グレードアップ!床全面が透明になったキャビンがあります~
こんにちは、台北ナビです。手軽にお茶処猫空へアクセスできる足として、またロープウェイ自体が観光の目玉として人気の「猫空ロープウェイ」。ナビも久しぶりにロープウェイに乗りに、猫空へ出掛けてきましたよ。
●基本情報
まずは基本情報からご案内します。
運行時間:9:00~21:00(金曜9:00~22:00、土曜8:30~22:00、日曜8:30~21:00)
※月曜はメンテナンス日のため、終日運行なし(ただし、国定休日にあたる場合は順延)
チケット代:70~120元(乗車区間により異なります)
詳しくは…
・チケット購入はとっても簡単
駅数も少ないし、どこの駅まで乗ればいくらになるのか、券売機には大きく書かれているのでわかりやすい!購入手順も番号に沿っていけばいいだけ。まずは、いくらのチケットを買うか、その金額を押し、その後枚数を。そして、お金を投入…ほら、買えちゃった!と、こんな具合です。また、悠遊卡(Easy Card)を持っていれば、混んでいる券売機に並ばなくていいし、そのまま改札を通れるので、さらに便利ですよ。
チケットは改札に投入します
|
|
悠遊卡はここにかざせばいいだけ!
|
それにしても、チケット代金安いと思いませんか?日月潭のロープウェイと比べると一目瞭然!あちらは全長1,877m、こちらは、4,033m!と倍以上の長さにも関わらず料金は1/10程度の30元~。これはありがたいですよね!
・混雑時は最新ナンバー待ち制度
復活当初から比べるとだいぶ緩和されてきましたが、それでも休日ともなると混雑するのが現状。休日は1日約2万人が!平日でも6~7千人が乗車しにくる人気ぶりなんです。とくに、動物園駅では行列に何時間に並ぶハメになることも…そんな時のために、効率のよいナンバー制度を導入しました。駅に入場してもよい時間が書かれた紙が発行されます。それまでは、ずっと並んでいるのではなく、近くをブラブラしていてヨシ。これは気が楽ですね!書かれた時間内に入場し、その後チケットを購入します。時間は10分を過ぎてしまうと、再発行になってしまうので、その点は注意。
猫空ロープウェイについて
キャビンには可愛いイラストがラッピングされています
「猫空ロープウェイ」はフランスの「POMA」というロープウェイシステムを導入しています。
行程全長4,033mの中に
、「動物園」駅(海抜24.1m)、
「動物園内」駅(95.5m)、
「指南宮」駅(264.3m)、
「猫空」駅(299.3m)の4つの下車駅があります。動物園駅と猫空駅の海抜高度の差は275.2mにもなります。
また、特徴的なのが、ロープウェイが通るルートがL字型になっている、という点。普通は山を越えながら一直線で進むイメージですが、そうではないため、急激な角度変化に対応するよう、途中下車できない駅を2つ通過するんです。
動物園駅から猫空駅までの乗車時間は20~30分、速度は3~5m/秒。ひとつのキャビンには8名まで乗車可能です。車イスやベビーカーもOKです。
キャビンは全部で130個、そのうち34個が床全面透明になっているクリスタルキャビンが!平均2~4分間隔に1個クリスタルキャビンが流れて来るそうです。足下がすけすけなんてこわ~い!!でも乗りた~い!人は現地での指示に従ってくださいね。
クリスタルキャビンに・・・!
途中こんなのも発見!工事用らしいのですが、透明キャビンより確実に刺激的!(もちろん乗車できません…)
ナビは念願の透明キャビンに乗り込んでみました!いよいよ出発~。ここでひとつ。実はナビ、高所恐怖症なんです…なので、いつもロープウェイはわざと夜に乗っていたくらいなのですが…大丈夫かなぁ。なかなか下が見られないナビとは違って、みんなはひたすら下を見て楽しんでいます…最初はあまり高さがないのですが、どんどん森の中へ入っていく感じで、高さが出てきます。すると、遠く左手に木柵市内と台北101ビルも小さく顔を出しました。次の駅「指南宮」駅までの間にある42と41番柱の高度落差が最大で、その距離101m!みなさん、47本ある柱にもそれぞれ番号がふってありますので、注目してみてください。
「指南宮」駅を出ると、眼下には建物がぎっしりと広がり始めます。その後、急激に下がって行くのがわかり、途中、左手にL字に折れたあとのロープウェイが見えてきました!
