礁渓温泉街の一番にぎやかな場所に位置するホテル、夜市も楽しめます!
こんにちは、台北ナビです。台北から1時間もかからない日帰り温泉は、陽明山や新北投、烏来だけではありません。
礁渓温泉も台北の長距離バスターミナルから乗ると、40分~50分で着くことができます。MRT「市政府」駅のところにも大きなターミナルがありますね。
交通の便のよさ
台北から長い雪山トンネルを抜けると、緑いっぱいのすがすがしい宜蘭の景色が広がりました。ホテルは、首都客運バスと葛嗎蘭客運バスのどちらに乗っても、礁渓のバス停から徒歩で5~7分。台鉄「礁渓」駅で降りても、徒歩5分という交通の便は最高の場所にあります。
しかも!繁華街のど真ん中なので、食事や買い物にもとても便利。ホテルの向かいは夕方から屋台が出現し、その日の朝漁港に上がった新鮮な海鮮料理が、台北の半分くらいの値段でおいしくいただけます。
斜め向かいには温泉公園もあります。ライブ演奏も聴けるし、足湯公園にもなっているので、皆夜の散歩がてらに足を暖めながらおしゃべりに興じていたり、何か食べながら屋台の品々を見たり…。公共温泉もありました。ちょうどホテルがあるこのエリアにすべてが集中していて、家族連れやグループ、友人同士、カップル、そして、一人旅の人も思う存分楽しめる温泉街になっているのです。
お肌スベスベになります
礁渓温泉の泉質は、炭酸水素塩泉。無色無臭で、新陳代謝を促進させ血液循環をよくし、美肌を作り上げるという特徴があります。胃腸病、胆嚢炎、神経痛、関節炎、外傷、肝臓病、アレルギー性疾病、慢性皮膚病、麻疹などの改善をも助けます。湯に浸かって自分の腕を撫でてみると、スベスベ感がよくわかります。
じ~っと浸かっていると、体の芯からじわ~っとあったまってくるようです。この泉質を持つ湯は、台湾北部では、宜蘭県礁渓温泉以外に、新北市烏来温泉と東部台東県の知本温泉が有名。「美人湯」の異名を取る、台湾で一番上質の温泉なのです。
体をゆっくりと温め、その快適さを長時間持続させてくれるこの湯は、特に冬場はありがたいもの。ナビも一番好きな泉質なんです。
シンプルかつモダン
ホテルの入口は、そう大きくはありません。通りの同じ並びにはおいしそうなお菓子やさんが並んでいますが、店の看板の方が派手なので、気取らないホテルの入口は通り過ぎてしまいそう。
中に入ると、やはりスッキリしたデザインで、和風を意識している風。奥には大きな待合室があり、コーヒーやお茶がフリーでいただけます。
お部屋の設備やアメニティは?
アメニティや備品などは、全館共通。
違うところは、部屋の広さと言ったところでしょうか。バスルームには、歯みがきセット、櫛、髭剃り、綿棒、石鹸、シャンプー、リンス、ボディソープ、ローション、シャワーキャップが揃っていました。タオルはハンドタオルはなくて、中と大のサイズです。露天風呂や温泉SPAにも、タオルは準備されています。
ナビが不思議に思ったのは、温泉なのに浴衣が置いてないこと。台湾の人は習慣的に寝巻きを持って来るそうですが、日本人のお客様には無料で貸し出しをしていますとのこと。もし部屋になかったらフロントにご連絡ください。浴衣やぞうりは販売もしています。
また、部屋はすべてカードキーで、トイレは、全館ウォシュレット。バスタブは温泉ホテルだけあって、大きくて深い石の風呂。紅いほうを回せば、温泉湯が出てきます。TVには、NHKはありました。全室無線LANなのもうれしいですね。
ジャスミンティー、コーヒーとポットも揃っています。冷蔵庫はどの部屋も同じで、ミネラルウォーターは2本ずつあります。スリッパもきちんと消毒されています。
客室へとご案内します
全館81室。標準客房、精緻客房、豪華客房、主管客房、城市客房、VIP特級客房の6種類がありますが、ほとんどが4人まで宿泊できる精緻客房です。
標準客房 ダブル
一番コンパクトな部屋ですと言われ、案内されましたが、十分な広さです。
一人で気軽に礁渓へ遊びに来たら、ちょうどいい部屋だと思いました。
精緻客房 ツイン
ホテル内で一番多いスタイルの部屋で、ダブルベッドが2つ。家族4人まで泊まることが出来ます。広さを感じさせてくれるのは、入口を入ったところの幅、そして、バスルームが大きいので、入口からベッドまでの距離が長いこと。リラックスできそうです。
お風呂はさすがに広くて快適なんです
VIP特級客房
