西門町に出現したエコ、テクノロジー、アートを謳う国賓大飯店の新ブランドホテル!
こんにちは、台北ナビです。
ambaという名前にピンと来る人もいるでしょう。amba TAIPEI XIMENDING のambaは、Ambassader Hotel(国賓大飯店)からきています。中山北路の二段に位置し、台湾で50年以上の歴史を誇る高級ホテルの新ブランドホテルが、ここ若者の町西門町に出現しました。amba TAIPEI XIMEDINGは、誠品武昌店が4Fまで占めるこの建物の5Fから上になります。
1Fは、ホテルのカフェとサロン(amba 甜吧 bakery、amba street salon)
、5Fはホテルロビーとフロント、レストラン&ラウンジバー(amba 吃吧 restaurant、amba 酒吧 bar、amba 聽吧 lounge)。ファイブスターではないので、ジムやプールなどの設備はありません。黒いスタイリッシュな外観を仰ぎながら、中はキラキラでド派手なのかと想像したナビ。が、第一にエコ重視!そして、最新テクノロジーを駆使し、外観から感じさせるアートでおしゃれな空間に、未来のホテル像を見たような気がしました。
5F到着
すべてのエリアには「吧」(日本語でいえば、○○しよう!のような意味)の文字とかわいいイラストがついています
1Fの入口は、武昌街側からで、「甜吧」というホテルのベーカリーの前を通っていくと、奥にエレベーターがありました。到着した5Fのロビーには、西門町をテーマにしたアートスペースが広がっています。この空間の作品は定期的に変わります。
まずはチェックインカウンターをご覧ください。おもしろいのは、カウンターを支えている部分と上部がリサイクルのペットボトルで造られていること。Ambaの設立年を記念して、ボトルは全部で2012個あります。アーティストは台湾人の范姜明道。作品は、なんとバラバラで運び入れ、フロント前でくっつけ組み立てて、その後に取り付けたそうです。へえ~ペットボトルでこんなにおしゃれになるんだと開眼。
他にも葉裕清、張淑征、鄧兵兵ら台湾の新進気鋭のアーティストの作品を、ホテルの各フロアや客室内、そこかしこで目にすることができます。
1Fのエレベーター
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6F以上のエレベーターには、各フロアのテーマの絵があり、6Fは音楽です!
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ホテルの概要
天井が美しい!
5Fのカウンター前は、柔らかい自然光の下に緑や木のテーブルがあり、安らぎを感じさせてくれます。この光はどこから?と上を見上げると天窓がありました。教会を思わせるような模様がおしゃれで、モダンな感じもします。光は内側向きの部屋にも当たり、ホテルライフを上質のものにしてくれます。静かさを求める人は内側向きの部屋がいいかもしれませんね。外側向きの部屋は映画館街が見下ろせたり、賑やかな台北市の様子が望めますが、外の喧騒とは全く関係のない別世界が内側向きの部屋にはあります。
天窓下のエリアは自然光が優しいのです
カードをかざして「開け、ゴマ!」
6F以上は客室となっていて、全部で162室あります。部屋の種類は、S(19室)、M(57室)、L(53室)、XL(30室)、ベランダ(3室)の5タイプに分かれています。「冰吧」というアイス補給コーナーが各フロアにあるので、部屋でお酒を飲む方はこちらをご利用ください。「洗吧」はランドリーコーナーで6Fのみにあります。24時間無料で使用可。洗濯機&乾燥機は、日本製で6kgまで洗え、洗剤と柔軟剤も揃ってます。アイロン、アイロン台もありました。長期滞在にも便利ですね!
また、このビルの4F以下は商業エリア、5Fは宿泊者以外の人たちにも開放している空間のため、6F以上に泊まるお客様はエレベーター内で、カードをかざします。宿泊者以外の人は6F以上に行くことができません。
アイスもランドリーも音楽のフロア6Fにあります、壁のアートにご注目!
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ランドリーには水滴…
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掃除してくださいは、箒のイラスト!
