木をふんだんに使用した日本式建築の古民家を民宿に! 鉄ちゃんが喜ぶお宝が眠っているかも?
こんにちは、台北ナビです。
観光局が主催する「好客民宿」内見ツアーに参加してきました! 今回ご紹介するのは「山脚民宿」。民宿の中に入ると懐かしい気持ちになる、レトロな雰囲気漂う場所です。
簡素で飾り気のない「山脚民宿」は、1950年代に建てられました。民宿の名前は「山の麓」にあるからこの名前をつけたといいます。そしてオーナーの徐享忠さんはここで育ちました。現在は近くにあるほかの場所で過ごしているそうですが、リタイア後、1年半の時間をかけて改築し、民宿として営業を開始しました。と言っても、元々は民宿を開こうとは思っていなかったそうなのです。何でも、裏山へハイキングに行った後にシャワーして休憩するところが欲しかったという理由で、リノベーションをしたのだとか。その後ここを利用したことのある友人達の勧めで民宿営業を始めました。
元々の建物をできるだけ留めるため、大規模なリノベーションは行っていません。60年前に住んでいた頃の様子が残されているからこそ、懐かしい気持ちになるのですね。
室内などにあるこのライトは手作り!
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昔のドラマに出てきそうなキッチン
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ぬくもりのある内装
元鉄道員が集めた鉄道グッズ
台鉄の運転手さんだった徐さん。その頃自分が使っていたものや自分で収集した鉄道グッズが飾ってありました。ダメモトで帽子を被ってもいいか聞いてみたところ、あっさりOK♪ みんなで記念写真を撮りまくりました。
昔は使っていたというタブレット閉塞の道具もありましたよ。自らも鉄っちゃんだという徐さんは鉄道の話をする時はニッコニコ! 台鉄のことを色々教えてくれますよ。
優秀社員賞にも選ばれました!
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ランプをライトに改造しています
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建物だけでなく、敷地全体を歩いてみてください!
庭にはたくさんの植物
民宿の敷地内は緩やかに盛り上がっているのに気づきますか? これにより、雨が降っても建物も中に水が入りこみづらくなっているそうです。ちょっとした工夫ですが、雨の多い台湾では大切ですよね。
裏庭も自由に散策できます。これは絶対見て欲しい! と紹介されたのが日本統治時代に作られたであろう「境界標」。総督府、内務局、昭和六年と書かれているんですよ~。
徐さんが小さな時に植えたという玉蘭は立派に育ち、開花の時期になると毎年いい香りが辺り一面を漂うのだとか。
シンプルな室内
ダブルベッド1台と2台のお部屋。各お部屋にはお庭に植えられている植物の名前がつけられています。バスタブはありませんが、広めに作られたシャワーブースはきちんと区切られているので、バスルームが水浸しになることはありません。
お庭に植えられている紫壇(シタン)から命名されたお部屋。
最も小さいお部屋ですが、マットレス、デスク、ソファー、浴室と必要なものはあります。
黒檀という名前がつけられたお部屋。黒檀と聞くだけで何だかいい部屋な気がするのはナビだけでしょうか? 紫檀居よりも一回りほど大きくなっています。ライトはもちろん、ティッシュボックスやゴミ箱までも自分でデザインされたそうです!