心ゆくまで癒される、礁溪のリュクスな温泉宿
こんにちは、台北ナビです。
日本に負けずとも劣らない「温泉天国」台湾。台北で日帰り入浴できる北投や陽明山、烏来もよいけれど、今回はちょっと気分を変えて、高速バスで1時間ほどの場所にある宜蘭へ足を伸ばしてみました。台湾東部ならではの大自然や原住民文化が魅力!礁溪温泉街にあるラグジュアリーな温泉ホテル「礁溪山形閣溫泉飯店」をご紹介します♪
台北から礁溪温泉街へのアクセスは大きく分けて車、鉄道、高速バスとありますが、ナビのオススメは断然高速バス!台北駅から出発する「葛瑪蘭客運1915」もしくは市政府駅から出発する「首都客運1572」へ乗車し1時間ほどで到着します。「礁溪轉運站」で下車後、ホテルまでは徒歩3分!!料金が92~110元とお手頃なのもポイントです。
更には!2018年11月頃には桃園空港と宜蘭直結の長距離バスが運行予定で、桃園空港-礁溪駅間は2時間で200元とのこと!面倒な乗り換え不要で、もっと身近に礁溪温泉を利用できるようになりますよ~!
山形県とのつながり
ホテル名を最初に目にしたときナビは「山形?」と不思議に思いました。日本の山形県と関係があるのだろうか?そんな思いを抱きながらホテルを案内してもらうと……やっぱり発見!山形県の物産コーナー!なんとホテルのオーナーは山形県の観光大使を務めているのでした。山形県と宜蘭は地形が似ている点や農産物や温泉が多いなど、共通点がたくさんあるのだそうです。
建築士でデザイナーでもあるオーナーは、宜蘭の地形の特徴である、雪山山脈と中央山脈間の平原や連嶺のイメージを盛り込んでホテルの設計をしています。また宜蘭の原住民・葛瑪蘭(カバラン)族の伝統文化にインスピレーションを受けている点も特徴的です。山々や森林との共生関係を大切にしてきたカバラン族の精神や、彼らが「家」と呼ぶ山あいと自然の要素を、客室のデザインに散りばめています。
「台湾原湯」の美称をもつ温泉
台湾唯一の平地温泉と言われている「礁渓温泉」の泉質は弱アルカリ性。ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、炭酸が含まれ、肌が滑らかになるため「美人湯」と呼ばれています。無色透明、無臭なので一見普通のお湯に浸かっている感じですが、入浴後の肌の様子で「温泉」を実感します!
フェノールも含むため、胃腸、皮膚に対する調整作用もあり、台湾温泉の最高峰とも称されているんですよ♪
温泉施設
これをなくして礁溪温泉のホテルは語れない!サウナまでついて、まるで日本の温泉宿にいるような気分でくつろげます。各客室でも温泉は楽しめますが、大浴場も利用したい!という方はぜひ♪事前にフロントで予約が必要です。
★大浴場・女性編
★大浴場・男性編
男性の方には、ベランダスペースがあります!
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ドレッサースペースは女性に比べ狭いです
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客室設備
基本的にどのお部屋も備品は共通です。中でもナビが気に入ったのがルームスリッパ!タタミのプリントが施されていて、さり気なくオシャレな上に履き心地も◎。
浴室
ナビが宿泊したのは、離島「龜山島」が丸見えの1006室。夕日が沈む様子から、朝日が昇る様子をホテルの一室から眺めることができるなんて、なんて贅沢!「龜山島」と朝日のコラボは間違いなく絶景!と思い、がんばって5時半起き。部屋の温泉に浸かりながら、すばらしい朝焼けを堪能させて頂きました。これ、本当にオススメです!
ハブラシ、ヘアブラシ、コットンなどが充実
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トイレはもちろんウォシュレット
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ベッドルーム
ルームウェアの襟元には、カバラン族のステキな刺繍が施されています
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客室のベッドルームの装飾。カバランが愛する土地や自然をそれぞれの色で表現しています
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※「礁溪山形閣溫泉飯店」では、小さなお子様向けの設備が充実しています!
温度計があるので、お風呂の温度を調整できます
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ecostoreのベビー用シャンプー、ボディーソープ、乳液、洗濯洗剤
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バリエーション豊かな客室
スタンダードからスイートルームまで、共通しているコンセプトは「自然」。石材や木材をふんだんに使った室内では、大地の優しさに包まれているかのような心地よい時間を過ごすことができます。癒し要素たっぷりの客室をご紹介していきます。
●STANDARD DOUBLE ROOM (スタンダードダブル/標準房) 10坪 画像参考:1006号室
1~2名にはちょうどよい広さの山に面したスタンダードなお部屋。全19室。
●STANDARD TWIN ROOM (スタンダードツイン/標準雙床房) 10坪 画像参考:1106号室
スタンダードダブルと同じ広さでベッドが2つのツインルーム。市街に面しています。全35室
このソファー、程よい固さで座りやすいんです!
スタンダードダブルルーム
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スタンダードツインルーム
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●SUPERIOR TWIN ROOM(スーペリアツイン/精緻雙床房)12坪 画像参考:1108号室
床から天井まで広がる窓があります。海に面したお部屋。全22室。
大きな窓で採光よし!
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足を伸ばしてくつろげるソファー
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水田の遠くには海が広がります
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優しい色合いの木材がとてもステキ
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●GRAND VIEW TWIN ROOM (グランドビューツインルーム/景觀雙床房)14坪 画像参考:1116号室
陽当たりがよくて心地よいバルコニーがあるお部屋。全7室。
さり気なくステキな柄のソファー
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晴れた日には最高に気持ちいいバルコニー
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●DELUX TWIN ROOM (デラックスツイン/豪華雙床房)14坪 画像参考:708号室
写真は和室タイプです。こちらのお部屋はベッドが低くて子供が寝がえりで落ちる心配もなし!小さなお子さんがいるファミリーにオススメです。全31室。
タタミがあるだけで、一気にジャパニーズスタイルへ!