客室に入ってドアに貼り付けている「掃吧」という磁石カードは、「掃除してください」とドアにかけるアレ。
ambaは、ドアにペタッと貼り付ける形なんです。
部屋のカードキー
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各部屋のドア裏には、避難経路の表示図が貼ってあります
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L(ダブル)に入りました、備品は全室共通!
Large King Room(大房/一大床) 8-10坪、全館6室(601室・内側)
をまず拝見。
各フロアは落ち着いた色のじゅうたんですが、部屋に入ったところは黒いタイル。そして、ベッド付近はフローリング。マンションっぽいたたずまいに、一瞬この区切りのところで靴を脱ぎたくなるのはナビだけでしょうか。タイルは滑り止めを上塗りしているため、光沢はありません。が、それが返ってナチュラルな印象を受けます。薄い色の床はアメリカから輸入したリサイクルの木材。このホテルを取り壊すことになっても、この木材は再度リサイクルとして使用できるというから驚き。
穿こうよ!って書かれてます
さて、アットホームな香りがするクロ-ゼットには、男女用のバスローブがかかっています。自然色のコットンで、女性用は、ほら、エステなどで着替える簡単タイプ。前がべろっとはだけないからこれはいいですね!スリッパはビーチサンダルで、こちらも男女あるので、バスローブとともに、男2人か女2人のときはフロントに言えば取り替えてくれます。ちなみにビーサンはお持ち帰り可!
アメニティに目をやると、綿棒と歯ブラシセット、石鹸のみ。石鹸は「薑心比心」のもの。いい香りがします。タオルは綿素材で、特にハンドタオルは自然感を出すため、真っ白にしていないそうです。
洗面台エリアに収まっているセフティBOX
冷蔵庫にはフリーのミネラルウォ-ター。コーヒーと台南の老舗茶屋「嶢陽茶行」のティーバッグがありました。
セフティBOXと懐中電灯もすべての部屋にあります。セフティBOXが置いてある下には中サイズタオルとバスタオルもあります。
シャワーは機能的
トイレはウォシュレットではありません。しかもペーパーの上には、『紙は木からできました。紙を節約することは、木をそんなに切り倒さなくてもいい、要は資源を大切に』という意味の絵が掛かれています。これを見ると、もしかしてウォシュレットも文明が作り出した無くてもいいものでは?と思えてきます。
この精神はバスルームにも顕著に表れ、すべての客室にバスタブがありません。水を溜めるのが浪費なのか、とにかく節水ということで。シャワールームのスペースは広いですが、バスタブ必須の日本人には考え直してくださいと言いたいところです。ナビの場合は、夏場ならOKというところでしょうか。シャンプー、リンス、ボディソープは、やはり「薑心比心」。ショウガのいい香りがして、体の外側からヘルシーになってくるみたい。
節約!
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節電!
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ショウガの台湾ブランド!
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ドライヤーもあり
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ソファも座り心地よし
180x200サイズのベッド脇にはドラム缶を再利用したサイドテーブル。部屋によって色が違います。壁を見ると、往年のレコードディスク。これは西門町が音楽やアートに溢れる若者の街だということを表しています。
節約節電、エコで自然に優しいambaですが、需要に応じて最新も取り入れています。それが、SONYのBRAVIA!Skypeもでき、YouTubeも見られ、インターネット対策万全。もちろん全館は無線LAN完備!チェックインの際に、使用するかどうかを聞いてくれ、その際にパスワードを渡してくれます。
L(ツイン)とS(シングル)とM(ダブルとツイン)はどうでしょう?
