日月潭で一番高い所にある「旧蒋介石前総統行館(別荘)」から、翡翠色の湖を望むことができます!
こんにちは、台北ナビです。
「日月行館」はその昔、日本の天皇陛下の台湾における邸宅でした。そして、台湾光復後は、蒋介石前総統の別荘「蒋介石前総統行館」となりましたが、1999年、921大地震でこの建物は全壊しました。
「日月行館」の上階から見下ろすと、三面が湖に囲まれているのがよくわかります。緑の山々と翡翠色の湖畔は、その季節、天候、時間によって時折深緑や紺碧にも変わり、まるで1枚の動く絵を見ているようです。また雲や霧が濃い日には、さながら桃源郷を描写した山水画のようにも見えます。日月行館は、かつての「蒋介石前総統行館」が持っていた景観の空間概念を継承しているため、ここに来た人なら誰でも自然の美術館にいるような気分に浸ることができるのです。
行館の外観
黄金のマスト
大型客船の形に建築されたホテルの外観は、遠く終わりのない場所へ航海することを象徴しているそうです。特に目を引くのは船のマストに用いた純金の金箔。ため息が漏れますね。
ホテルの空間は、大量に透明ガラスを使用し、大地の美景と融合した風景を演出しています。外観には4000万個以上のLEDランプを飾り、一面漆黒な夜の湖畔に彩りを添えますが、外からだけでなく、中に入ると天井の高さが45mのロビーの各所も美しく光っています。
本当の休日が過ごせる
全ての客室から、日月潭の湖畔の景観を観賞することができます。朝部屋で静かに目覚め、窓の向こうに連なる遠い山々を望むと、本当に絵画の中にいるようです。この静寂の中、ラルー島は空中にぼんやりと浮かんでいるようにも見え、数隻の小さな船は仙境を漂っているかのよう。ずっと部屋にいたら、朝日から黄昏まで、日月潭の変化を余すところなく観賞することができます。夜の帳が降りて、お天気がいい日には、空いっぱいに星が散らばることがあるそうです。ナビは何回か日月潭に来ましたが、未だそんないいお天気の日にめぐり合っていません。いつか見たいものですね。
迎賓ロビーに驚き
45mの高さを誇るぜいたく空間のロビーには、長さ12mの豪華なクリスタルライトがぶら下がっています。フロアに目を向けると、複雑な工程で造り上げられた九龍ガラスボールが備えられていました。
ガラスは地の象徴で、日月潭は水、というわけで風水五行の理に従っているのです。ロビーでもう一つ目を引くのが、大理石の光の壁!イタリアから運ばれてきたこの石材は、水晶の玉石紅龍玉で、石の紋が特徴的です。日中はきれいな紋様が見え、夜になると各所にライトが光り、別の表情を見せてくれます。
精品店 GIFT SHOP:ホテルにふさわしいショップかもしれません。珊瑚やブランド品を販売しています。
お部屋のアメニティ紹介
何から紹介したらいいのかというくらい、いろんなものが揃っています。
まずクローゼットにはセフティBOXがありますが、その上の棚には黒い革製のカゴ。どの部屋にもあるこれは、朝、外から扉が開いて、新聞が入れられるカゴなのです。
バスローブもあり、傘もありますが、浴衣はありません。
ドレッサーに目をやると、日月潭のきれいな絵葉書セット。ベッドの上には折鶴とナビにはフェイスパック2枚とホテルCDがプレゼントで置かれていました。インターネットコードもあり、ネット接続は無料です。
