台北のランドマーク 豪華絢爛な龍宮「圓山大飯店」で思い出に残る台湾旅行を!
こんにちは、台北ナビです。
台北盆地の北側の高台にそびえ立つ絢爛豪華な宮殿のような「圓山大飯店(グランドホテル台北)」。今や台北のランドマークの1つともいえ、一度は泊まってみたいホテルとして挙げられることも多いですよね。台湾で初めての5つ星ホテルとして、今まで数々の要人たちをもてなしてきた圓山大飯店。長い歴史と伝統を守りつつ、お客様の快適なステイのために、今もあくなき進化も続けています。今回はナビと一緒に新たな魅力いっぱいの圓山大飯店の扉を開けてみましょう!
圓山大飯店までは無料のシャトルバスで!
MRT圓山駅前のシャトルバス乗り場
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圓山大飯店本館前のシャトルバス乗り場
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高台に位置する圓山大飯店ですが、ちょっとMRTの駅からは離れています。まずはどうやって行ったらいいの?という疑問を浮かべる方も多いはず。でもご安心を!圓山大飯店へは、便利なホテルシャトルバスを利用しましょう!圓山大飯店とMRT圓山駅を結ぶホテルの無料シャトルバスが、朝は6時台から、夜は22時まで、約30分間隔で運行しています。MRT圓山駅のバス乗り場は出口1を出てまっすぐ進んだところのバス停です。圓山大飯店のバス乗り場は本館正面玄関の前にシャトルバス乗り場があります。
また、士林夜市の最寄り駅、MRT剣潭駅とホテルを結ぶシャトルバスも運行しており、観光スポットへのアクセスも便利ですよ!(
シャトルバスタイムテーブル )
本館ロビー(写真提供:圓山大飯店)
圓山大飯店の始まりは、 1952年、蒋介石夫人の宋美齡氏が設立した財團法人台灣敦睦聯誼會の「台湾大飯店」です。台湾初の5つ星ホテルとして世界の要人たちをもてなすために建てられました。それ以前にはここに、1901年に創建された台湾神社(後に台湾神宮)があり、現在も入口部分に狛犬が鎮座し、名残をとどめています。
1956年には現在の金龍廳の部分、1963年の大改装にて現在の麒麟廳となる部分が完成し、その際に避難用の地下トンネルも作られたと言われています。1973年には現在の本館部分となる14階建ての宮殿式建築の建物が完成しました。現在に及ぶまで70年近く、各国元首、使節、政府要人、著名人など2000名以上をもてなし、台湾の重要な歴史の目撃者となってきました。
台北盆地の北側に位置し、下に基隆河、そして後ろには陽明山を望んでいます。中華式の豪華絢爛な宮殿式の建物の中には、龍のモチーフをたくさん取り入れ、その数はなんと20万匹以上にも及ぶとか。(そして多すぎて正確な数は誰も数えられていないそう!) 数え切れないほどの龍の装飾から、圓山大飯店は別名「龍宮」という名でも知られてきました。
本館ロビー、天井の中央には梅の花の形をしたデザインがあり、梅の花の中には5匹の龍が描かれています。これは「五福臨門」と言って、幸福を招くシンボルでもあります。ホテル内の至る所には、縁起のよいモチーフが隠されており、館内を見学して回るだけでも1日では足りないほどです。
圓山大飯店にリーズナブルに泊まれるルームタイプから、シティビューの豪華な客室まで!