動物園駅
到着後は、動物園駅とその周辺をチェックしてみました!まず、駅脇の4階建てのビル1階には「遊客中心(ビジターセンター)」と「台北捷運商品館」が。ビジターセンターでは、各種パンフレットを入手することができます。日本語のものが少ないのがちょっと残念…
商品館では猫空ロープウェイグッズがずらり!その数200種以上。Tシャツやストラップなどがたくさん並んでいました。猫空オリジナルキャラクターのMちゃん=猫(Mao)、Kちゃん=空(Kong)、茶ちゃん(猫空はお茶が有名)のグッズも大人気とか…
(「台北捷運商品館」の営業時間はロープウェイの運行時間と同じです)
また、このビル内にはキレイな授乳用の個室があるんです。赤ちゃん連れにもやさしいサービス。さらに、上の階には知る人ぞ知る展示室が!視聴室では猫空付近の観光情報ビデオを見ることが可能(中国語)。その隣には、写真や模型などで猫空ロープウェイについて学ぶことができます。興味がある方はもちろん、待ち時間の際訪れても楽しめますよ。
駅を挟んでビルの反対側には「水舞劇場」という噴水池があります。30分に1回の噴水ショーは子供に大人気だそう。池の周りには安全センサーがあり、中には入れません。夜はライトアップされ、それはそれはキレイなのだとか…それを見てから→ロープウェイに乗って→猫空でお茶、こんなデートプランどうですか!?
ふたたび上り始めたナビたち。今度は途中駅にも注目してみることに…
「動物園内」駅は、もちろん下車して動物園に入園することができます。入園は16時までなので要注意。駅から20分に1本シャトルバスが出ていますので、それに乗り好きな所で下車できます。(ひとり5元)
続いては「指南宮」駅で下車してみることに。駅内には韓国のカフェがありました。ここでひと息ついた後、「指南宮」までも歩いてすぐ、ということなので行ってみましたよ。想像以上に大きくて豪華なのでビックリ!生まれ年ごとに神様が分かれているので、自分の神様を探してお参りしましょう。実は、この「指南宮」。巷で広がるジンクスがありまして…カップルで訪れると別れてしまう、とか!?実際訪れて、結婚したカップルもいるので定かではありませんが…。
「指南宮」全景。左にロープウェイが見えます
景色サイコー!
さぁ、それではまっしぐらに猫空を目指しましょう。「指南宮」駅からは本当にあっという間。緑が深くなってきたら、そこは猫空です。
猫空駅にもビジターセンター、売店があります。こちらの売店はグッズなどの販売はなく、おもに食べもの中心のおみやげやさん。その場で食べることができるアイスクリームやソーセージも売っています。
さて、猫空には本当にたくさんの茶芸館があります。のんびりお茶を飲みながら景色を楽しむのはもちろんですが、近くには自然いっぱいの「樟樹(樟脳)歩道」という歩道があり、茶畑を眺めながらウォーキングもできるのです。40分近い道のりなので、結構な運動量になりますよ。9:30~16:00までの1時間間隔でガイド付きの歩道散策もあります。10名以上の団体は猫空団体解説ガイドの申請も可能だそう。
また、茶芸館は朝までの営業や24時間の所も多いです。が、ロープウェイの運行が21:00まで(金土でも22:00まで)と比較的早い時間に終わってしまうのが気になる方は、バスの利用がいいですよ。猫空エリア内の循環バスと、下山できるバスとがあります。下山バスは24時まであるので、夜遊びしたい方は先に時間と場所をチェックしておきましょう。
さー、楽しかったショートトリップもこれにて終了。ナビはこのあと茶芸館の取材へと出掛けましたが、いろんな遊び方ができるのが魅力。昼間は動物園で遊び、夕方から猫空へ、お茶とご飯を楽しんで下山、というのもいいですし、夕方から夜にかけてお茶を飲みに行くだけでも十分楽しめますよ!みなさんも「猫空ロープウェイ」を組み込んだ、お気に入りのコース見つけてみてくださいね!
以上、台北ナビでした。