ゴージャスという形容がピッタリの部屋。入ったところは大きなリビング、そして奥にダイニング。ヨーロッパスタイルを意識したというのが一目で見て取れます。バスルームも広すぎというくらいのゆったり感。バスタブも深くて、ジャグジー。大理石の壁に埋まっています。ここで礁渓の重炭酸ナトリウム温泉に浸かれるなら、幸せですね。サウナもあります。 寝室は、王室の方用のお部屋ですかと聞きたくなるくらいの高級感。温泉を独り占めしたような気分になれます。
屋上の露天風呂
8Fは男女に分かれている露天温泉「坪庭の湯」で、水着着用です。
隣接地に14階建ての建物ができるため、2015年4月1日より、宿泊者限定の水着着用の温泉施設となりました。それほど大きくはありませんが、空がすぐそこなので、気分的に違いますね。日本人としては、SPAよりもこちらの方が気に入ります。傍らには、シャワーがあるのでここで流してから入浴。
台湾の温泉ではシャワーキップはかぶります。ナビとしては、髪の毛を高く結んで湯の中に入ればいいのではと思いますが、キャップを被っている人から睨まれることはあります。椅子などもあるので、水分を補給しつつ少し休んでまた入ったり、人が少なければ十分楽しめます。
開放時間:5:00~22:00 (1Fのフロントで先に登記を済ませ、カギをもらってから8Fの露天風呂へ入ることができます)
右は女湯、奥は男湯
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こちらへ入ります
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日本語の注意書きもあります
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湯に浸かった後はゆっくり
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お風呂の横に洗い場
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かごもきちんと並んで、清潔そのもの
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かごやタオル、ドライヤー、セフティBOX(暗証番号登録型)など、何でもそろっています |
出雲温泉SPA
水着着用のこちらは、1Fのロビーの後ろが入口です。
細い廊下が少し日本の温泉を感じさせ、奥には足湯に浸かるところがありました。ここはロビーからも望むことが出来るし、ここからロビーのソファもよく見えます。
温泉名の出雲は、日本の縁結びの神様で有名な出雲大社からとったそうです。お客様とのご縁という意味、そして、出雲を中国語で読むと「運がよくなる」という意味の音に聞こえるため、縁起のいい言葉として使用されたそうな。
こちらには4つの温泉風呂があり、緑に囲まれ大自然の中でリラックスできそうないい雰囲気があります。また、都会の秘湯を感じさせるこのSPAでは、なんと秋には紅葉、春には黄葉が楽しめるんです。
開放時間:10:00~22:00
ロビーから足湯が望めます
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足湯の場所
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中へ入ると
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最初の湯
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緑に囲まれ、気持ちいいのです
レストラン「桐壺」で朝食を
朝食はこちらでいただきます。中華と洋食がメインで、和食は、みそしると白いご飯くらいでしたが、サンドイッチやおかず類は種類が多くないものの、どれもおいしかったです。ロールケーキが切ってあって、一つ食べたのですが、なかなか上等な味。コーヒ-もおいしかったので、大満足でした。礁渓の温泉街は、宜蘭名産を販売するお土産やさんがたくさん並んでいますが、中でも菓子類は豊富。名物の蜜せんをはじめ、ケーキ類はたくさんありました。そんな街なので、ホテルのデザートもレベルが高いのかなと思ってしまいました。
朝食時間7:00~10:00
2Fには、宴会場である「花宴」と会議室「明石」があります。
気軽に温泉を楽しみたい方に、台北からも近い礁渓はいかがですか?
新北投や烏來などへ行くのとほぼ同じ時間内に到着することができ、より濃い、より面白い台湾の温泉街を楽しむこともできます。
以上、台北ナビでした。