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阿里山森林鉄道で、北門駅から2つ目の竹崎駅。わずかに残っているヒノキ造りの木造駅舎の1つです

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竹崎駅は竹頭﨑として1912年設立、1920年に竹崎に改称。貨物運輸や機関車調整を行っていた重要な駅でした。機関車の車両方向調整を行うため、デルタ線の特殊設計が組まれました。現在は使用されていませんが、観光客にデルタ線の原理を説明する解説板が設けられています。
1933年、嘉義~竹崎の区間車が開通しました。1937年から1938年にかけて嘉義―北門間に栄町、北門―湾橋間に盧厝・崎下、湾橋―鹿麻産間に朴子埔、鹿麻産―竹崎間に新竹崎の5駅が新設され、途中市民の通勤に便宜に合わせて榮町(北興街)と盧厝などの小さな駅にも臨時で停まり、北門駅の煩雑さを同時に軽減させていました。阿里山森林鉄道は、北門→鹿麻產→竹崎を過ぎると、一路阿里山まで山登り状態に入ります。そういう意味では標高127mの竹崎は、阿里山森林鉄道の平地最後の駅とも言えますね。
北門、鹿麻產と同様、竹崎駅も阿里山森林鉄道上でわずかに残っている完全なヒノキ造りの木造駅舎の1つで、明るい色に塗られていますが、古風で素朴な外観にはその保存価値が感じられます。切符販売口は今現在も使用されています。その昔、駅前には嘉義郡警察課竹崎分室ほか郵便局、庄役場、旅館、運送店、食堂、商店などがありました。現在の駅前には、広大な公園が広がっています。園内には2つのつり橋があり、千禧吊橋は全長125m。もう一つの弘景橋は、高さ19m、橋の長さは206m。国内ではかなり長い吊橋のうちの2つです。北門駅から竹崎駅は30分。バナナやビンロウ、とうもろこし畑が見られるのどかな風景で、箇所によっては家屋も間近、木々もかなり鉄道沿いまで茂ってきていて、列車はバシバシと葉っぱにしばかれながら進んでいきます。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2013-03-07

スポット更新日:2017-02-06

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