民宿の裏庭には、もうひとつのヴィラ!仲のいい家族たちが、心からのもてなしをしてくれます♪
豪華な朝ごはん!
こんにちは、台北ナビです。
宜蘭県は自然がいっぱい、退職したらここに土地を買い余生を送る・・・台湾にはそういう夢を持っている人もいます。それゆえか宜蘭はどんな田舎道を走っていても、別荘?と思わしき家がここかしこに見られます。
今日伺った民宿は、宜蘭市中心で家具屋さんを営みながら、もっと郊外でゆったりと過ごしたいという一家が、夢を叶えるべく、郊外に400坪の土地を買ったのが始まりでした。
仲のいい、もてなし好きの家族は、大きな別荘を建てた後、民宿として、部屋の一部を開放しました。温かいもてなしは評判を呼び、訪れる人は次から次へと。口コミで、どんどんリピーターが増え、やがて息子さんや娘さんの部屋も客室となり、果てはご夫婦の部屋までも・・・。息子と娘が結婚後住めるようにと裏庭に建てられた2戸の一軒家も今では民宿となってしまったのです・・・。田んぼの中にある別荘に着きました♪
前庭の植木はおじいちゃんがきれいに手入れをしていて、明るい日差しにどの植物も生き生きとしています。
「ごめんくださーい」
趣味で集めたコーヒーカップ
ドアを開けてくれた向こうには、台湾の人の普通のうちの様子がそのままありました。まず、一般的な家庭の象徴として、祖先を祭る台がリビングにありました。台湾人の家庭は大体こんな感じです。
すぐソファがあって、テレビがあって・・飲料水機も、お茶の道具やいろんな民芸品。新聞がソファテーブルに無造作に置かれているのも生活の匂い。見通せるキッチンには冷蔵庫や食器棚、あ、果物が床に転がってる・・・調味料や食器がいっぱい外に置かれているのは、毎日使っていますという日常が感じられます。
ふと、ソファ横の台の上にあった宿泊客が記したノートをのぞくと民宿への感謝の言葉がぎっしり。
【女児房2人房】(VIVI) 8坪
「晨露庄」には、部屋が4つあります。2Fへ上がって通された部屋は、以前娘さんの陳珈合さんが使用していた部屋。昔寝起きしていた部屋を今は宿泊客に開放しているのだそう。メルヘンでロマン、クラシックなムードもあります。
【兒子房2人房】(SYUNKA) 8坪
娘さんの部屋の向かいは、息子さんの部屋。家具もクラシックで、全体的に落ち着きが感じられます。ソファも快適で、室内広し。バスルームのスペースもゆったりと確保されています。
【東方風華2人房】の入口
ご夫婦が使用していた部屋も今は客室になっていました。
それにしてもさすが家具屋さんを営んでいるだけあって、家具の多さと種類と配置には感服します。スイス風・インド風・ヨーロッパ風と、お部屋のスタイルも各種あり、一回だけの滞在では満足できない?それに家具に並ぶ装飾品や小物の数々、中には骨董品もあるそうですし、高価なお酒もさりげなく置いてあったり・・・。
もって帰られるとか心配はないんですか?と聞いたら、今までそんなことをした人はいませんよ、とのお返事。自分のうちだと思って気楽に過ごしてくださいって。
一番上の部屋へ【閣楼景観4人房】 23坪
一番上の部屋は窓がスイスを思わせるようなすてきな部屋、天井は低いですが、陳さん兄妹の漫画本の部屋や遊び場として活躍した空間ということで、広さは4人までOK。テーブルやテレビ、バスルームもあります。
リビングルーム
「晨露庄」に宿泊した方は、2Fにあるリビングルームをご自由に使用してください。
ソファやTVもあり、飲み物も準備されています。
我が家にいるようなくつろぎをどうぞ。
ヴィラ【北極星2人房】 28坪
広い中庭は夜には涼しくなるため、宿泊客が座ってお茶を飲んだり語らったりするところです。「晨露庄」の後方には、2軒のヴィラがあり「星空下」といいます。手前の黄色い可愛いうちは、お兄さんのためのヴィラで「北極星」、後ろのオレンジは娘さんのため建てられた「南極星」。気がきいた親心で、先に家を建ててしまったのですが、娘さんは今は結婚して、近くでもう一つの民宿「幸福三百米」をご主人と経営しています。
手前の部屋はヨーロッパ風の明るいインテリアになっています。お母さんの趣味が強く出ているそうで、息子さんへの愛情が感じられました。
ヴィラ【南極星2人房】 28坪
娘さんの部屋は、ちょっとアフリカン、インディアン的雰囲気になっています。陳さんが私の好みでこうなったのとのこと。1Fは普段はテーブルがおかれているところが、今日は4人のお客さんが宿泊とのことで、臨時ベッドが作られていました。インテリア用の小物も毛皮や羽があったり、配色もいいし。吹き抜けの2階の木のベッドはおじいさんの手作りだそうで、木の形やベッドカバー、ひとつひとつ結んだという天蓋も野生の中のロマンって風です。
朝ごはんが大人気
「晨露庄」のお母さん、胡春美さんです、朝ごはんは彼女とおばあちゃんの手作りなんです!
ここ「晨露庄」と「星空下」に泊まる人たちの楽しみの一つが朝ごはんだそうです。
朝ごはんは8時半からで、ナビも今回はいただきましたが、10品以上のおかずが出てくる中華朝ごはんは、宜蘭名産の鴨肉などもあります。
デザートやフルーツ、コーヒーにお茶…。ゆっくり時間をかけて食べてください。食べきれなくても大丈夫ですよ、ムリしないでねと胡さんが言ってくれました。でも、本当においしいので、全部食べきったナビです!
厚いもてなしは至れり尽くせりでした。
★羅東駅やバス乗り場へは、無料送迎サービスがあります、ご予約の時にお申し出てください!!
また、3歳以下の子供さんは、1人までに限り宿泊費無料で、全館無線LAN完備。自転車は30台準備されていて、宿泊者は無料で借りられます。お天気はいい日は、自転車で羅東を楽しみましょう!
見た目もきれい!味はおふくろの味!こちらは一人用で、お皿はきれいな茶杯などを使用、おしゃれです~
食事の後は、さらにこちらも!
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お客さんのために準備された朝ごはん、まさに台湾家庭の朝ごはんはこれ!
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以上、台北ナビでした。