蓮の故郷にあるオーナーの地元愛がたっぷり詰まった民宿
こんにちは、台北ナビです。
台南市の北部にある白河区は毎年春から秋にかけて、蓮の花が咲き乱れる台湾屈指の蓮の名産地。コーヒー豆の産地として知られる東山や泥温泉で有名な関子嶺温泉にも近い場所にある観光スポットです。
そんな白河に、白河で生まれ育ち、白河をこよなく愛するオーナーが経営する民宿があるというので訪ねてきました。
白河への愛がたっぷり
とっても仲良しなオーナーの鄭さん夫妻
元々は台湾の伝統家屋の三合院を使った民宿だった「白河三叔公的家民宿」。住み心地のいい環境を目指すため、2015年に改築し今の形となりました。
オーナーの鄭さんは元建築系デザイナー。農家だった実家を離れて大都市で働いたこともありましたが馴染めず、長年親しんだ白河に戻ったのが、民宿を経営するきっかけだったといいます。
そんな鄭さん、白河のことはもちろん、蓮の生態についてとってもお詳しいんです。蓮の花が見ごろになるのは4月頃から秋まで。花が開く回数と時間帯は決まっているんだそうで、生態についてニコニコしながら嬉しそうに解説してくれるんです。話を聞き終わるとまるで自分が「蓮博士」にでもなったかのように詳しくなれちゃいます。
毎日早朝には民宿周辺の蓮畑を回るツアーを実施。早起きは三文の徳。蓮の鮮やかな姿を見られるだけでなく、軽い運動にも、すっきりとした目覚めにも繋がります。ぜひ、鄭さんと一緒に蓮の魅力を掘り下げてくださいね。
実はこの民宿には「蓮の実」を使った名物かき氷があるんです。日本ではあまり食べることのない蓮の実ですが、しっかりと下ごしらえをして煮詰めると、渋みがなく、栗のような食感がおいしいんですよ。
オススメのレンコンパウダー。みそ汁や煮物に溶かしたりすると整腸作用があり、高血圧予防などに効果があるとされています
そのほかにも玄関では地元の特産品を販売していて、お土産にできちゃいます。もちろん価格は生産地価格で手ごろ。台北ではなかなか入手しにくいレンコンパウダーなども買えちゃうので、ぜひ見てくださいね。
お部屋紹介
全部で5部屋あり、明るくとても清潔です。そして、ナビ的にお薦めなのは、一部の部屋には窓側にたたみ敷きのスペースがあること。決して大きいスペースではありませんが、日当たりがよく、ちょっとほっこり出来るのが嬉しいです。
<11号室>2人部屋
<21号室>4人部屋
<22号室>5人部屋
白河はあまり馴染みのない地方都市かもしれませんが、それだけに知らなかった田園風景に出会えるはずです。關子嶺温泉だけでなく、パブリックアートがたくさんある土溝農村美術館、嘉義へのアクセスも抜群なので、合わせて台湾南部の旅を楽しんでくださいね。ラインからでも予約ができて便利ですよ。
以上台北ナビでした。