ファミリー向けで脱衣所もゆったり
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ティーカップもしっかり和風
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●YAMAGATA KAKU ROOM(山形閣ラグジュアリー/山形閣客房)16坪 画像参考:1118号室
カップルにオススメのラグジュアリーなお部屋は、ベッドルームからの眺めがとにかく最高です!全6室。
パノラマビューを楽しめるお部屋!
●YAMAGATA KAKU SUITE (山形閣スイートルーム/山形閣套房)25坪 画像参考:818号室
まるでマンションの一室で過ごすような、くつろぎのひと時が期待できそうな極上スイートルーム。ファミリー向けのゆったりした造りになっています。全2室。
決して派手すぎない、落ち着きのあるスイートルームが◎
●とっておきのお部屋(山寺房)
今度はここへ泊ってみたい!とナビが心に決めたお部屋がこちら。洞穴のような空間で過ごせば原始に返ったような不思議な錯覚に陥ります。とてもコンパクトなお部屋ですが、天井の高さとベランダがあるせいか、圧迫感なくむしろ自然と一体になれそうな心地よい空間でした。ただし、1室しかないためとっておきのお部屋として、こっそり紹介しているそうです。
新鮮な食材を使った料理を堪能できるレストラン。朝食会場もこちらです。料理長自ら地元の港や農場を訪れ、毎朝取り寄せていますよ~。メニューはなく、その日鮮度のよいおすすめの食材を使ったおまかせコース料理です。料理だけでなく、礁溪の緑豊かな風景と「龜山島」を望む贅沢な景色も見どころです!
★この日の夕食
第1プレート:刺身の盛り合わせ・蒸したトコブシ・生ウニ・ボイルしたイカ
第2プレート:サクラエビのもち米・宮崎A5和牛のステーキ・タラのソテー・ロブスターカレー風味・レンコン、鶏肉の仙草スープ
第3プレート:レモンタルト・ピーナッツアイス・季節のフルーツ・白キクラゲスープ
料理長のサービス精神が旺盛で、とにかくボリュームが凄いです。夕食では前菜、メイン、デザートと三段階に分かれてプレートが運ばれてきます。デザートにたどり着く頃には、ナビのお腹は爆発寸前でした。どれもとってもおいしいので、食べきりたいのに……胃袋が二つあったらなぁ~。
★この日の朝食
キヌアご飯・照り焼きチキン・ニシンの味噌焼き・中華小鉢・鶏肉とリンゴのサラダ・宜蘭三星ネギ・ホタテ入り味噌汁・卵料理
朝食はサラダ・フルーツ・パン・ドリンクがセルフサービスで、ジュースはテーブル席まで運んできて、入れてくれます。
おまかせセットメニューですが、卵の調理法を選べました
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宜蘭の特産品「キンカン」の飲むお酢がおいしかったです
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ほかにも充実した施設がいっぱい!
1日ゆっくり過ごすのに十分すぎる、5つ星ホテルならではの充実した施設をご紹介していきます。
●ジム
3階にはジムがあります。運動を日課としている人にはありがたい施設!こちらも予約制なので、フロントへ申し出て下さいね。
●キッズプレイグラウンド
最上階にはとってもキュートなキッズプレイルームがありました。子供連れでも、飽きることなく家族の時間を過ごすことができます。
●宴会用ホール
TF階には宴会用の「カバランホール」が。開放感あふれる空間が、10名着席可能なテーブルを19台配置可能な宴会スペースへ変身します。
画像提供:礁溪山形閣溫泉飯店
●会議スペース
人数やスタイルに合わせて選べる会議室。学会などに利用されることが多いそうです。
●ガーデンラウンジ
8階にあるラウンジはまるで高級マンションの一室のよう。テラスからは夜景が見え、夜風に当たりながらステキなひと時が過ごせます。今後はこのテラスでイベントの開催も予定しているそうですよ。
●ラーメン屋さん
1階には、オーナーの甥っ子が台北でも展開しているラーメン店「三友拉麵」が入っています。夜はアラカルトメニューもあるので、居酒屋に立ち寄る気分で利用できそうです。10時間煮込んだ豚骨スープの博多風ラーメンが人気です。
※営業時間(11:30~23:30)
リサイクルのDIY
子供向けには、トイレットペーパーを使ったフクロウなど
ゲストを飽きさせないための工夫はこんなところにも!予約制ですが、無料でスペシャル感たっぷりのDIY体験ができます。特別な材料を発注しなくても、身近なものでなにか体験してもらえないか?そこでたどり着いたのが、トイレットペーパーや広告紙を再利用した子供向けの工作や、道端に落ちている、どんぐりなど宜蘭の地で育った様々な植物の種を使ったDIY体験です。不要と思われがちなものでも「楽しくリサイクルできるんだ」ということを教えてくれます。今回ナビが挑戦した「種を使ったオブジェ」は我が家で名刺置きとして活躍中♪子供も大人も楽しめる「ものづくり」体験が、旅の思い出に花を添えてくれます。材料確保に時間が必要なので、ホテルをブッキングする際に事前に予約しておきましょう。
温泉や食事、充実した施設に客室の心地よさはあたりまえ。それ以上に、痒いところに手が届くホスピタリティ溢れるサービスが「礁溪山形閣溫泉飯店」の魅力だと感じました。
たまには日常から離れ、極上のリラクゼーション空間で心身を解き放ってみてはいかがですか?
以上、台北ナビでした。