冷蔵庫の方に目をやると、日月潭紅茶と高山烏龍茶のセット。冷蔵庫内には桃と青りんご酢の炭酸水が入っていましたが、こちらもミネラルウフォーターと同じく無料です。
トイレはTOTOで全室ウオシュレット、音姫も付いていて、便座のふたが自動的上がり、使用後は自動的に水が流れ、快適なトイレタイムを過ごすことができます。洗面台は2つ。洗顔、ローション、ボディーソープ、シャンプー、リンスなどは、ドバイのバージュアルアラブホテルと同じブランドのMOLTON BROWN。セレブっぽい香りがします。ドライヤーは引き出しの中、サニタリーセットも一緒に入っていました。
箱を開けると、歯ブラシや櫛、髭剃り、シャワーキャップ、綿棒、デンタルクロス、コットン、髪留めやヘアゴムなど至れり尽くせり。体重計もありました。
バスルームには大きな浴槽があり、湖の方向に面しています。どの部屋も美人湯と言われる温泉湯が、蛇口をひねると惜しみなく溢れ、あっというまに浴槽いっぱいにたまります。極楽気分でゆったりと湯に浸かってください。
部屋紹介
部屋は全室92室。どの部屋もエキストラベッドは可能で、朝食や夕食はオプションで選ぶことができます。客層は台湾国内のお客さんが一番多く、日本人はまだそれほどいないそうです。
Junior Deluxe Room (ジュニアデラックスルーム/日月客房) 3F 15坪
こちらはナビが宿泊したデラックスルームですが、デラックスにはこちらの静かでシンプルな禅スタイル以外に、きらびやかなオリエンタルのチャイナスタイルと南国情緒たっぷりのバリ島スタイルの3つのタイプがあります。 カーテンは壁際のボタン1つで降りてきます。朝まぶしいのが苦手な人は、光を完全にシャットアウトできますよ。他にも、5Fと6~8Fにもデラックスルームがありますが、5F以上は部屋15坪+ベランダで若干広め。それぞれ上階に行くほど宿泊料金も高くなっていきます。
チャイナスタイル
バリ島スタイル
画像提供:日月行館
Deluxe Garden Room(デラックスガーデンルーム/庭園客房) 3F 25坪
独立した造景庭園をもつ客室です。3Fですが、25坪の広さがあり、眼前に湖が望めるようになっています。
画像提供:日月行館
Junior Suite(ジュニアスイート/船椲套房) 3~5F 26坪
リビングと寝室を持つスイート。
ゆったりとしたホテルライフを送りたい時は、2室あると快適ですね。6~8Fのジュニアスイートは、同じく26坪ですが、上階なので料金は少し高めです。
Executive Suite(エグゼクティブスイート/行館套房) 8~10F 30坪
全館で10室しかないエグゼクティブスイートです。上階に位置し、広いベランダから見下ろす日月潭は格別のものがあります。エグゼクティブ以上は、黄金の洗面器が備えられています。
画像提供:日月行館
Royal Suite(ロイヤルスイート/皇居套房) 10F 45坪
新婚カップルにピッタリな部屋とも言われています。
というのは、黄金のバス設備が備えられ、2人の愛は金より堅くなるとか。
Presidential Suite(プレジデントスイート 總統套房) 9F 128坪
通常の客室に加えて、プライベートスチームサウナ、大型マッサージバス、プライベート戸外バス庭園を設けられています。洗面器以外に、トイレも黄金なのが有名です。
レストランは?