1967年には、アメリカの「Fortune」誌にて世界10大ホテルに選定されたこともある、台湾を代表する5つ星ホテル。大都市台北の中にありながらも、静かで緑に囲まれた特別な都会のオアシスでもあります。圓山大飯店の醍醐味であるシティビューの部屋からは、昼、夜の台北を一望できます。
客室設備
14階建ての本館は2階から9階までが客室フロア、そして本館の後ろにも別館の麒麟廳と金龍廳があり、全体で約500室の客室を有します。ゴージャスな館内は記念日旅行などの特別な思い出としてだけでなく、安全性や客室数の多さで、団体旅行や修学旅行の宿泊先としても長年利用され続けています。全室バスタブ、ウォシュレットトイレ付き。客室は階層、ビュー、ファシリティなどによって11のカテゴリーに分かれています。
2015年に館内の大きなリノベーションを完了しており、室内はモダンで使いやすいデザインとなっています。悠久の歴史に思いをはせながら、贅沢な時間を過ごせます。
【洗面】
広くて使い勝手の良い洗面台
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リノベーション済なのでモダンな設備です
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パナソニックのドライヤー完備!移動式でさらに使いやすい
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バスタオルとフェイスタオル
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【バスルーム】
全室バスタブあり
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身長160㎝のナビが脚をのばしてゆったりできるサイズのバスタブ
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【アメニティ】
歯ブラシ、櫛、シェーバー、シャワーキャップ
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オリジナルのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ
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【クローゼット】
【ベッドルーム】
客室情報
Economy Room(エコノミールーム/精緻無窗客房) 参考画像: 418、421号室
本館の2階~9階にある窓のないインサイドルームタイプ。窓がないため、ほかの部屋よりもリーズナブルな価格設定になっており、予算は低めに圓山大飯店に泊まってみたいという人に好評のルームタイプです。約6~8坪の部屋はゴールと赤、木目調を基調としたモダンチャイナ風デザインです。一番スタンダードなカテゴリーの部屋ですが、浴室はバスタブ付きでシャワーエリアとバスタブがセパレートと大変過ごしやすい設計です。同じカテゴリーでダブルベッド1台(ベッド幅140㎝)もしくはツインタイプの部屋があります。エキストラベッドの追加は不可です。
Deluxe Room (デラックスルーム/豪華客房) 参考画像: 439号室
本館の2階~6階にある山側向きの部屋です。マウンテンビューのためシティビューよりはリーズナブルな価格設定になっています。約10~14坪の広さで、ダブルベッド (ベッド幅140㎝)が2台、もしくはシングルベッド2台のツインタイプがあります。エキストラベッドは1台まで追加可能です。こちらもシャワーブースとバスタブはセパレートになっています。
Horizon Room (ホライズンルーム/天際客房) 参考画像: 436号室
本館の2階~6階にあるシティビューの部屋です。圓山大飯店宿泊で思い浮かぶ、一番イメージが強いのが本館のシティビューお部屋。圓山大飯店王道の部屋タイプです。部屋のファシリティはデラックスルームと同じで、約10~14坪の広さで、ダブルベッド (ベッド幅140㎝)が2台、もしくはシングルベッド2台のツインタイプがあります。エキストラベッドは1台まで追加可能です。シャワーブースとバスタブはセパレートになっています。
Prestige Deluxe Room (プレステージデラックスルーム/菁英豪華客房) 参考画像: 739号室
本館の7階~9階にある山側向きのマウンテンビューの部屋です。約10~14坪の広さで、ダブルベッド (ベッド幅140㎝)が2台、もしくはシングルベッド2台のツインタイプがあります。エキストラベッドは1台まで追加可能です。こちらもシャワーブースとバスタブはセパレートになっています。プレステージルームのカテゴリーから室内の備品がグレードアップします。
Prestige Horizon Room (プレステージホライズンルーム/菁英天際客房) 参考画像: 736号室
本館の7階~9階にあるシティビューの部屋です。部屋のファシリティはプレステージラックスルームと同じで、約10~14坪の広さで、ダブルベッド (ベッド幅140㎝)が2台、もしくはシングルベッド2台のツインタイプがあります。エキストラベッドは1台まで追加可能です。高層階の部屋からのシティビューはさらに絶景です。
