台湾海峽、太平洋、バシー海峽を望む恒春半島。ヴィラというにふさわしい素敵な宿泊地がここです
こんにちは、台北ナビです。墾丁から鵝鸞鼻へ向かう途中の右側に、恒春半島の地標の一つと言われる船帆石があり、地元ではニクソン岩と呼ばれています。この辺りは景色もいいので、道路沿いには新しい民宿が立ち並んでいます。そんな中、ちょっと奥まったところに「姊妹沙灘別墅」がありました!
32室を有する
漂流館、遠離館、早安・領事館、微光館、海岸館という5つの館と32室を持っているので、民宿というには大きすぎ、その雰囲気からしても別荘やヴィラという形容がピッタリの建物群と敷地内。ここへ来たらマストなのは「朝食」です。これは後のお楽しみということで、先に部屋を見ていきましょう!
チェックイン時間は15時(休日は16時)。チェックアウトは11時前です。「早安・領事館」は12歲以下の子供さんは宿泊できません。漂流館と遠離館は大丈夫です。どの部屋にもLavazzaのコーヒーミルがあり、ウエルカムフルーツやクッキー、お茶のセットがそろっています。
部屋を見ていきます
「早安・領事館」 為愛朗讀 画像参考:3202室
7.5坪、2階、海に面し、バスタブとベランダがあります。エキストラベッド不可。ベッド(210cm x 180cm)。
「早安・領事館」 尼克森總統套房 画像参考:3205室
12坪、2階、海に面し、バスタブとベランダがあります。エキストラベッド可。ベッド(210cm x 180cm)。
「漂流館」 磐石 画像参考:1301室
10坪、3階、海に面し、バスタブとベランダがあります。エキストラベッド不可。ベッド(210cm x 180cm)。
ここの朝食は絶対食べるべき!と連れて来られた「姊妹沙灘別墅」。名前のとおり、ここは4人姉妹が造り上げた夢のヴィラなんです。彼女たちが生まれ育ったのは台東県の太麻里。パイワン族の多いエリアで、両親は台湾牛肉麺店を営んでいました。商売は最初から軌道に乗っていたわけではなく、また最初から飲食業に携わっていたわけでもなく、紆余曲折があって牛肉麺店にたどり着き、そして1年で台北101を超す高さの牛肉麺を売る店にまでなったのです。
ヴィラを取り仕切る姉妹で2番目の林麗君さんは、幼い頃からの家族の苦労話、働きながらやっと大学を卒業した話しなどをニコニコ笑いながら話してくれましたが、ここまで築き上げるには並大抵の苦労ではありませんでした。ヴィラ運営には上3人の姉妹が関わっていますが、現在オーストリアに住む4番目の妹さんが当地のRadisson Hotelから学んだ経営がこのヴィラで生かされ、特に朝食はそのものなのです。ザ・ヨーロッパな朝食は、ここへ来る多くのドイツ人客を感動させているそうです。ひと目見ただけで、台北の高級ホテル以上の華やかさと当地食材を上手に使用した料理の数々には感動と感激以外の言葉が出てきません。全部食べたくなるこの衝動を抑えるのも大変でした。