萬象料理 KITCHEN 139 2F營業時間 /朝食:7:00~、ランチ:11:30~14:00、アフタヌーンティー:14:30~17:00、ディナー:17:30~21:30
ヨーロッパ、アメリカ、アジアの各種料理が結合した多国籍料理の数々。季節ごとの様々なご当地食材と輸入食材に日月行館ならではの調理法を用いて、お客さんにお届けしています。
朝食はこちらで
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アフタフンティーではほぼ満席になりました
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文采廊 LOUNGE BAR 2F營業時間 / 11:30~23:30
快適で優雅な空間を提供している「ラウンジバー」文采廊。湖に面しているので、ムードたっぷり。
東方料理 ORIENTAL CUISINE 11F
營業時間 /ランチ:11:30~14:00、ディナー:17:30~22:00
上階に位置しているので、日月潭の風光明媚を食事と共にたっぷり味わうことができます。台湾、湖南、上海、広東の4大中華料理のメニューをそろえ、豊かな南投の農産品を応用した完璧なグルメを目指しています。
朝食のひととき
ホテルスタッフのおすすめで、朝食は2Fのレストランには行かず、ルームサービスを利用しました。前日チェックインの際に8時半と告げていたら、8時過ぎに朝食をお持ちしてもよいですかとの電話。
運ばれてきた食事をベランダのテーブルに並べてもらいました。洋食は普通でしたが、和食は豪華。フレッシュなオレンジジュースに温かいミルクとコーヒーもついています。
ルームサービスは 24時間サービスで、ミニマムチャージ200元+10%~。朝食、ランチ、ディナー、夜食…お腹が空いたときはいつでもどうぞ。
ホテル内の設備も日月行館ならでは
屋外プール HOT SPRING SWIMMING POOL 12F
利用時間:7:00~11:00 15:00~22:00
プールサイドに立ってみて、湖の方向を望むと驚きました。視界効果をうまく活用したプールは、湖と一体化しているようで、まるで日月潭で泳いでいるような気分になります。こちらのプールは水ですが、実は水質は温泉の泉質なので、美人湯。プールでもきれいになれるかな?青一色のプールの傍らには、水中バーカウンターが設置されていて、ここに来たら、ちょっとドリンクを一杯、の気分になりそうです。
池畔バー営業時間:10:00~12:00 15:00~20:00
ホテルのどこからでもラルー島が見えます
フィットネスセンター 12F
利用時間:7:00~11:00 15:00~22:00
フィットネスセンターはMatrix高級ジム器材を使用、透明ガラスから日月潭の湖の光と山が一望にできます。世界中探してもこれほどの景観が望めるフィットネスセンターは稀でしょう。ランニングマシーンに乗っかると、湖の中へ走り出していけそうな気がします。
MOON SPA LEISURE & FITNESS 12F
営業時間:10:00~22:00
タイから来たMoon Spa。ウエスタンとオリエンタルが融合した心地よい空間が広がっています。部屋はすべて日月潭に面していて、湖上SPAのムード満点。使用しているアロマオイルもMoon Spaのもの。いい香りに癒されます。
ウェディング広場 WEDDING FACILITIES日月潭の景色は2人のもの、そんな気分になれるウェディング広場です。
透明歩道を持つ高層展望台
カフェも併設
正面から見ると…
営業時間:8:00~17:30日月潭涵碧半島の高台に位置するホテル12Fの展望台から望むと、左の日潭と右の月潭の2つの湖を同時に望むことができます。左にはサオ族の村伊達邵、右には向山観光インフォメーションセンターが見えました。ここに数分立っているだけで、湖の表情は刻々と変わっていきます。本当にその時その場所にいた人しか味わえない景色で、2度と同じ景色は見えません。
ナビは、秋口の涼しい風を感じながら、心身ともにリラックスしていく気分を味わうことが出来ました。常に変幻していく、湖の顔。他の人にはどんな表情を見せてくれるのでしょうね。
透明の空中歩道は、地上から高さ60メートルところにあり、日潭と月潭両方の風景を一度に300度観覧できる高台です。ここは、平地の1000倍もの日月潭のマイナスイオンを吸収することができるとも言われています。透明なフロアを歩きながら頭を下げると、清らかな湖水。頭を上げると無限の青い空を望むことができ、まるで自分が雲の上に身を置いているような気分になれます。宿泊者は無料ですが、外部から入る場合は、400元/1人。250元/130cm以下及び65歳以上の年配の方。
行館内で食事(アフタヌーンティ含む)などの利用した場合は、200元の優待チケットもあります(当日のレシートのみ採用)。入場はホテルに向かって左の坂を下りたB1からエレベーターで11Fまで。
以上、台北ナビがおとどけしました。