芸術的センスあふれるコテージで忘れられない思い出を……
こんにちは、台北ナビです。
高雄市郊外にある美濃は、人口4万人弱の田園風景が広がる素朴で小さな街。客家人が多く暮らすことで知られ、独自の言語や文化、歴史が残るため、ディープな台湾を知りたいと考えている台湾リピーターさんにおすすめの旅行先です。
今回はそんな高雄市美濃区にある民宿「人字山荘」をご紹介します。天然湖の美濃湖に近い自然豊かな場所にあり、宿泊するだけでなく、思う存分遊べちゃう、ファミリーでの宿泊にピッタリな民宿です。さっそく見てみましょう!
芸術家夫妻が経営するユニーク民宿
一見すると台湾郊外の広い民家ですが、緑が茂る庭が目を引く民宿です
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民宿の向かいにそびえる人字山
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芸術大学を卒業したオーナー夫妻が経営。民宿のいたるところに芸術作品が並びます
そもそもなぜこの民宿は「人字」というのでしょうか。実はその応えは民宿の真向かいにある人字山に由来します。ちょうど岩場が「人」の字に見えることからその名が付けられ、美濃のランドマークになっているんです。民宿の周りは水田が広がり、四季折々の表情が見られます。
人字山荘の最大のポイントは、民宿のいたるところに芸術作品があふれているということ。実はここを経営するオーナー夫妻は、どちらも芸術大学の卒業。元々は夏休みや冬休みの期間を利用して、児童や生徒たちに体験型キャンプを行っていたんだそう。
そのため、毎日20時には希望者に工作教室を開講。団扇や小さい傘への絵を描いたり、オリジナルカードを作ったりと、要望に応じて記念品作りができます。
また、早朝には民宿の近くにある美濃湖と呼ばれる自然湖の畔まで出かけて生態観察と解説をしてくれます。日本統治時代以降、農業が盛んになると、重要な農業用水がこの美濃湖から引かれるようになり、名実共に美濃の農業を支えてきました。民宿の中にもたくさんの植物が生い茂っていて、季節を肌で感じられるのが楽しいです。
宿泊客は世界中から。以外にも欧米からバカンスで訪れる人たちが多いそう
興味深いのは、民宿を経営し出してからずっと続けられているのが宿泊客が思い思いのメッセージを残した思い出ファイル。15年以上前のものもしっかり残されていて、かつてのお客さんが自分の書いたメッセージを探しに再訪することもあるんだとか。
日本を含む海外からのお客さんも多く、リビングにかけられた世界地図には、世界各地から来たお客さんが、どこから来たのかシールが貼られていて、国際交流も盛んです。
お部屋紹介
客室は2人部屋、4人部屋、6人部屋があります。木造の建物でぬくもりがあり、室内はとっても清潔です。環境保護の観点からタオル以外のアメニティはシャンプー、歯ブラシなどを含めてすべて有料(一つにつき20元)ですので予め準備しておきましょう。
日常から離れて草花や芸術作品に囲まれながら過ごすひと時はリフレッシュ間違いなし
自然と芸術に囲まれながら過ごせる人字山荘。体験型だから思い出も作れちゃうのが嬉しいですよね。家族で泊まるなら絶対お薦めだなと思いましたよ!予約はラインからも可能なので便利です!
以上、台北ナビがお伝えしました。