42F建て高層ホテル、客室は明るく、ビュー最高、細やかなサービスで日本人の長期滞在者やリピート客にも人気です
こんにちは、台北ナビです。
高雄市の四維路の並木道を歩いていくと大きな42F建ての建物が見えてきます。その高層の建物が、今回ご紹介する寒軒国際大飯店。場所は高雄市政府の近くで、夜はとても静かな環境ですが、ショッピング街の「三多商圏」からも歩くこともできます。場所といい、風格といい、高雄を満喫するには申し分のないシティホテルで、長期滞在者やリピーターが多いのもこのホテルの特徴です。
2F部分が吹きぬけになっている1Fロビーは、とても広々とした雰囲気。芸術品のような中華風の趣きある椅子やお花の飾り、オブジェなどが高級感を出しています。ロビーには、ちょうどスーツを来た日本人のお客さんがたくさんいて、日本語が聞こえてきました。ビジネスに利用している方も多いようです。
ロビーの椅子に座っていると、ホテルのスタッフの方が紙コップに入ったお茶を持って来てくれました。こんな細かいところにも気配りがあって、本当にサービスのよさを感じました。
フロント右のコンシェルジェディスクには1台のパソコンがあり、天気予報など各種情報を得ることができます。困ったことは何でも相談できそうないい雰囲気でした。フロントのスタッフもフレンドリーな雰囲気が流れ、我が家に戻ってきたような心地よい雰囲気を感じることができます。
また1F奥には、ベーカリー「逸廊美食屋」があり、パンやケーキなどが売られています。季節によっては、端午のちまきセット、月餅セットなども販売されるそうなので、ぜひのぞいてみてください。(営業時間 10:00~22:00)
今回、館内を案内してくれたのは、ベテランマネージャーで、日本語が上手なリンダさん。とても気さくな方だったので、なんでも相談できる、頼もしいナビゲーターになってくれました。
客室は明るくて景観バッチリ
全部で380室ある客室は、落ち着いたクリーム色の壁とシックな家具で統一されています。全体にじゅうたんと木のあたたかい感じがあり、心が和みます。ホテルが高層で、周囲に採光を遮る建物がないので、光が十分にさしこみ、各部屋は明るく、気分が爽快になります。夜になると高雄の夜景を眺めることができるとのことでした。
各部屋ともアメニティが充実しています。浴衣と使い捨てのスリッパももちろん用意されています。浴室のアメニティーは全てホテルのオリジナルです。お部屋の陶器には蓋碗もありました。ティーパックもジャスミン茶、烏龍茶、コーヒーと各種用意されています。インターネット利用料は200元。DVDデッキは申し込めば借りられるそうです。
客室へのエレベーターは6台
|
|
部屋によっては、こんな素晴らしい景色が!
|
客室の方はどんな感じでしょうか?
落ち着いた各フロアの様子。
絨毯や調度品などが、高級感を醸し出しています。
◆ Standard Single 標準單人房 スタンダードシングル
ベッドの幅は160cmのクイーンサイズ。8坪ですが、一人で泊まるには十分な広さ。なにより明るいのがうれしく、窓側のソファも高級感があふれています。備品は機能的に配置され、ビジネス向け、といった風情のお部屋です。
◆ Deluxe Twin 豪華雙人房 デラックスツイン
◆ Triple
12坪のお部屋にダブルベッドが一台とシングルベッドが一台。
木の大きなクローゼットがあり、伝統的なよいホテルという雰囲気をただよわせています。デラックスツイン以上のランクのお部屋は、浴室内にシャワールームと浴槽が別にあるつくりになっています。2人でも十分な広さのツインで、窓際のソファーから見る景色もきれいです。
暗くしたら、もっと落ち着きます
すっきりとしています
|
|
シャワーブースもあり
|
洗面台も広い
|
|
ゆったりとバスタイム
|
◆ Panoramic King 全景客房 パノラミックキング
ナビおすすめの3面に大きなガラス窓のある11坪のお部屋。窓がとても大きいので、全部のカーテンを開けるとまるで空にいるようなとても幻想的な気分になります。その眺めは青い空、夕暮れ、星空…昼も夜もすばらしく、バレンタインやクリスマスなどはカップルの予約で満室に。せっかくの高雄の夜、こんなお部屋でゆったり過ごしたいですね。
3面が窓なんです、こんな部屋初めて!
夜になってカーテンを閉めたら、またいい雰囲気
こんなに高いと外からも見えない?
