましたが、近ごろは新北市にも拡大中。今回はがんばって歩くことを決め、前方に目を向けると…
朝早いのでお店はまだ空いてないかな?と思っていたのですが…
ありました、ありました!
①海邊走走。カフェ風のかわいいショップでは、お土産にピッタリの蛋捲(エッグロール)が売られていました。通常は空洞のエッグロール、ここでは中心にピーナッツ粉や肉鬆が餡となって巻かれていました。それらは2階で手作りされているそうです。いい香りが漂っていました。珍しいし、パッケージがかわいいからお土産にもピッタリ。でも荷物が増えちゃうので試食だけして買い物は帰りにまた寄ることにしました。
これは肉鬆入り。日本に持ち込むならピーナッツのエッグロールで
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ほかにMIT(Made In台湾)グッズも
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お店目の前には機関車。目印にして!
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隣はレモンジュースの店、そのお隣はパイコー飯の「黒殿飯店」
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コンビニ(OK)の角を左折すると、老舗の中華菓子の店「双元成餅店」「新勝發」が見えてきました。とくに「新勝發」のパイナップルケーキは日本人にも人気。
さらに道なりに進むと妙に暗~い路地に行きかう人々…。なんだか怪しい雰囲気を放っていますが、どうやら朝市が開かれているようでした。地元民に交じって現地の生活を垣間みるのも楽しいですよね!ちなみにこの奥に龍山寺があります。
買い食い&お土産探しなら…!
中正路を進みます。ここはオールドストリート
②淡水老街。時刻はまだ11時には少し早いのでシャッターを下ろしたお店が多いのですが、竹細工の店・カフェ・淡水名産の魚酥(魚せんべい)・台湾風駄菓子屋さん・中華菓子の店…などなど道の両側にたくさんの店が並んでいます。試食を食べながらお土産探しをしたり、淡水名物を食べながら街歩きをするのが楽しい通りです。
通りの中ほどには福祐宮があり、住民の信仰の場をなっています。
淡水名物といえば「阿媽的酸梅湯」「洪媽酸梅湯」の梅ジュース。そして阿婆鐵蛋
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蝦捲なら「阿香」
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このストリートでゆっくり過ごしたいのなら、本格コーヒーがいただける「Pcafe」や歴史ある建物が美しい「紅楼」がおすすめです。しかし今回は迷ったあげくでナビが向かったのは…。
阿原のショップ&カフェ
③淡水天光です。
こちらはちょっと早めの10時半からオープン。まずはショップでお買い物、その後2階のカフェスペースでブランチをいただくことに(メニューとしてのブランチは扱っていません)。活気ある老街にあるとは思えないほど静かな空間。奥へと深い店の反対側は山に面していて、川の風景だけではないもう1つの淡水の顔を見ることができました。
歴史に出会うなら…!
ちょっと不気味!?顔だけのマカイ像
阿原で元気をチャージしたナビはマカイ像の前を通って淡水礼拝堂へ。教会へと抜ける小道にはかわいらしいショップが並んでいました(
④路地裏の店)。「馬偕小禮堂」は教会母体の店でMITグッズほか、オリジナルのヌガーなどもあり。お茶をごちそうになりながらマカイ氏のストーリーを聞くこともできますよ。隣にはオーナー手作りのかわいい小物が並ぶ「An-ka」。週末にはカフェとしても営業します。さらに「TITAN」「馬偕咖啡」などのカフェ。短いストリートですが見逃せないショップが並んでいました。
通りの先にあるのがレンガ造りが美しい淡水礼拝堂。隣にはマカイ氏が医師として診察に当たった診療所「滬尾偕醫館」があり、当時の様子をしのばせる展示を自由に見学することができます。
西洋風がかわいらしい「滬尾偕醫館」
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教会の前は広場になっていて中正路へと続いています。思わず写真を撮りたくなっちゃうほどステキ!
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ジェイ・チョウが学生時代よく通っていた店。校名?答えは読み進めてみてね!
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中正路で見つけた「miracle×JEWELRY」は市内にあるカフェ「miracle×HOUSE」の系列。オリジナルのアクセサリーを販売しています
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ナビは再びマカイ像へと戻り今度は山側へ。
ちょっと坂道がきついのですががんばって歩いていくと、淡水名物
⑤阿給の店が見えてきました。日本語の油揚げが語源という阿給(アーゲイ)は、薄めの厚揚げ風油揚げの中に春雨がギッシリつまった小吃です。この真理街沿いには数軒の店が並び、中でも老舗の「文化阿給」が有名です。
そこを過ぎると学校。
淡江中学と真理大学はマカイ氏とつながりが深い学校でもありますが、今では淡江中学は李登輝元総統やジェイ・チョウの母校として広く知られています。ジェイ・チョウの映画のロケ地として使用されたので、見学に訪れるファンがあとを絶ちません。真理大学の「牧師楼」はレトロな雰囲気放つレンガ造りの建物。カフェとしても開放されているので休憩に利用してみてはいかがですか?
