八甲魚場を持つ親切なオーナーがお茶でもてなしてくれました♪
こんにちは、台北ナビです。
宜蘭県は、台湾で民宿業が一番先に始まったところで、その数も他県に群を抜いています。数が多いと種類も多くなり、泊まってみたいと思う民宿も数多くあります。こちら八甲民宿も広い敷地にきれいな庭と別荘のような造り。部屋も快適なんだろうなあと想像が膨らみます。
気持ちよく泊まれる、これが何よりですね。
オーナーは八甲魚場を経営
満面の笑顔で迎えてくれた黄玉明さんご夫婦は、近所で魚場を経営しています。実は、こちらの魚場はすでに30年余り。台湾で初めて山水を引き、鮎の養殖を始めた魚場として有名で、鮎料理に舌鼓を打ちたいお客さんたちが遠方からも訪れます。
魚場経営はすっかり軌道に乗って、今は息子さんたちが後を継ぐことになり、黄さんは、人生第2の目標として、2011年民宿経営を始めたのです。
ごめんくださ~い!
広大な田畑とどこまでも続く青い空とおいしい空気。気持ちいい~と思っていたら、田圃の中にきれいな別荘が出現しました。大きな門を入って花や緑の多い庭園を過ぎ、玄関のドアを開け、ごめんくださ~い!
天井の高い広間は、右にフロント、左にソファ、奥にレストランがあります。
黄さんは、いつもここのソファでお茶を入れ、お客さんをもてなしています。ナビもおいしいプ-アール茶をまずは一杯いただきました。暑い夏場だったので、冷えたお茶がのど越しを潤してくれたとたん、ふうーとため息が漏れました。
黄さんは、現在日本語を猛勉強中。宜蘭や台湾のことも熱心に教えてくれるので、ここへ来たらぜひリビングのソーファに座って、黄さんとおしゃべりを楽しんでくださいね。しばしおしゃべりを楽しんだ後、黄さんはナビを部屋へ案内してくれました。
十分なアメニティ
民宿の個性によりますが、一般的に民宿のアメニティはそれほど凝っていません。「八甲」も凝っていませんが、十分でした。シャンプー、ソープ、歯磨き、シャワーキャップ、髭剃りなど。リンスや櫛、綿棒などはありませんが、部屋には、ミネラルウォーター、コーヒーやお茶のセット、湯沸しポットもそろっています。
部屋をみていきましょう
螺旋階段を上ると、客室がある2Fと3F。今回ナビが泊まったのは203室、2Fには、6室あって、うち2室はコネクティングルームにもなります。
全体的にどっと落ち着き感が来る感じの部屋ばかり。自分のうちのようでもあり、のびのびとした気分になれます。エキストラベッドは、部屋によっては追加可能でプラス600元。
201室 ツイン 4人まで
明るくて気持ちよく過ごせそう。
外の景色もきれいに見え、快適です。
じっくりおしゃべりできるコーナーがあるのもおもしろいですね。
バスタブもあります。
202室 ツイン 4人まで
この部屋の雰囲気も気に入りました。
家具の向きは201室の反対側の方向になります。
窓が2面にあって、明るい!
203室 ツイン 4人まで
ナビが泊まった部屋です。部屋に足を踏み入れたとたん、あ~ぐっすり眠れそうという気がしました。
実際ベッドもちょうどいいクッションでよく眠れましたよ。
204室 ダブル 2人まで
カップル向き。バスルームは窓がないですが、部屋は窓が2面で、外は見渡す限りの緑。
プライベート感を感じる部屋です。
205室 ツイン 2人まで
206室とコネクトしています。3世代とか大家族で泊まる時に適していますね。スペース的にも広いので、くつろげます。
206室 ダブル 2人まで
205室とコネクトですが、もちろん単独の2人部屋としても利用可。
ベッドが壁よりのせいか、全体的に自分の部屋的なムードが漂い、落ち着きます。
3Fは12人のグループ部屋
こちらは、屋根裏部屋の様相で、なかなかいい感じです。
12人まで宿泊可能。子連れなどのグループ旅行で、夜も一緒に過ごしたいならいかがでしょうか?若い人たちのグループにも向いていますね。ここに泊まったら、楽しい旅になりそうですよ。
また、部屋は12人部屋ですが、3Fには、トイレ、シャワールームが一つしかないのが難と思っていたら、1Fにもトイレシャワールームがあるので、混み合う時は1Fをご利用くださいとのことです。
もう一つの民宿棟
民宿の後方にもいくつか部屋があります。
ダブルベッドの2人部屋が3部屋とツインベッドの2人部屋が2部屋あります。
こちらは前方の部屋より造りの面で少し簡単なので、料金の方も安くなっています。
バリアフリーもしっかり
|
|
さすが魚場経営だけあって、壁には魚の絵がたくさんかかっていました
|
民宿には、朝ごはんがついています
洋食と中華がありますが、お客さんが多いときは中華、少ないときは洋食。上階、後方の部屋ともに全室満室だったら、「八甲」は48人まで泊まれるそう。その場合は中華のセルフサービスとなり、内容は、お粥、野菜 干し大根入り卵などです。洋食は、サンドイッチ、焼き玉子、ミルクティーなどです。
本館の2Fに宿泊した人で、もし「八甲魚場」で鍋料理を頂くなら、10%のディスカウントが受けられます。
宜蘭なら民宿で!
台湾の人たちが、東部旅行で宿泊地に選ぶのは、ホテルではなくまず民宿。台湾の民宿文化は今なおどんどん進化していて、どこに泊まったらいいのか、それはそれはとっても迷ってしまいます。
しかも宜蘭に次いで民宿が多いのが花蓮。そう、台湾東部は民宿花盛りなので、とっても選択肢が多くて、ハイレベルなのです。
観光客ならまず送迎もある民宿が便利ですね。観光地も自転車などで行けるところならなお便利。そして、民宿宿泊の醍醐味は、そこが自分のフィーリングにピッタリくるかも大事、気持ちはゆったり、睡眠ぐっすり。パーフェクトに気分転換ができるということ!
そして、決定打は、民宿オーナーの個性だとも言われています。オーナーからまた来いよと言われて、毎年決まった時期に行ってしまう民宿、観光?いえ、オーナーの顔を見るために。そんな行きつけの民宿を台湾東部の宜蘭で探してみませんか?台北ナビがおとどけしました。