「開運なんでも鑑定団」ですごいお宝を披露してくれた張さんご夫婦のお屋敷におじゃましま〜す!そこはなんと私設美術館を併設するお宝の宝庫なのでした…
こんにちは、台北ナビです。
日本ではすでに放映済ですね。台北ナビでも「
ほっと台北」にて収録におじゃました模様をちょこっと掲載しました。台湾での放送はいつなのかしら…?(誰かご存知の方はいますかー?) え、何の話だって??いや、何…、日本ではTV東京系で放映中の「開運なんでも鑑定団」のお話。番組内でも特に人気を集める「出張!なんでも鑑定団」のコーナーですが、なんと台湾にやってきたのですよ!!ナビもその収録見学に行ってまいりました、今日はその模様をレポート…ではなく、その中でとんでもないお宝を披露してくれた張さんご夫妻を会場内でキャッチ。だって番組内では「もっとたくさんのモノが家にはあるんですよ」なんて涼しげにいってたんですもの。かねてより、台湾の豪邸に興味があったナビ。きっとすごいところに住んでいるに違いない…と、さっそくご自宅見学の取材を申し込み、本日レポートするに至ったしだいであります(^−^)v
台湾での収録はいかにも「タイワ~ン!」な趣でデーンとそびえ立つ
圓山大飯店で行われました。当日はほぼ満席!という大盛況ぶり。おなじみの中島誠之助さん、安河内真美さんが出張鑑定人として来台。そしてなんと、スペシャルな場所のスペシャルなゲストとして台湾出身のタレント・インリンさんもセクシーなチャイナ服姿で会場に現れました。お宝鑑定を願い出た出場者たちはみな台湾人。でありながら、流暢な日本語を操る方ばかり!というのにも驚いてしまったナビですが、やっぱりこの日1番驚いたのは「お宝予想額100万円、これでワインやシャンペンを冷やして日常で使っています」といって披露した中国の3本足の壺(?)…がなんと、鑑定後には10倍の1000万円に跳ね上がっていたこと!えええ、こんな高級なものを日常使いに…!?しかも続くトークでは鑑定士の中島先生とお知り合いの様子。「家にはもっとたくさんの品があるんですよ」なんておっとりとおっしゃる張夫人。ムムム。これはぜひお近づきになりたい!と収録後にお声をかけたしだいであります。
さて、張さんご夫妻から正式にオファーをいただき、晴れてご自宅へおじゃますることになったナビ一行。台北から高速にのり、古い町並みで有名な三峡を経由し、向かうこと1時間ほど。道はしだいに山へと上る坂道に…なってきたな、というころに現れるのが1本の橋。この「日新橋」が高級別荘地「鴻禧山荘」への入口となっています。こちらには、李登輝元総統をはじめ、台湾の有名人・著名人(いわゆる超お金持ち!) の別荘が集まります。ただし、中にはホテル(台湾版「花より男子」のロケにも使われた!) やゴルフコース (ヨーロピアンサーキットなど世界的なゲームが行われ、タイガーウッズもプレイした!) もあり、「寄暢園に行きたいです」なんていうと、守衛さんもあっさり笑顔で通してくれました。
別荘地内の中でも一、二を争う広大な敷地に建つご自宅は、なんと私設美術館「寄暢園」を併せ持つ、凡人ナビはちと唸ってしまうようなところ。この「寄暢園」には約10万点というコレクションがあり、実際にはご夫婦でさえ把握しきれてないのだとか。「倉庫を整理しているのですが、何年かかっても終わらなくて…」と微笑を浮かべる夫人。さっそく、ナビ達も見学へと繰り出したのでした。
1階、そして2階…、膨大な数のコレクション。ご夫婦の案内もあり、倉庫らしき場所にも足を踏み入れさせていただきました。すると、なるほど、「整理中」というのがうなずけマス、まだ箱の中…という品々が山となっていました。「これは茶器。文化革命の頃に香港から運んだままになっているんですよ…」お茶好きナビはその言葉に目を輝かせていました…。
「ここは浮世絵の掛け軸。日本の美術館からそのまま引き取ったから、きれいに整理されていますよ。すごくいいものよ、まとめて引き取ってくださる方だけにお譲りしようと思っています」お譲り…って販売しているんですかー?「ほぼすべてが売り物ですよ。」と言われ見てみると、どちらにも丁寧に値札がついています。そう、ここは美術館でありながら、骨董ショップでもあったのです。
売ります、お宝!
ン百元のモノ~お値段のつけられないモノまで
「寄暢園」にはさまざまな種類の芸術品が置かれ、販売されています。中国のモノ、西洋のモノ、そして日本のモノ。ジャンルも実に幅広く、書画、版画、置物、磁器、陶器…。ただ、ただ、ご主人の趣味の広さ、目利き加減に驚くばかりです。
「好きな人には宝、そうでない人にはガラクタも同然ですよ…」と笑うご主人、張允中さんは台湾中部・大雅のご出身。コレクションは8歳のころ、元々ご家族・ご親戚が代々集めてきたものを「相続」という形で受け継いたのが始まりといいます。その後、自身でも骨董を収集するように。「宝をたくさん買うと、目が肥える」そうして、いらないものを売るために店を開きました。実は、東京・麻布でのこと。この「有駕堂」を通じ、先の中島誠之助さん(実際はそのお父さん)と知り合ったそうです。
「多くの授業料を支払い、美術書では学べない『本物を見る目』を養ってきました」というご主人。なるほど、コレクションの幅が広いのが頷けます。その後1994年に台湾に戻りこちらの「寄暢園」を開設したのだとか。こちらでは張さんがコレクションした世界中のお宝が見学できるとともに購入もできるシステムになっています。手軽に購入できるン百元のモノ~とんでもないお宝まで!美術館でありお店でもあるので、「触れてはいけません!」などということなく、自由に見学&買い物ができます。莫大な数を抱えているので、きっとこの手のモノがお好きな人には1日あっても足りないくらい!かもしれません。美術館のようにきれいに陳列されているものもあれば、骨董屋さんのように埋もれているお宝まで。宝探し気分で楽しめる場所なのです。
1枚1枚手にとって見られます
残念なことに、目利きでも芸術に深いわけでもないナビは張さんご夫婦のコレクションを上手にお伝えすることができず、歯がゆい思いです。ここはぜひ、「寄暢園」を訪ね、時間が許す限り、お宝の山に埋もれて欲しい、そう思うのみでありました…。
以上、台北ナビでした。
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