田舎のおばあちゃんの家に泊まりに来た様なぬくもりが味わえる民宿
こんにちは、台北ナビです。
高雄市旗山区という場所をご存知でしょうか?日本統治時代は製糖工場があったためサトウキビ栽培が盛んだった場所で、現在でもバナナやコメ、エダマメなど、農業で有名な町です。台湾の4大仏教の総本山がある「仏光山」や、台湾南部で人気のテーマパーク「義大世界」、客家文化が色濃く残る「美濃」などに近く、観光の拠点として便利です。
そんな旗山に、台湾の伝統的な家屋、三合院を改造した民宿があると聞いて足を運んでみました。普段は足を踏み入れることが少ない貴重な建物に泊まる……なんだか夏休みに田舎に帰省するような、そんなぬくもりを感じる民宿をご紹介しちゃいます。
庭先にある畑に注目
今となってはとても貴重な三合院。歴史を感じさせます
今となってはとても貴重な三合院。歴史を感じさせます
元々この三合院は大家族だったオーナーが暮らしていた場所。後に子どもが成長して別の場所に住むようになったため、空き部屋を客室にして民宿経営を始めたそう。
なので建物は増改築や補修が繰り返され、自治体などが管理してしっかりと修繕されている歴史的建物などと比べると、見劣りがしてしまいますが、生活感はバッチリ伝わってきます。
三合院は基本的にコの字になった建物。旗山三合院民宿では手前が家庭菜園になっていて、ネギやキャベツなどの野菜やバナナやグァバなどの果物が栽培されています。実はここで栽培された食材は翌日の朝食で使われるんだとか。毎日採れる食材によって提供されるメニューが違い、台湾南部の旬の味が楽しめるって素敵ですよね。特に小さいお子様にとっては、自然科学を学ぶいい機会になるのではないでしょうか?
必要最低限のものが揃った部屋
お部屋はごくごくシンプルです。2人部屋、4人部屋、6人部屋の計3部屋があります。タオルや歯ブラシ、シャンプー、ボディソープなど基本的なアメニティは揃っていますが、タオルはちょっとくたびれている感があり、シャンプーやボディソープなどは量販店で購入できる市販品なので、気になる方はご自分で用意されたほうがいいでしょう。
<2号室>グループ旅行にピッタリの6人部屋
<3号室>広々4人部屋
「風景の美しい場所でお洒落に、豪華に」というラグジュアリーなリゾート民宿とはかけ離れていますが、台湾らしい田園風景にかこまれた、素朴で飾らない三合院で過ごすという貴重な体験が味わえます。
ほかの人が味わったことのない体験をしたいというリピーターさんやファミリーにはぴったりの環境。都会ではなく、田園地帯で暮らす台湾人の伝統的な暮らしぶりが分かるとってもいい機会ですよ。あなただけのとっておきの思い出を作ってくださいね。ご予約は電話でどうぞ。
以上台北ナビがお伝えしました!