サービスの手厚さはさすが日系の高級ホテルならでは。台北旅行のホテル選びをますます楽しくさせるイチオシです!
こんにちは、台北ナビです!
ナビのご近所、南京東路と中山北路が交差する付近は、日本からの観光客も多く宿泊するホテルが集まり、土産物店やレストラン、ショッピングスポットでにぎやかな街並みとなっています。
そんな中山エリアに注目の新しいホテル「オークラプレステージ台北(台北大倉久和飯店)」が満を持して登場。日本でも元祖「ホテル御三家」として国内外から高い評価を受けているホテルオークラ系列です。
実をいうと、ホテルのプレオープンは7月下旬、正式オープンは8月3日でした。しかし、営業開始当初から超大人気で連日大忙し。やっと落ち着いてきたということで本日の取材となりました。今か今かと期待していた皆さん、お待たせしましたー!
実はナビもホテルの前は何度も通っているものの、なかなか入るチャンスはなく、今日が初めて。南京東路に面した車寄せは余裕を持ってスペースが取られており、前の車が出発するまで後続の車が待たされるということはありません。
足を一歩踏み入れると・・・
ドアマンが笑顔で迎えてくれたロビーへ一歩足を踏み込むと、高い天井にチェコから取り寄せたというピンクがかった大型シャンデリアがお出迎え。白を基調とした館内には水音が響き、いきなりラグジュアリーな気分にひたれます。
入口から入って正面にはフロントと客室専用エレベーター、右手にソファーとコンシェルジュデスク、左手には昼はカフェ、夜はバーになる「The Pearl」、南京東路に面した側にはスイーツやパンを扱うショップと、モダンクラシックな雰囲気を醸し出しつつ機能的にまとめられています。
カフェにもバーにもなる「The Pearl」
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東京とおんなじベイカリー
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ところで、ホテルの正面入口にはタクシーなどからも分かりやすいよう「大倉久和大飯店」の大きな看板が建っています。この「久和」という名称、ナビは勝手に「合弁している台湾側の企業の名前だろう」と思い込んでいました。ところが、今日案内をしてくれた池さんに確認してみたところ全然予想と違う答えが!「久(きゅう)はホテルの住所、南京東路一段9号の9から、中国語でも久と数字の9は同じジョウという読み方です。和はオークラが大切にするコンセプトから名付けたものです」。名称にも深い意味を持たせたこだわりを感じます。
館内を案内していただいてそこかしこで目に入るのは芸術品の数々。エレベーターホールにはもちろん、廊下のちょっとしたスペースにも、趣味のいい食器や花瓶が飾られています。これらはすべてホテルを運営する「長鴻栄実業」という企業のオーナーの私有物だとか。建設業界などで成功したオーナーが、次なるビジネスとして選んだのがホテル業界。詳しく聞くと、合弁ではなく、台湾側が100%出資し、日本のオークラ側がスタッフを派遣し、マネージメントしている形になるそうです。
客室は全部で208室、大型高級ホテルと比べると決して多い数字ではありません。その分、ラグジュアリー感を大切にして付加価値を高めることで、都会型高級プチホテルのスタイルを目指しているようです。
お部屋へおじゃましました♪
それでは、さっそく客室からご紹介していきましょう。客室のグレードは全部で7つ。今日は一番需要の多い「プレステージルーム(Prestige Room/菁英客房)」と「オークラプレステージルーム(Okura Prestige Room/大倉菁英客房)」を見せていただきます。客室フロアへは専用エレベーターにて。カードキーを持っていない方は利用できないため、セキュリティも万全です。客室フロアもやはり白を基調としてまとめられた明るい廊下。こちらでもかわいい芸術品がお出迎え。
お部屋の設備、備品をご紹介!
ビジネスにも、旅行中に手紙を書くにも便利なデスクとデスク周りの小物はオレンジで統一。こちらのオークラは日本料理レストランを除き、すべて香港のデザイン事務所によってデザインされているそうです。デスクの引き出しには、何かと便利な文房具やソーイングキット、オークラのロゴ入りレターセット、室内には無線LANの電波も入りますが、LANコードも用意されています。そしてこのチェアの座り心地が抜群なのです!
