赴きある集落に暮らす様に滞在できるリゾートホテル
こんにちは、台北ナビです。
台湾東部の宜蘭県といえば、海と山に挟まれ、豊富な海の幸と山の幸に恵まれた自然豊かな県。有名な温泉・冷泉地もあり、レジャーにピッタリ。しかもなんといっても台北市内からは台北駅、MRT「市政府駅」「圓山」「南港」「科技大樓」「大坪林」駅などから高速バスが高頻度で運行されていて、郊外へ行きなれていない人でも気軽に行きやすい場所なんです。
今回はそんな宜蘭県の観光スポット「国立伝統芸術センター(國立傳藝中心)」の中にあるリゾートホテル「ザ・プレイス宜蘭(宜蘭傳藝老爺行旅) 」をご紹介します。ホテル・ロイヤルグループの一員で、リゾート気分が存分に味わえる素敵なホテルですよ。さっそく見ていきましょう!
羅東駅から観光シャトルバス「台灣好行」の利用が便利
ホテルへは公共交通機関を使った場合、羅東駅(羅東轉運站)まで出る必要があります。台北市内からなら高速バスで約1時間30分。そこから観光シャトルバス「台灣好行」冬山河線の「國立傳統藝術中心」行きに乗り換えてください。20~30分に1本運行されているので、不便さは感じません。約30分で終点の「國立傳統藝術中心」に到着します。そこからホテルまでは歩いて3分ほどです。
まるでどこかの地方都市の集落に迷い込んだような雰囲気のよさにワクワク
ロビーは決して広い空間ではないのですが、赤レンガに白い陶器のタイルの壁、赤レンガに施された伝統的な装飾など、台湾らしい中華テイストを感じさせる作りになっています。
近代的でオシャレなホテルもいいですが、伝統的で落ち着いた雰囲気なのも悪くありません。
荷物が多かったり、お子様やご年配連れでの宿泊に重宝するカート
チェックインを済ませると、フロントスタッフが部屋に案内してくれるのですが、ここでビックリする事態が発生。ナビを待っていたのは、なんとゴルフにあるようなカートでした。
実はこのホテル、敷地面積は24ヘクタール=東京ドーム5.1個分の広さがあるんです。客室がある部分は大きく分けて6つのエリアに分かれていて「共間kang-king」、「風神hong-sin」、「阿舎a-sia」、「工夫kang-hu」、「闘陣tau-tin」、「金閒tsin-ing」と名付けられています。なので、チェックイン・アウトの時など、荷物の運搬が必要な時はこのカートが出動します。ホテル内には自然があふれているので、緑の中をゆっくりと散歩しながら歩いていくのもいいですが、悪天候時には重宝しますよね。
敷地内はもっとビックリ。国立伝統芸術センター同様、全て赤レンガの伝統的な建物が並んでいて、映画のセットかどこかの地方都市の集落に迷い込んでしまったかのよう。
植え込みや花壇はきちんと手入れされていて季節の草花が観賞できます。どこを切り取ってもフォトジェニックで、早朝などにゆっくりと散歩したら楽しいはず。また、宿泊客は国立伝統芸術センターも自由に散策できるので、合わせて見学していってくださいね。
ただ、本当に広いので道に迷ってしまわぬようご注意を。
客室設備
客室は全106部屋。全体としては2人部屋よりも4人部屋が多く、ファミリーやグループでの利用に最適です。隣の部屋の物音が聞こえるなど防音の面で難がありますが、深夜になればヤモリの鳴き声が聞こえる以外は非常にひっそりとしていて、さほど気にならないはずです。
また、客室であっても、ホテル全体が国立伝統芸術センターの一部のため、開園時間の間は一般の入園者も敷地内を散策するので、施錠は怠らないようにしましょう。
それと、建物は2階建てなのですが、一部をのぞいてエレベーターがありません。階段の上り下りに不安がある場合は、予約時に必ず1階の部屋を指定してください。
【バスルーム】
基本的にはシャワーのみでバスタブはありません。また、現在のところトイレにはウォシュレットが標準装備されていないので、気になる方は携帯用のをお持ちください。
【ベッドルーム】
ファミリーでの利用が多いためか、子供が喜ぶような配慮がなされていました。
Treat Room(トリートルーム/精緻客房)7坪 画像参考:R2202
180×190のダブルベッドまたは90×190のシングルベッド2台の2人部屋です。一部の部屋ではエキストラベッドを足して3人での宿泊が可能です。コンパクトにまとまっていて、使い勝手のよさを実感できます。
Cheers Room(チアーズルーム/家庭客房)13坪 画像参考:R6103
160×190のダブルベッドがある寝室2部屋と広々としたリビングのあるスタンダードなファミリールームです。まさにリゾート地の別荘に滞在するような雰囲気で、暮らす様に泊まりたい人にうってつけ。また、洗面台は2人分あるので、朝の身支度も余裕を持ってできます。
