台北の入り口!中長距離バスターミナルはバス乗り場だけでないエンターテイメントな複合ビル
こんにちは!台北ナビです。2009年8月、台北駅の北口に長距離バスのターミナルが完成。地下では高鉄・台鉄・MRT各線と直結し、ターミナルビルはムービーシアターも兼ね備えたエンタテイメントビル、複合ターミナルとなっています。それでは、ご案内してゆきましょう。
将来は複合施設に成長か?
1階がチケット売場とお土産店、2~4階が乗車・下車ターミナルとなっていて、5~6階にVie showムービーコンプレックスほか、地下にフードコートを併設した台北鉄道駅との連絡通路があります。このビルは隣にホテルやショップモールQスクエアなどがあり、台北駅前の一大商圏となっています。
各バス会社、サービスの違い
さて、こちらのターミナルには台湾最大の路線数を誇る統聯客運のほか、台南など南部路線に重点を置く和欣客運、ALOHA客運や、台湾東部の宜蘭県エリアの路線を走る葛瑪蘭客運(Kumalan)バスなど、それぞれが独自のサービスを競っています。元は国営だった國光客運の路線は、このターミナルに限っては、苗栗以北の路線だけ。ほか台中以南の各路線は、依然として独立したターミナルで発着しています。また、桃園空港行きのリムジンバスも、台北駅西寄りの國光客運東站から発着することに変わりありません。
新ターミナルまでの歩き方
このバスターミナルと台北駅とが地下の連絡通路でつながっています。地下の表示にしたがって進めば容易にたどり着くことができます。Taipei City mallのY1出口が正面玄関。もしもわからなくなってしまったら、一度外へ出て、巨大な台北駅ビルの北口にあるY4・Y’6・Y8から地下に入り、市民大道を挟んだ向いのY1出口に出るのが、分かりやすいと思います。
バス利用は、新幹線や鉄道などよりバジェットがたいへん抑えられるため、根強い人気があるようです。時には、地元の人の気分でサクッと利用してみては。では、台北ナビがお届けしました!
台北轉運站(台北新バスターミナル)に乗り入れしているバス会社一覧
★統聯客運 (Ubus)
http://www.ubus.com.tw/
行き先:台中、彰化、鹿港、嘉義、台南、高雄、屏東など台湾地方都市各地
元国営だった国光客運と肩を並べるくらい路線が充実しているのが統聯。国光客運が路線を出していない地方都市にも乗り入れているので、地方出身者にとっては馴染みのあるバス会社です。緑の車体が目印。
★ 國光客運
http://www.kingbus.com.tw/
行き先:新竹、竹東(関西・龍潭経由)、竹南、 苗栗
元国営だけに、専用ターミナルがあるなど、システムがしっかりしています。2009年現在、國光客運は台北駅周辺に4つのターミナルがあり、西ターミナルからは台中以南の路線、東ターミナルは基隆と桃園国際空港行き、重慶北路の旧総合ターミナルから金山・羅東・蘇澳・桃園・中壢行き、そして新しいターミナルは新竹県と苗栗県行きの路線とそれぞれ分かれています。
注:国光客運の金山・羅東・蘇澳・桃園・中壢行きなど、一部の路線は
従来の重慶北路のターミナルから発着していますので、ご注意ください。
(2014年9月現在)
★阿羅哈客運(Aloha bus)
http://www.aloha168.com.tw/
行き先:高雄、嘉義、台中
路線は限られていますが、アロハバスは、サービスレベルが高いことで人気のバス会社。バスに乗込む女性乗務員がいたり、無料の水の配布や毛布の貸出しサービスまで。映画も見られるミニ液晶モニターがあり、シートも広いのが特徴です。
★和欣客運(Ho-Shin bus)
http://www.ebus.com.tw/
行き先:台南
クリームレッドがトレードマークのバス会社は、台南行きに特化した路線を扱っています。こちらの会社もアロハと同様に、大きくて豪華なシートと、液晶モニター付という豪華なサービスで、人気を続けています。
★ 葛瑪蘭客運
http://www.kamalan.com.tw/route.php
行き先:宜蘭・羅東
バス会社としては新参ですが、新しい車体が多いことと、東台湾というこれまで未開の路線を走る豪華バス会社として成長しました。台北から宜蘭までは高速道路がつながっているので、所要時間も短縮しました(が、週末などは渋滞することもありますのでご注意ください)。
★ 豪泰客運 新竹行き
★ 三重客運 新竹行き
★ 豊原客運 台中・豊原 行き