畑の中の地中海? インパクト大な外観だけれど、お部屋の中はシンプルで使いやすい!
こんにちは、台北ナビです。
観光局が主催する「好客民宿」内見ツアーで宿泊体験をした「仲夏綠茵」をご紹介したいと思います。こちらを経営するのは以前台東民宿協会の記事長もつとめたことのある黃建欽さん。自身の民宿の紹介はもちろん、台東の民宿事情も教えてもらえました!
台湾でよく見かける地中海風の建物。白と青のさわやかな色使いが特徴ですよね。しか~し、こちらは白と黄色という組み合わせ。「農地に民宿を建てる場合は、建物の面積は全体の10%以内に留めること」という法律があるため、農地に建てたというこちらの民宿は、もちろん畑に囲まれています。そんな中に白×青の海を思わせる建物は合わないから、デザイナーさんと話し合って白×黄にしたのだとか。周りとの景観を配慮することができるのはさすがです。
土地がたっぷりあるこちら、のんびりできるお庭やミニ農場もあります。パクチーなど台湾らしいものが育てられていて、見るだけでも楽しめました。
普悠瑪列車(プユマ号)や太魯閣列車(タロコ号)に乗車すれば最短3時間半で台東へ到着!
台東民宿協会元理事長の黃建欽さん。自らの民宿紹介よりも台東の民宿が置かれる状況を知って欲しい! と熱く語ってくださいました!
プユマ号運行後、台北から台東へのアクセスが格段に便利になり、4時間ほどで台東へ遊びにいけるようになりました。それに伴い太魯閣号の運行も知本まで伸び、これならなんと3時間半で台東に到着! ここ数年で台東旅行へ来る方も増えており、台東の民宿は1100軒にものぼるといいます。
そして、台鉄「台東」駅付近には400軒以上の合法民宿があります。しかし、度重なる台東を襲う台風の影響で旅行客は減少の一途をたどっているそうなのです。ほとんどの民宿は震災前の状況に戻ってきているし、観光資源も復興しているので、是非台東へ遊びに来て、合法民宿に宿泊して欲しい! と静かながらも胸にぐっとくるような話し方で、まとまった休みが取れたら台東に遊びに来たいなと思わせてくれました。
全室広いベランダあり!
磨きあげられた階段
1500坪の敷地に建つ黄色い民宿。よーく見るとどのお部屋にも大きな半円形のベランダがあるのに気づくはずです。どのお部屋にもベランダがついていて、カーテンを開けると明るくて開放感があります。
ナビが個人的に気に入ったのは、2階以上は靴を脱ぐシステムだったこと。ぴかぴかに磨かれた木製の階段を何度も上り下りしちゃいました! お部屋の中もフローリングです。実際歩いてみると、いい建材を使っているなと感じさせられるはずです。
ナビが宿泊体験したお部屋。おしゃれさはないけれど、必要なものはきちんとあるのでとっても快適に過ごせました。ノートパソコンを広げて仕事も出来るし、浴室にはバスタブがあるし…横になった途端眠りについてしまったベッドは寝心地がいいし……。
何より、「好客民宿」に認定されているだけあって、隅から隅まで清潔に保たれているのが好印象でした!
1階にはフロント部分となるカウンターや公用スペースであるリビングやキッチンがあり、宿泊者は自由に使えます。こういうところだと、朝食は各自作ったり買ったりするところが多いのですが、こちらは毎日手作りの朝食が用意されています。蘿蔔糕、マントウ、たまご料理にお肉…そしてフルーツにドリンク。見た目からはわかりませんが、食べてみるとお腹いっぱいになっちゃいますよ!
また、台東駅からの無料送迎サービスもありますし、レンタカー&バイクのお手伝いやクジラウォッチング・ラフティングなどの申込のお手伝いなど、旅での困った! にこたえてくれます。
※リビングエリアは22:00まで使用可能です。