Prestige Horizon Suite (プレステージホライズンスイート/菁英天際套房) 参考画像: 753号室
本館の7階~9階にあるシティビューのスイートルームです。約20坪の広さで、ダブルベッド (ベッド幅140㎝)が1台の部屋で、エキストラベッドは1台まで追加可能です。リビングルームと寝室がセパレートになっています。ホテルステイをゆっくりと満喫したい人におすすめです。
Prestige Corner Suite (プレステージコーナースイート/菁英環景套房) 参考画像: 806号室
本館の角部屋のスイートルームです。約28坪の広さで、キングサイズベッド(ベッド幅210㎝)1台、もしくはダブルベッド (ベッド幅140㎝)が2台の部屋で、エキストラベッドは1台まで追加可能です。リビングルームと寝室がセパレートになっており、リビングルームと寝室はどちらもベランダ付で、様々な角度から台北の景色を楽しむことができます。
Chi Lin Pavilion Superior Room(麒麟廳スーペリアルーム/高級客房) 参考画像: 1206号室
本館だけでなく、麒麟廳に位置するスーペリアルームも見せてもらいました!約10~12坪のお部屋で広々としています。大きな窓からは木々の緑が見え、都会にいながらもまるでリゾートを訪れたかのような解放感があります。ダブルベッド (ベッド幅140㎝)が2台に、エキストラベッドの追加もできるので、ファミリーでの利用にもおすすめの部屋タイプです。シャワーブースとバスタブはセパレートになっており、バスルームの使い心地も快適です。
台北きっての広さを誇る圓山大飯店は、本館の他に、金龍廳、麒麟廳と別館があり、迷子になってしまうお客様も多いんだとか。館内にレストランが5つ、そして麒麟廳には24時間営業のコンビニエンスストアやカフェもあります。
【本館】
本館 1階:松鶴レストラン
様々な料理を楽しめるブッフェ式レストラン。宿泊者の朝食会場もこちらのレストランです。
本館 1階:圓苑レストラン
圓山大飯店を代表する浙江料理レストラン。
本館 1階:ガーデンカフェ
ロビー横に位置するカフェスペース。最近販売を始めたオリジナルのタピオカミルクティー「圓山圓珍奶」(200元)も楽しめます。西門町で人気のドリンクショップ「Chachago」のタピオカを使用し、さらに圓山大飯店のオリジナルブランドの台湾茶を使用と、とても贅沢なタピオカミルクティー。絢爛豪華なロビーで、味わうタピオカミルクティーは格別です!
本館 1階:グランドステーキ
本格的なステーキが楽しめます。洋食が好みの方におすすめです。
【金龍廳】
金龍廳 V階:理髪室
圓山大飯店に泊まった数々の要人たちも利用した理髪室。蒋経国元総統も定期的にこちらを訪れてヘアカットをしていたそう。李登輝元総統も足繁く通っているんだとか。理容師の邱炎鐘さんはオープン以来、ずっとこの理髪室を守り続けています。日本の岸信介元首相もここを利用したことがあるそうですよ。
カットは600元~
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オープン当初から使っているホットタオルの機械
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金龍廳 V階:金龍レストラン
圓山大飯店一の人気レストラン。本格広東料理が楽しめます。
【麒麟廳】
麒麟廳 1階:ファミリーマート
2018年12月にオープンしたファミリーマートは、ほかの店舗同様24時間営業のコンビニエンスストアです。台湾の5星ホテルの中にできたコンビニエンスストア第一号店としても注目されています。化粧品を忘れてしまった時やおやつ、ドリンク、夜食を購入したい時にも便利。日本ブランドのおむつや粉ミルクなども置いているので、緊急時にも一安心です。
さらに点心や圓山大飯店名物の紅豆鬆糕をパックにして販売しています。店内には蒸し機も用意しており、すぐに温めて食べることも可能。この蒸し器は台湾で唯一、圓山大飯店の店舗のみにあります。
麒麟廳 1階:Bigtom 第一婦人咖啡
自家製アイスクリームが楽しめるカフェ。コーヒーブレイクにも。
ドリンクやアイスを楽しめます。
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宋美齢氏にちなんで第一婦人という店名に。
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台湾一有名なホテルと言っても過言ではない「圓山大飯店」。芸術性の面でも台北のランドマーク的存在としての重要な建物ともなっており、一見の価値があります。また過去の名声だけに甘んじることなく、お客様の利便性を第一に、サービスや施設の改善にも常に取り組み続けていることも、圓山大飯店が常に台湾トップレベルの人気を誇る理由です。圓山大飯店に一歩足を踏み入れれば、非日常の世界が広がり、本当に宮廷を訪れたかのような贅沢な気分を味わえます。ぜひ台湾旅行の思い出に圓山大飯店に足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、台北ナビがお届けしました。