Large Twin Room(ラージツインルーム/大房・二小床) 8-10坪、全館47室(618室・外側)
入って右にバスルームとトイレ、左側にクローゼットがあり、手前のエリアは黒いタイルで、カーテンでベッドルームとの境があります。フローリングの部分は、シンプルで一切ムダなくすっきりした快適さ。
カーテンを閉めると
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ベッドルームからはこんな感じに
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内部の色合いも落ち着きます
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アメニティは全室共通
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Single Room(シングルルーム/單人房) 7坪、全館19室(632室・内側)
一番小さな部屋ですが、一人旅には快適すぎるほど。間取りもよく、150x200のベッドは1人には広過ぎ!ナビたち、泊まってみたい!と思った部屋です。
Medium King Room(ミディアムキングルーム/中房・一大床) 7-8坪、全館30室(633室・内側)
コンパクトにまとまっています。すべてがシンプルなので、広く見えるのもいいですね。こちらは内向きの部屋なので、やわらかい光が窓から差し込みます。
Medium Twin Room(ミディアムツインルーム/中房・二小床) 7-8坪、全館27室(624号室・外側)
こちらは、Mのツインルーム。やはりベッドルームとの仕切りにカーテンがありますが、廊下部分は狭く、この感じがちょっとワンルームマンションっぽく、アットホームな感じ。
XL(ダブルとツイン)は、ファミリールームも可!
Extra Large King Room(エキストララージキングルーム/加大房・一大床) 11坪、全館10室(617室・内側)
ベッドは180x200。広~い、家族連れならエキストラベッドも可能だし、心置きなく空間を活用できます。
Extra Large Twin Room(エキストララージツインルーム/加大房・二小床) 12坪、全館20室(614室・内側)
こちらはXLのツインで、間取りもダブルとは違い、ベッドルームとリビングの区切りがちゃんとなっている感じですね。
朝食を
宿泊したら、ホテルの朝食はいただいてみたいもの。さて、どんなものが揃っているんでしょう?朝食は5Fのフロント前のレストランでいただきます。洋食がメインですが、奥の方に担仔麺がありました。また、他のホテルと違う点はフレッシュジュースがその場で注文できるところでしょうか。ナビはオレンジとリンゴをアレンジしてもらい、目が覚めました。ビュッフェコーナーにも2種類のフレッシュジュースがあります。レストランのインテリアは、白枠の本棚がリラックスできる空間を作り出しているので、家庭的なムードの中、ゆったりと朝ごはんをいただくことができます。中でも!担仔麺は、ゆがいた豚肉なども入っていて美味!全体的に種類はそれほど多くありませんが、一つ一つが丁寧。何よりガチャガチャした食器や人のおしゃべりや行き来の音がほとんど聞こえないから、急かされていない気分で食事できるのがいいですね。
ビュッフェは朝だけで、昼と夜は、セットメニューになります。単品は150元~、サラダやパスタ、牛肉麺、サンドイッチなどもあります。飲み物はフレッシュジュースが80元~、コーヒーは90元~。雰囲気がいいので、西門町で、カフェレストランを探しているのなら、ambaの「吃吧」はおすすめです。
★ 吃吧
営業時間:11:00~22:00(朝食6:30~10:00、アフタヌーンティー14:00~17:00) 電話:(02)2375-5111ex2303,2304
1Fのオープンカフェは、カップケーキが売りです。
★甜吧
営業時間:11:00~22:30 電話:(02)2375-5152
夕方オープン。DJブースがあり、西門町を基点に活躍しているDJが中心となって、ラウンジバーを盛り上げてくれます。
★酒吧 /聽吧
営業時間:18:00~23:00聽吧/18:00~20:00 (happy hour)
電話(02)2375-5111ex2305
ambaの利点
何と言っても立地のよさ。食にも買い物、エンタメにも困りません。映画館街の真上なので、遅くまで映画を見たとしても、帰りは徒歩圏内。西門町では、週末に芸能人のイベントもよく行われているから、それに合わせると便利すぎるほど。
観光にも便利です。一番近いのは龍山寺や剥皮寮。総統府にも頑張れば歩いて行けるし、中正記念堂や台北駅も近し!台北駅裏の問屋街や乾物の迪化街もすぐそこなんです。
エコ、テク、アートが心地よく、ホテルに戻るとほっと一息つける、そんな安らぎをambaは与えてくれます。
以上、台北ナビがおとどけしました。