落ち着いた中華テイストの民宿で森林浴とご当地食材のグルメを贅沢に楽しむ
こんにちは、台北ナビです。
台湾で唯一海に接していない内陸県である南投県。日本人の方にはあまり知名度の高くない県ですが、農業が盛んで、中央山脈に近い山間部では特にお茶栽培が盛んです。烏龍茶の名産地として知られる凍頂は、実は南投県の鹿谷郷にあるんですよ。美味しい空気ときれいな水で有名で、親子で楽しめるレジャー施設「妖怪村」がある「渓頭自然教育園区」にも近く、大自然に触れ合う旅が楽しめる場所です。
今回は、そんな人気避暑地として知られる南投県鹿谷郷にある「溪頭聽濤園渡假山莊」をご紹介しちゃいます。落ち着いた高級感あふれる中華テイスト満載の民宿。海外からの宿泊客も多いという魅力をお伝えします!
元々は大赤字のレストラン 中華テイストの民宿に衣替えで見事復活
オーナーの曾さん
幹線道路から少しわき道にそれた川沿いの林の中にある「溪頭聽濤園渡假山莊」。川のせせらぎが聞こえ、リフレッシュできる環境です。
ここは元々、現オーナーの曾朝政さんの父親が経営するレストランだったのですが、思うように売り上げが伸びずに大赤字に。そんな中、当時28歳だった曾さんが民宿として改造し経営を引き継いだところ、大成功。当初あった莫大な負債はおろか、民宿への衣替えで発生した新たな投資による経費も瞬く間に返済してしまったというから驚きです。
そんなオーナーの曾さんは、民宿を経営するに当たり、台湾の民宿は欧米テイストが多く、自分たちの文化である中華テイストが少ないことに気付き、あえて中華テイストを前面に打ち出したそう。結果として落ち着いた雰囲気が出来上がり、外国人観光客にも喜んでもらえる民宿になったんだとか。
地元食材をふんだんに使った食事もぜひ楽しんで!
オーナーの曾さんの父親が経営するレストランは失敗に終わってしまったのですが、レストランのてこ入れにも成功。宿泊プランによっては地元の食材をふんだんに使った夕食と朝食、またはいずれかが食べられます。
メニューも曾さんが考案したもので、自分が食べて美味しいと思ったものを提供。食材は新鮮そのもので、農業が盛んな南投の山の幸を堪能できるのは嬉しいですよね。
作業場のある民宿ってなかなかないですよね
これだけではありません。希望者に対しては竹を使った工作教室が有料で開かれています。民宿を始める時に資金が不足し、家具をほとんど手作りしていたという曾さん。特に竹の扱いには慣れていて、ほんの数分でランタンを作ってしまいました!
実際の工作教室では約1時間かけて作り、出来上がったらランタンを持って周辺の探索に出かけるんだとか。お土産にもなるので子供にとっては思い出作りにもなりますよね。
お部屋紹介
気配りが感じられるホテルのような充実した設備とアメニティ。環境に配慮して消耗品を置かない民宿が多くなっていますが、やはりあると安心です。
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中華をイメージさせる竹をふんだんに使った落ち着きのある2人部屋です。外国人宿泊客には特に人気のある部屋なんだとか。
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解放的な高い天井が魅力的です
ロングステイができてしまう簡易キッチン付きの6人部屋。斜面を利用した2層構造で、2階部分に入口があります。秘密基地のようなデザインでファミリーやグループでの利用にピッタリですよ。
<鳶尾雙人套房>
大きなバスタブが特徴の2人部屋。カップルでの利用が多いというロマンチックな部屋です。ちなみにこの民宿のある場所には上水道が通っておらず、水の供給は適切に処理された天然の湧き水を使っているのだそう。
いかがですか?台湾ならではのハイセンスな中華テイストな雰囲気が光る「溪頭聽濤園渡假山莊」。森林浴を楽しみながらリラックスできる安らぎの宿です。
以上、週末はここに来てゆっくり、まったりしたいと思ったナビがお伝えしました。