◆ Sweet Family 甜蜜家庭房 スイートファミリー
こちらはスイートルーム。お部屋はリビングとベッドルームのふたつに分かれています。ベッドルームには、音楽を聴くためのステレオまで完備されていました。ふたつのお部屋があり、広さも十分なお部屋なので、ホテルでの披露宴の際、お嫁さんのお仕度や家族、友人との面会などによく使われるそうです。
◆Corner Suite 寒軒套房 コーナースイート
接客室もあり、社長レベルの方におすすめというコーナースイート。接客室にはお客様専用のトイレもついているという特別なつくり。棚には壷などの芸術品も並んでいて品格があります。バスローブと浴衣の両方が用意されているとのこと。このホテルの中で2番目に豪華。遠くに85Fのビルを望める、Panoramic Kingのワンランク上の客室です。
寝室は3面のPanoramic Kingと同じ!
付帯施設には、もちろんプールも!
7、8、9Fはビジネス・レジャーセンターになっています。7Fのビジネスセンターではコンピューター、FAXなどが利用できるのはもちろん、小型のミーティングルームや翻訳、秘書代行サービスなどもあります。
ビジネスセンター内の専用の階段から8Fへ行くとスポーツクラブに到着します。宿泊のお客様はホテル内にあるスポーツクラブの室内プールやジムなどを無料で使用することができます。明るい光が射し込むプールは水温30度の温水で、水着も販売されているので、いつでも気軽に泳げそうです。(営業時間 6:30~22:00 メンテナンス日 毎月第1月曜日)
9Fには、サウナとビューティサロン、マッサージのコースが受けられるスパがありました。マッサージは予約制で、全身のボディーコース90分1800元~、フェイシャルコース90分1700元など。90分1800元で、男性のマッサージコースもあります。(営業時間 10:00~20:00 メンテナンス日 毎月第1月曜日)ビューティサロンはちょっと穴場の美容院。シャンプーやカットなどがホテルとしては低価格で利用できます。
うれしい自転車貸出しサービス:なんとうれしいことに宿泊者へ無料で貸し自転車が利用できます。ホテルの近場にある夜市や港や愛河への散策、SOGO、三越百貨店での買物に利用するお客様が多いそうです。利用したい方はベルボーイに話をすればすぐ使うことができます。送迎サービス(前日までに要予約)
高雄小港空港や高速鉄道駅までの送迎バス(有料)以外にもビジネスマン向けに貿易、工業地区間の無料シャトルバス、観光客向けに無料ショッピングバスサービスも行っています(要予約)。
レストラン
2Fのティーテラス茶苑では、半セルフサービス式の軽食が味わえます。朝食は通常6Fの庭園複合式餐廳でいただきます。ナビが訪れた時は改装中で、仮の場所での朝食でしたが、内容は通常と同じとのこと。朝食はビュッフェ形式で和食、洋食、中華料理といろいろなものが並んでいるので、何を食べようか迷ってしまうほど。納豆やチーズもありました。ナビは、その場で作ってくれるサバヒ(虱目魚)のおかゆや五穀のちまきを食べながら豆乳をいただき、おなかも心も大満足でした。
40Fにある飲茶を中心としたスカイレストラン観海軒中餐庁には、高雄1、2を争う景色を眺める個室も用意されています。 こちらのメニューは写真入なので、分かりやすく、オーダーもしやすいので、飲茶を味わいたい方はぜひこちらでどうぞ。今回ナビがいただいた「香芒鮮奶酪」(65元)は、マンゴーソースのかかったミルクプリン。やわらかくてやさしい味のミルクプリンに南国の味マンゴーソース、食後のデザートにおすすめです。また、こちらの平日ランチは380元から、800元、1200元のフカヒレセットA、Bなどもありますのでお試しください。
42Fには360度円を描くように設計されたビュッフェレストラン「雲頂餐廰」があり、高雄市内が一望できます。
◆ 42F 雲頂餐庁(Skyline)
ランチ 11:30~14:00、ディナー 18:00~21:30、夜食 22:00~01:00
◆40F 観海軒中餐庁(Chinese Sky Restaurant)
ランチ11:30~14:00、ディナー17:30~21:00
◆6F 庭園複合式餐廳(TIVOLI) ※2011年8月24日現在改装中
◆2F 茶苑(Tea LOUNGE)
ランチ 11:30~14:00、下午茶 14:30~16:30、ディナー 17:30~21:00
※いずれも別途サービス料10%がかかります。
2Fから見た1Fロビーの様子
こちらのホテルは、高雄で1993年にオープンしたレストラン「寒軒大飯店和平店」がもとになっているということで、料理も一流で、レストランだけの利用もおすすめです。細やかなサービスとあたたかい雰囲気で、地元に根付いているホテル。観光でもまた泊まりたいなと思わせる心地よさがありました。
以上、台北ナビでした。
レストランのお手洗いには、櫛やデンタルクロスなどが置かれています
|
|
ホテル前の四維三路も広いです
|