台湾伝統家屋の宿泊施設は、ノスタルジーたっぷり。繁華街からも近く散歩にもぴったり
こんにちは!台北ナビです。
台湾最南端のリゾート、墾丁にやってきました。「青年活動中心」といえば、日本でいえば「ユースホステル」「YMCA」といった、主に学生や教職関連の人たちに使われる宿泊施設として定着しています。墾丁に作られてからその歴史は古く、設備はやや古いことが指摘されるものの、なんといってもロケーションがいいことと、広大な敷地に広がるその独特な伝統建築群は、外国人客には魅力的です。どんなふうに便利に使えるか、見ていきましょう。
まず、アプローチですが、有名な施設で、場所も墾丁の繁華街とシーザーホテル(凱撒大飯店)の間にあるので、バスの運転手さんに「青年活動中心」と伝えると、入口で降ろしてもらえます。で、ここの施設は敷地が25ヘクタールと広く、主な宿泊施設は奥の方にあるので、フロントまで3分くらい歩きます。
客室情報
以前は、団体で学生たちが利用することも多かったので、2段ベッドを並べた客室も多かったそうですが、時代の変化とともに、いわゆる「ドミトリー」は利用者が減ったため、ほとんどの客室を2人向けのダブルかツインの客室に改装、ダブルベッドが2つ入った客室は「四人套房」というファミリー向けになっていて、もう少しリーズナブルにという団体向けには、板の間にマットを敷いて6人宿泊用にした「六人團體套房」というのを用意しています。
「四合院」スタイルという性質上、それぞれの客室の間取りが少しずつ違ってきますが、ナビが拝見させてもらった客室の中には、液晶テレビが入っている客室、除湿機のついている客室もありましたが、全ての部屋に入っている、というわけではなかったようです。
基本的に平屋建てなので、天井が高い!というのは他のビルディング式のホテルとは違う点。格子状になっている窓は開かないのが基本ですが、日差しは入ってくるので、昼間は明るく利用できます。
標準雙人套房 Standard Double Room、 精緻雙人套房 Superior Twin Room
標準雙人套房はダブルベッドがひとつ、精緻雙人套房はツインベッドの客室です。
合計16室と少ないので、週末はいちはやく埋まってしまいます。
貴賓雙人套房 VIP Room
広さはほかの部屋とあまり変わりませんが、テレビが液晶だったり、椅子が据え付けてあったり、もっとも設備が充実している客室です。
精緻四人套房 Family Room
この施設で「唐式四人套房」とともに、もっとも客室数の多いスタンダードタイプ。ダブルベッドが2つ入っているので、4人まで利用できますが、2人利用でもちょうどいいくらいの広さです。
唐式四人套房(中国風4人部屋)
こちらはフローリング式になっていて、ダブルベッドのマットが2枚敷いてあります。トイレが2つあるなど、バスルームが広く取ってあるのが特徴です。
閣樓雙人套房 Sea View Double Room
こちらはフローリング式になっていて、ダブルベッドのマットが2枚敷いてあります。トイレが2つあるなど、バスルームが広く取ってあるのが特徴です。
原点が学生向けの宿泊施設、ということで、お世辞にも高級感はありませんが、必要なものはそろっています。冷蔵庫のミネラルウォーターは無料で提供されます。
バスルームは、ドミトリーの名残か、シャワールームのみ。バスタブはなく、簡単な作りになっています。一部デラックスな客室には、トイレと洗面台が新しくなっています。
※2010年3月より、アメニティはバスタオル・シャンプー・ボディーソープのみとなっております。
歯ブラシセットなど必要なものはご自分でお持ちいただくようお願いします。
レストランはフロントの前にある建物で、朝食はここでいただきます。木製のレトロな階段で2階につながる食堂は、なんだか中国のカンフー映画に出てくるような趣きです。ここでは中華料理レストランにもなっていて、ランチ、夕食もアラカルトで注文できます。
キャンプができるスペースもあって、バーベキューもできます。これは主に団体向けで、学校など多人数の予約があった場合、主に使われているようです。
ほか、アスレチックなどのアクティビティも用意しているので、子連れで、ちょっとしたグループでご利用予定の方は、あらかじめ相談できる、とのことでした。
この施設からは直接海岸には出られず、一度敷地の外に出てから、シーザーパーク前の小湾海水浴場か、反対側の大湾海岸に出られます。海遊びがしたい方はそちらへ。そして敷地を左側に歩くとすぐに墾丁大街(繁華街)に出られるので、夜はゆっくり散歩してみてください。
それでは、愉快なリゾートライフを!台北ナビでした。