MRT信義線開通とレンタサイクルYouBikeの利用で、ますますアクセスしやすくなった公園へ!!
こんにちは、台北ナビです。
台北市の中心部にある、緑豊かな大安森林公園。「台北の雑踏も楽しいけどちょっと疲れたわ」という方、都会のオアシスでひとやすみしてみてはいかがでしょう?公園には今、話題のレンタサイクル(YouBike)のレンタル所が隣接し、大安森林公園に直結するMRT信義線も開通しました!
今回は交通が便利になった大安森林公園をご紹介いたします!
台北市中心部にある市内最大規模の公園
大安森林公園は、観光客に人気の永康街の近くにあります。
そして、信義路、建国南路、新生南路、和平東路の4つの大通りに囲まれています!
南北約800メートル、東西約400メートルの台形型で、その広さは約26ヘクタールにおよぶ市内最大規模の公園なのです。
お天気のいい日は、芝生が気持ちいい♪
交通量の多い大通りに囲まれた公園ですが、園内に一歩足を踏み入れれば外の喧噪がうそのよう。静かで鳥のさえずりが聞こえ、のんびりとしています。とても広いので周りに視界を遮るような建物もなく、上を仰げば一面の青空。台北市内にもこんなところがあったのだな~と驚いてしまうほどです。
実は開園は1994年3月と比較的最近。そのため、園内はきちんと整備されています。毎日の掃除も行き届いていて、気持ちよく過ごせる公園です。大流行したドラマ「流星花園」(花より男子)のロケ地としても知られています!
レンタサイクルでアクセス簡単
今回、とくに注目したいのがこれからますます便利になる公園へのアクセス方法。 公園に行くにはMRT「大安」駅で下りて徒歩で約10分でしたが、これからはこんな風になります!
まずはレンタサイクル。すでに台北ナビでもお伝えしたYouBike(詳しくはこちら)
YouBikeのレンタル所が公園の周りに3箇所あります。
場所は、信義路沿い、信義路と建国南路の交差点付近、新生南路と和平東路の交差点付近。
ほかの観光地からここに乗ってきて、このレンタル所で返却してから公園内を散策するもよし、公園でひとやすみしてからレンタル所で自転車を借りてどこかへまた観光に出かけてもよし。
使い方次第でとっても便利です。
ここで注意事項をひとつ。公園内は自転車の乗り入れは禁止です。
レンタサイクルの乗り入れはルール違反ですので、ご注意くださいね!
MRT信義線「大安森林公園」駅完成
長らく工事の続いていたMRT信義線ですが、ようやく11月24日に開通となりました!
開通後は、「中正紀念堂」駅から「象山」駅の信義路下6.4キロメートルを走り、その間に位置する「大安森林公園」駅でも停車します。
地下の駅から出口2、3、4、5に出てくると、公園に直結。とっても便利です。そして、出口3の付近には「下凹式庭園」という地下から吹き抜けになっている素敵な庭園ができていて、この庭園の階段を登っていっても公園に行けるようになっています。
出口2、3、4、5ならどこに出ても迷うことなく、ばっちりたどり着けますので、安心です。
前置きが長くなりましたが、さっそく園内を見てみましょう。
公園には複数の入り口があり、どの通りからやってきても入れるようになっています。
まずはMRT「大安森林公園」駅の出口2、3、4、5から公園に入ってきたところの、北側のゾーン。
カラフルな子供の遊び場が目に飛び込んできます。小さい子供用と、大きい子供用の遊具があり、幅広い年齢で楽しめるようになっています。また、日本ではよく見かける砂場も台湾では少なめですが、ここには砂場も。週末ともなれば、遊具も砂場もびっくりするくらいの混雑ぶりなので、週末に訪れる方はかなりの覚悟が必要ですよ~。
そして、遊具場の南側に隣接するように広々とした芝生が広がっています。
日差しが強くなければピクニックにも最適な場所です。
そのお隣にはローラースケート場やバスケットボールのコートも完備されていて、週末にはスポーツを楽しむ市民で賑わいます。
台湾の鳥や植物
アクティブゾーンを抜けてどんどん歩いていくと、「生態水池」が見えてきます。ここの特徴は多くの種類の鳥類を近くで見られること。鳥の名前と説明を書いた看板があるので、ゆっくりと鳥の観察をしてみるものいいかもしれませんね。
また、この公園には鳥だけではく、植物の名前も随所に書かれています。なんだかとっても南国らしい木があったり、真っ赤な文字で「有毒植物」と書かれた木があったり。この木、一見普通の木にも見えますが「触るな、食べるな」と書いてあります。一応、鎖の中に立っていますが、大丈夫なの??と少し心配です。でもこんなに間近に見られるのは貴重な体験かもしれません!