Double Cheers Room(ダブルチアーズルーム/豪華家庭客房)13坪 画像参考:R6203
基本はチアーズルームと同様です。簡単な作業ができるテーブルとシャワールームが2カ所あります。女性が多い場合はチアーズルームよりもこちらを予約したほうが便利かもしれません。
Mix Room(ミックスルーム/風格客房)13坪 画像参考:R5206
収納付きの変則2段ベッド
こちらも基本的にはチアーズルームと同様ですが、寝室の1部屋が88×190の変則2段ベッドになっていて、トリプルルームとして利用できるほか、子供が喜びそうな作りになっています。
The Place Suite(プレイススイート/行旅套房)32坪 画像参考:R2101
少し豪華な旅を楽しみたいファミリーにオススメ
宜蘭伝芸老爺行旅で最大の部屋面積を持つ6人部屋です。180×190のダブルベッドのある寝室が1部屋と、90×190のシングルベッドが2つある寝室が2部屋があります。シャワールームは2つありますが、そのうち1つは浴槽がついています。また、簡易キッチンもあるので長期滞在に便利です。
ゆったりとくつろげる浴槽。リラックスできます
Perfect Suite(パーフェクトスイート/老爺套房)26坪 画像参考:R1115
ザ・プレイス宜蘭の中で最もゴージャスかつスペシャルなお部屋です。ここで結婚式を挙げるカップルや台湾の大企業の上層部などが休暇の際に利用することが多いという格式の高さを誇ります。また、ホテルの敷地の一番奥に位置しているため、プライベート感も満載です。
そしてリビングのほか、床の間とダイニングがあり、来客を招くことも可能です。レジャー需要だけでなく、ビジネス利用にも対応できるのが嬉しいですね。
また、こちらも浴室付き。そして唯一トイレにウォシュレットが装備されています。
少しユニークなタイプの浴槽
Kang-king Suite(カンキンスイーツ/共間客房) 画像参考:R706
バックパッカーや若者・学生グループにピッタリなお部屋。88×190のシングル2段ベッドが2つある4人部屋です。とにかくリーズナブルに泊まりたいという人にオススメ。ランドリールームもあるので、長期滞在時にたまった洗濯物を洗うことも可能です。
また、外には簡易キッチンや冷蔵庫などが置いてある談話室があり、自由に利用できます。
夕食はご当地食材をふんだんに使った創作中華料理店で
ご当地の食材をふんだんに使ったメニュー
こんなにフォトジェニックな場所も
国立伝統芸術センターの中にはロイヤルグループが運営する中華料理レストラン「手路菜中餐廳」があり、夕食はこちらでとることができます。
部屋のあるエリアからレストランへは、徒歩10~15分程度。台湾の古い町並み「老街」を再現した文昌街を通っていくのですが、街明かりが灯った道中はとてもロマンチックでなんともいえない風情が感じられます。
雨の時でも1階部分の一部が通路になっている「騎樓(亭子脚)」があるので安心。部屋に置かれているランタンを持って歩くと一層雰囲気が出ます。
メニューは中華料理をベースにしながらも洋食の技術を取り入れた創作中華で、地元・宜蘭産の食材をふんだんに使っているのが特徴です。いずれも食材の美味しさを活かした優しい味付け。世代を問わず食べられる一家団欒を楽しめる品々が揃っています。
営業時間
11:30~14:30
17:30~20:00
朝食も宜蘭名産がもりだくさん!朝から元気になっちゃおう!
朝食はビュッフェ形式ですが、こちらも宜蘭産の食材をたくさん使ったご当地グルメが食べられます。
宜蘭の食材を使ったメニューを食べようとしても食べきれない量になってしまうほどのバリエーションの多さ。食に恵まれた地域なんだということが実感できます。
営業時間
7:00~10:00
ほっと一息つきたいなら小野台咖啡
ロビーのすぐ隣にはカフェがあります。月~木曜は16時までの営業ですが、金~日曜は21:00までの営業。チェックインした直後や、夕食後の時間にほっと一息つける空間があるのは嬉しいです。
各種ドリンクのほかアルコール、ワッフルなどのスイーツ、水餃子などの軽食もあります。小腹がすいた時にどうぞ。
営業時間
11:00~16:00(金~日曜~21:00)
ザ・プレイス宜蘭は、ホテルそのものに楽しさが詰まっているので、ここに滞在するだけでも価値があります。また、観光スポットが多い羅東に近く、鉄道を利用して歴史的名所が多い宜蘭市や温泉地の礁渓、冷泉で有名な蘇澳、大規模な漁港のある南方澳へもアクセスが便利です。
宜蘭旅行の拠点として活用できるザ・プレイス宜蘭。ぜひ数日間連泊をして、宜蘭の魅力を存分に感じ取ってみませんか?
以上、台北ナビがお伝えしました!