本に囲まれながら過ごせるユースホステル
こんにちは、台北ナビです。
台湾の中でも特に長い歴史を持ち、独特の文化が育まれた都市、台南。「台湾の京都」と呼ばれることも多く、多くの人々をひきつけています。そんな中、2017年に台南の歴史と文化を融合させた新しいユースホステル「艸祭 book inn」がオープンしました。若者を中心に人気を呼び、すでに予約が取りづらいという盛況振り。今回は、そんな「艸祭 book inn」の魅力をご紹介します。
書店を改造した落ち着きある空間
ずらりと並ぶ本棚。本の虫にとってみたら嬉しい限り
「艸祭 book inn」の特徴は、大量の本が溢れていること。至るところに本が陳列されていて、宿泊客は自由に閲覧できます。
それもそのはず、この場所は元々「草祭二手書店」という会員制の古本屋だったのです。実は台湾は日本ほど古本屋という形態お店は少ないのですが、質の高い本が集まり、連日多くのお客さんで賑わっていました。しかし2017年春に惜しまれながら閉店。その後に蔵書を利用してオープンしたのが「艸祭 book inn」なんです。
1階はカウンターとラウンジ。昼間には宿泊客以外でも1階部分の参観が可能です。お土産にも出来そうなオリジナルグッズの購入もできます。
お部屋があるスペースは私語厳禁。ですのでご旅行のパートナーやここで知り合った友人らとは共同スペースでお話しましょう。開放的な空間で気持ちよく利用出来ます。
シャワーとトイレは男女セパレートで、女性はカードキーをかざして使用する安心設計。シャンプーとボディソープは用意されています。また、女性には嬉しい化粧台もあるほか、コットンや化粧水、乳液もあります。歯ブラシ、歯磨き粉はご自身でご用意くださいね。
プライベート感の高いベッドルーム
本棚の中に寝泊りするちょっと特別な感覚が味わえます
<書房>男女混合の部屋です。
ホステルによくある2段ベッドと違い、本棚に囲まれているので、入口の暖簾を閉めてしまえば、自分だけの空間です。カプセルホテルに近い印象でしょうか。
全ての個室にコンセントとUSB指し込み口、小型ランプが備え付けられているほか、耳栓もあります。また、枕元には小さなテーブルがついています。本当に小さいテーブルですが、携帯電話やメガネを置くのに重宝します。狭いながらも使い勝手が考慮されていて、気が利いているなと思えるポイントです。
<女朋友六人房>
<女朋友双人房>
<女朋友房>
艸祭 book innがあるのは台南市の中心部。「孔子廟」の向かいにあり、入り口の狭い「窄門咖啡」のすぐ隣。「国立台湾文学館」や「ハヤシ百貨」などの観光スポットも徒歩圏内にあるので、すぐに台南観光に出かけられます。とっても便利な場所なので、観光拠点にするのにピッタリ。効率的に回れるプランが立てられるはずですよ。
以上台北ナビがお伝えしました。