機能的なのはテレビ下の収納棚。右手にはミニ冷蔵庫(中のドリンクは有料)、真ん中の引き出しにはグラスやカップ類、ワインオープナーなどが用意されており、どこに何があるかが一目瞭然。ナビママお気に入りの収納棚は、指先で押し込むとスーッと最後まで収納されるスムーズさ!
冷蔵庫内は有料です
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水分補給にうれしいミネラルウォーターは無料で4本!
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時代はタッチパネル!
部屋のライト、カーテン、ブラインド、アラームなどの操作はすべてベッドサイドのタッチパネルで可能。SONYの大画面テレビとDVDプレイヤーで映画を楽しむことだって出来ちゃいます。また、一方のサイドテーブルには収納式のセーフティボックスがあります。パスポートなどの貴重品をしまっておくのに便利ですね。
エスプレッソマシンも最新式
リラックスのお供にエスプレッソはいかがでしょう。館内のすべての客室に「ネスプレッソ」ブランドのマシンが置かれ、引き出しには4つのカートリッジが。もちろん烏龍茶などのティーバッグも完備です。
バスルーム
洗面所は明るい大理石の床に大きな鏡、シンクの深さも充分です。アメニティは台湾オリジナルのものを使用。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシセット、ヒゲソリなどの基本的なもののほか、シェイビングクリームや、女性にはうれしいコットンパフなど「あったら嬉しいな」というアメニティがちゃんと準備されているんです。「あれ?ウイスキー?」と見間違うような袋のなかにはパナソニック製のイオンドライヤー。シャワールームもバスタブの広さもゆったり。湯上りの体重チェックは日本のタニタ製で。台湾で美味しいものを食べすぎてビックリしないでくださいね。
シャワーは2種類
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バスタブも日本人好みの大きいもの
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一か所にまとめられているアメニティ
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オークラオリジナル
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お風呂に入りながらニュースやドラマをチェック可能
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音量やチャンネルはこのパネルで操作♪
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なになに?ウイスキー?
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と思いきや、ドライヤーでした
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トイレは、日本人にはうれしいバスとの分離型!TOTO製のウォシュレット導入で、あらゆる動作が脇のタッチパネルで操作可能。大きな文字で日本語表示もあるので、慣れない方でもご心配なく。トイレにもさりげなく絵が掛けられているところにセンスが光ります。
操作はタッチパネルにて
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トイレのなかにも芸術品が!
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実はナビやナビママが気になったのは室内に掛けられていた絵。どうも今まで見てきた台湾の画家さんとはちょっと違うタッチなので、「もしかしたら日本人が書いたのかも」と考えましたが、どうやら台湾の新進気鋭の若手女性画家のようです。
クローゼット
クローゼットのなかには、バスローブのほかにパジャマが用意されています。台湾でパジャマが用意されているホテルは少ないので、これは嬉しい!
と、ここまで見終えてナビたちは気付きました。エレベーターに乗ってから廊下を歩き、客室のドアを開けてパスルームやベッドルームへ、一切の段差がない「バリアフリー」仕様になっています。これなら、車椅子利用の方やお年を召した方も足元を心配することなく宿泊していただけます。
人気のお部屋を見てみましょう!
Prestige Hollywood Twin Bed Room(菁英客房/2單床) 13坪
まず見せていただいた「プレステージルーム」は白+オレンジの配色が明るい印象を与えてくれます。部屋は台北市内の高級ホテルではかなり広い部類に入る13坪。バスや洗面所との仕切りとなるドアは全開にすることが可能で、より一層広さを感じられます。反対に、完全に閉じて目隠しすることもできるので、恥ずかしがり屋の方もご安心を。
見せていただいたお部屋は南向きで、窓からは新光三越ビルや台北101、眼下には南京東路の賑やかさが飛び込んできます。
こちらは「元祖摩天楼」の新光集団ビル
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遠くに霞むは台北のランドマーク「101ビル」
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