この近くにはかつて港の税関事務所として使われていた「小白宮」、スペイン人が建てたのちに英国領事館として使われた「紅毛城」があります。どちらも淡水、そして台湾の歴史に触れられるスポット。しかも無料で入場できるのでぜひ立ち寄りたい!
夕陽を眺めながらお茶なら…!
「紅毛城」の向かいは老舗カフェ
⑥領事館。古くから夕陽鑑賞のできるカフェとして有名です。川を臨むことができるテラス席の人気は健在!ですが、最近は川沿いのカフェも増えてきました。「領事館」の先にはオシャレな「La Villa Danshui」も。さてどこで休憩しようかな?
川沿い方面へ進むと「淡水海関碼頭」が見えてきました。日本統治時代に建てられたレンガ倉庫の中では展示を行なっています。でもナビは園内に置かれたチープな椅子に座っての夕陽鑑賞がおすすめ!だって無料で絶景独り占め(まぁ、ほかにもお客さんはいますがね…)。カフェに行かなくたって十分!?
せっかくだからカフェでのんびり過ごしたい!そんな方は川沿いを駅方面へ歩いてみましょう。少し行けばそこは⑦カフェ密集地!ザッと各店の特徴をご紹介すると…
長堤
a)Ancre café(安克黑咖啡):女子会、デート向けのかわいい内装。川沿い2階で眺めよし。テラス席あり。
b)之間:川沿いではないですが、グッドデザイン賞を受賞したインテリアがステキ。中国茶あり
c)淡水藝術工坊:ギャラリー×レストラン×MITグッズショップ。川沿いではないので景色は…。
d)天使熱愛的生活:1階はドリンクスタンド風、2階はカフェ。半オープンの店内の目の前は川。
e)去年在馬倫巴:少し奥まっているので景色はどうかな??よくロケで使われています。
f)淡水長堤:遊歩道沿いにオープンテラスあり。川の眺めも、道行く人もバッチリ観賞!
g)桂像花園:黄色い外壁と異国風の外観がステキ。
h)榕堤:バリ風。遊歩道に面したオープン席あ眺めも最高!この辺りで最も大きな店。
やっぱり缶ジュースでOK!な人は「榕堤」前の遊歩道がおすすめ。大きなマングローブが木陰となって心地よい空間を作っています。また「榕堤」の先には「スターバックス」があり、店頭席からの眺めもまずまず。やや暑そうですが…。
「榕堤」前の遊歩道は地元の人もくつろいでいます
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この辺はネコ遭遇率も高し
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数々のカフェを通りすぎナビが入った店は
⑧鼎宴小舗。サクッと休憩できそうなこちらに決めました。何より店頭のマンゴーシュークリームがおいしそう。ねっとりカスタードとフレッシュマンゴーの爽やかさが抜群の相性!ただし夏季のみの限定商品だそうです…。
続いて数軒先の
⑧紅茶鮮乳へ。ミルクティーの店ですが、なんとお金を払ったら自分でドリンクを入れフタをします。まるでドリンクスタンドでバイトしている気分♪わからないことはスタッフがお手伝いしてくれるので安心です!
フェリー乗り場につきました。前述したように漁人碼頭や八里へはココから乗船を。でもナビはこのまま⑨川沿いの店を見学することに。食べ物、飲み物、ゲーム屋台…、ショップ、レストラン、カフェ…。食べ歩きもお土産探しも思いのまま!休日には大道芸人が出ることもありますよ。
お土産まとめ買いなら…!
ついに駅近くまで戻ってきたナビ。
最後に
⑩公明路の商店街へ。商店街といっても土産物屋や屋台が並ぶ観光客向けのストリートとなっていて、お土産探しに持って来い!また食べ忘れた小吃を食べたり、歩き疲れた足をほぐしにマッサージをしたりと観光のシメに最適です。2キロほどの短いストリートを往復し、おなかいっぱい満足したら駅へと向かいます。余力が残って入れば駅向かいの英専路へどうぞ。ここは屋台がちらほら立ち、さながら小さな夜市といったところ。夜が更けるまで思いっきり楽しめますよ!
以上、台北ナビでした。