「歴史之澄鏡」は著名な建築師である簡學義氏のデザインによるもので、面積1850平方メートルの地下に作られた建築物です。記念碑ではなく、記念的建築物で、地下に降りていくと、二二八事件の資料と写真が16枚のガラスに彫られていました。ここに1947年、宜蘭で何が起こったのかが刻まれています。
記念物は景観と芸術が結合したもので、建築物の上方から流れてくる水がガラスの後方に水幕を作り、中に入った参観者は沈黙と反省の境界に導かれるという作用がありました。地面は元々浅い池で静かな水面下に鋭い岩があり、岩が無実の犠牲者の叫びや苦しみ、痛みを表しているというものでしたが、10年以上経って池は干上り、水面下の岩が露出しています。ナビが訪れたのは、3月上旬。2月28日に訪れた人がいたのでしょう。水がない池の片隅には黄色い百合の花が置かれていました。
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スポット登録日:2015-07-06