日本統治時代の軍事遺跡がサボテンパークに大変身!
こんにちは、台北ナビです。
2015年にオープンした「青湾仙人掌公園」は馬公港の対岸、風櫃洞へ行く手前にあります。アクセスは決してよくありませんが、園内には日本統治時代の軍営跡も見られるので、サボテンには興味なくてもそういう方面に興味のある方にもオススメです。
駐車場からは柱狀玄武岩が見られます!
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入園前に地図を確認!
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澎湖のいたるところで見られ、食べられているサボテン。澎湖でよく見られるサボテンはキンブセン(金武扇)。アイスクリームとしてもよく食べられますよね。もうひとつ澎湖でよく見られる植物が龍舌蘭。ナビはアロエだと思っていましたが、サボテンともアロエとも違うそうです。メキシコ産の蒸留酒「テキーラ」の原料がこの龍舌蘭です。そして、ロープの原料にもなる瓊麻(サイザル麻)は龍舌蘭にそっくり!もうナビは頭がこんがらがってきました…涙
その他、北南米や砂漠で見られるサボテンも展示されています。すべて係りの方が心を込めて育てているもの。中には毒を持っているものもあるので、直接触ることはご遠慮ください。
アロエと勘違いしちゃうでしょ??
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とんがっているものは白緑龍舌蘭なんだそうです
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瓊麻(サイザル麻)も龍舌蘭科!
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とうがらしのようなものはサボテンの果実はエピテランサ(月世界)に咲くお花。特別に取らせていただきました
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クジャクサボテン(孔雀仙人掌)は赤の美しい花を咲かせます
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落ちたお花
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温室培育室にはミニサボテンがいっぱい!ここでは200元でサボテンの寄せ植えが体験できます。かわいらしいのでお子様にオススメのDIYですが、日本へ持って帰られないのが玉に瑕。現在、海外からの旅行者にも楽しんでもらえるDIYがないか研究を進めているそうです。
ミニサボテンがい~っぱい♪かわゆい!
早速ナビ一向も体験してみました!
1.トレイを持ち、好きなサボテンを3つ選ぶ
2.好きな器を選ぶ
3.器に砂を入れる
4.ミニサボテンの容器を叩き、中を取り出しやすいようにする
器の下には小さな穴があけられているのでガーゼを敷きます
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8分目まで入れます
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スプーンや
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ピンセットを持ち替えて優しく叩きましょう!
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5.ピンセットや手で容器から取り出す
6.選んだ器にバランスよく飾り、土を足す
とげがないものは手で
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とげとげのものはピンセットで!
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7.色つき土で飾れば完成!
完成~♪
史跡探検ファンにはたまらない?
砲座の下には弾薬庫
園内に入る時に見えた「柱狀玄武岩」のすぐ上にあるのが、日本統治時代の軍営です。大きな案内もなく、ひっそりと佇んでいるので、探すのに困ってしまうかもしれません。しかし、それはそれで探検気分を味わえるというものですよねっ!
弾薬は階段で運ぶのではなく、ロープなどで上下に運んでいた跡なんだとか
1900年(明治33年)に作り始められた大山堡壘砲台は、日本統治時代、澎湖の要塞にあった12の砲台のひとつで、最も早くに作られた日本式の砲台でした。その際、戦闘エリア、兵士の休憩エリア、通信連絡エリアの3つが作られ、現在では砲台、弾薬庫、バラックなどが見られます。建材はほぼ玄武岩。そのため風化も最小限に留まり、保存状態も良好です。この史跡を見るだけで、当時の日本軍の持っていた要塞作りの技術の高さがわかるそうで、貴重な価値があることから、澎湖縣(市)定古蹟に認定されています。
園内奥の観海平台からは澎湖の外海がばっちり見られます。ナビが訪れた時には、ドリンクを飲みながらゆっくり海を眺めることができるスペースを作っていましたよ。情人鎖(愛の南京錠)では園特製のケースに願い事を書き、フェンスに飾るという試みも。
もうひとつの海スポットは日本統治時代の遺跡付近。ここからは内湾がばっちり見られます。
サボテンパークに来たならサボテンスムージーは必食!
燒烤兩吃區ではBBQの食べ放題とカラオケが楽しめるほか、軽食も販売されています。その中でもナビが声を大にしてオススメしたいのが「サボテンスムージー」。サボテンの専門家だからこそ、こだわりぬいています。サボテンの汁はそのままだと酸味が強すぎて飲めません。そこでキクラゲを少し足すことで、飲みやすくし、砂糖の量も少なくしています。暑さで溶けそうな体にほどよい酸味がおいしい~♪澎湖に来たら毎日のように食べていたサボテンアイスですが、ここのスムージーは一線を画すお味でした。是非試してみてくださいね。
現在入場は無料という太っ腹なサボテンパーク!色々詰め込み過ぎかなとは思いますが、サボテン好き、古跡好き、バーベキュー好き、海好き…など誰が来ても楽しめるので、風櫃洞観光ついでに立ち寄ってみてくださいね。
以上、サボテンを育てようかなぁと思い始めたナビがお届けしました。