ほかにも台湾らしい植物がいっぱい。植物に造詣の深い方や興味のある方は参考になさってはいかがでしょうか?
健康歩道、やってみる?
台湾ならではなのが、「健康歩道」。コンクリートに埋め込まれた無数の石が足裏を刺激。裸足で歩いてみると、気持ちいいというよりもかなり痛いです。旅の記念に、一度くらいは試してみるのもいいかもしれませんね。
中央西側には、約900人を収容できる大型ステージがあり、芸術公演を行うことができます。普段はあまりイベントは行われていないようで、お芝居のお稽古などをしている方をよく見かけます。このステージでは毎年ジャズコンサートが開かれ、多くの人でにぎわいます。
そして、その一帯はヤシの樹が並んでいるエリア。
青空になびくヤシの木を見ていると、なかなか台湾らしくていい感じ。
散歩コースとしても人気のエリアです。
ナビが歩いていると、リスが登場!!
人に馴れているようで、至近距離でカメラを向けても動じることなく、戯れていました。
朝の太極拳を見たかったら中央・南ゾーンへ!
台湾の朝と言えば太極拳!!とよく言われますが、実はナビ、見たことがありませんでした。これはせっかくの機会だと思い、早朝の公園に出かけてみることに。
本当にやっているのかな…と、ちょっと半信半疑で午前6時半過ぎに到着。公園には早朝から精力的にウォークングやランニングをする人がたくさんいらっしゃって、びっくり。そして公園の中央付近で太極拳をしている方々を発見!!
本当に太極拳なさっているのですね。
辺りには中国楽器の緩やかな音楽が流れ、それに合わせたゆったりとした動き。見ているだけでも癒されますよ。皆さん、だいたい6時ごろから9時の間に公園の中央から南側のあたりで太極拳をなさっているそうです。ほかにも気功や体操をしているグループがあったり、瞑想をしている方がいたり、見ていて飽きませんでした。早朝から営業している台湾式の朝ご飯屋さんで豆乳や台湾式おにぎりを買って、太極拳を眺めながら朝ご飯を食べれば、なんだかとっても「台湾らしい」旅になりそうですね。
週末には近くで建国假日(週末)花市が開催
週末には近くで建国假日(週末)花市が開催。
公園北側から南側に向かって紹介してきましたが、最後に公園をぐるっとほぼ一周する、散歩とジョギング専用の林間歩道に触れておきましょう。
歩道は土が敷かれていて、足を痛めることなく、ランニングやウォーキングを楽しめるようになっています。そして何よりうれしいのが、歩道はちょうど木々に覆われているので、台湾の強い日差しを気にすることなく、散歩やジョギングを楽しめること。木立の中を走れば、気分も爽快ですね。
こちらの公園、中には自動販売機が数台ありますが、売店などはありません。途中、飲み物や食べ物が欲しくなったら、いったん外に出て買いにいかないといけません。広くてなかなか大変ですので、訪れる前に近くのコンビニなどで飲み物などを準備されることをおすすめします。
週末には、この大安森林公園の東側の建国南路高架下では建国暇日花市・玉市が開かれています公園を出てすぐなので、週末にもし行かれたなら立ち寄ってみるといいですよ。
以上、台北ナビでした。