民宿のよさを感じ入ったナビ、もうホテルにはしばらく泊まりませんよって、そういう気分になりました
こんにちは、台北ナビです。
宜蘭県の員山というところは、魚丸湯(小さい魚の団子スープ)がおいしいと有名。ナビも昔食べに行ったことがあります。小粒で食べやすく、味は確かに美味。員山に来ると「魚丸湯」を看板に掲げた店が多いのにビックリ。ここでは鮎の養殖も盛んで、台湾一を誇るんです。スープを食べてる人たちの賑わいを横目に、ここを過ぎたらすぐ別荘のような建物が見えてきました。
入口には「優勝美地」と大きく書かれていました。ご夫婦の名前の一部をとったものだそうですが、台湾では、あの有名なアメリカの国立公園ヨセミテを中国語で「優勝美地」と書くんですね。なので、こちらの民宿の英語名は、Yosemite。建物を見たとき、あら?ナビは実家の友人宅へ来た錯覚に陥りました。ちょっと日本の郊外の一軒屋みたいじゃありません?建物の輪郭や建材の色、庭の感じも日本的、なんだか「こんにちはー」って気軽に入っていけそうです。
入口ドアも日本的、中へ入ると一段段差がもうけられてないので、はっきりしない玄関は台湾的ですが、フローリングの床と左に広がるリビングは、ほんとに日本のちょっと広めのお宅みたい。長いカウンターがあって、オープンキッチンになっています。その中で奥さんが忙しそうに動いているのが見えます。ゆったりしたソファの近くには白いグランドピアノ。夜はここでミニコンサートをするそうで、クラシックから皆で歌える曲とか、広いスペースなので、踊る人もいそう…。窓際のテーブルは宿泊の人たちが朝ごはんをいただくところ。晩ご飯が必要な方には、オーナー陳勝樂さんの弟さんが経営する「夢想家」という音楽レストランを紹介しています。
どの部屋も家庭的
「優勝美地」の部屋は、全部で8室。どの部屋も暖かい手作りの匂いがします。床がフローリングであること、クッションやベッドカバーも暖色が選ばれていて、高級ではないけど、清潔感とどうぞおくつろぎくださいといった歓待のムードが感じられます。部屋によっては、陳さん夫婦の娘さんたちが以前使用していた本棚や机が、部屋の一部のインテリアみたくなって残されていますし、本棚には家族写真もそのまま飾ってあったりして、陳さん宅の幸せ家族ムードが宿泊客にも伝わり、皆家族の一員みたいな気分になってきます。