にぎやかな台北を脱出して、澄んだ空気をたっぷり味わい、心も体も一新したい!じゃあ、「逢春園」に泊まってみましょうか?
こんにちは、台北ナビです。
宜蘭県は広ーいです。太平山の方向へ向かっていくと、緑がだんだん多くなり、山へ入ってきてるなあという風景が目の前に広がりました。
吸った空気があれ?すり替わったみたい?急に澄んでる?おいしい!と感じたら、もうすぐそこに「逢春園」がありました。
森林浴に突入
太平山は宜蘭県大同郷内にそびえ立つ標高1950mの山。
遠くからでも、その銀色の雲の海に浮いたような姿は望むことができます。ナビたちが訪れた時は、山のふもとから霧がかかっていて、仙境に入っていくような幻想的なムードがたっぷり。
橋を渡り、山道を登っていくと、茶畑が広がりました。きれいに並んだ茶畑の前で車は停まり、大きな門の向こうには、美しい緑の芝生と白い別荘が見えたのです。
午後のチェックンタイムは、庭や建物の各所からスチームシャワーの歓迎があります
「逢春園」、日本語にしたら(春に会う)って意味のオーナー許麗華さんの別荘は、予約なしでは中へ入ることさえできません。あまりにきれいなのと名前に惹かれて、綺麗な花が見られる植物園?と勘違いして入りたくなってしまいますが、実は私有地で、私有地上の別荘を民宿として登録し開放しているのです。それにしても、ナビを含めほとんどの人には、羨ましい!という気持ちがまず湧き上がってきますよね。こんな別荘にずっと住めたら、どんなに幸せ!と思ってしまうのですが、これだけの土地と建物の設備管理やメンテナンス、そして、どのお客さんへも十二分の厚いもてなし・・・美の裏側にはオーナーやスタッフの日々の努力があるということを、中を拝見してから実感しました。 天性の美も努力なくしてならず・・・。
お部屋を拝見
ナビたちは12部屋しかない部屋の2つを見せてもらいました。各部屋には鳥の名前がついていて、2Fはベランダ、1Fはそのまま外へ出られる違いがあるだけで、部屋の設備は全部同じ。部屋は入って左側の建物です。そして、まん前の建物はフロント、その後ろはレストランとお茶を飲む空間となっています。
どの部屋の窓からも緑、緑、緑・・・広い大地と見渡す限りの山々が広がります。この自然はかけがえのないものですね。部屋のテレビは夜時間が来ると消えてしまうそうで、外のとばりが下りた夜、自然の音に耳を澄ましてほしいとのオーナーの心配りだそうです。
ここへ来たら、もう自然と一体化するしかない!
(トイレにはかわいい花が・・・きれいにお掃除しましたとのマークだそうです)
アメニティは大、中のタオル、歯磨きセット、櫛、シャワーキャップ、シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、スリッパもあります。全室無線LAN完備!
フロントはこちら
民宿のフロントに足を踏み入れると、スイスのコテージに来たようなインテリアに驚きます。許さん夫妻がヨーロッパ各地などを旅行して集めたものだそうで、木目とちょっと落とした照明が暖かいムードを出しています。
ここのフロントは夜9時半までしか人がいないそうで、それ以降は緊急電話でお問い合わせくださいとのこと。 朝は8時からなので、その前は静かにしてくださいね。
ここでは、少人数制でパーティーも行えるそうです。フロント横のドアは後方の大きなレストランにつながっています。
宜蘭風台湾懐石料理!
お楽しみの夕食の時間!宿泊客は皆レストランに集まり、4人1テーブルでいただきました!
許さんは、ナビたちをお茶に招待してくれました。
外の空気がおもいきいり吸えて、眺めもいいところで飲むお茶はおいしい…。
民宿がある宜蘭の玉蘭地方はここ数年、お茶の栽培が盛んで、特に蜜香紅茶は生産量が増えてきています。蜜香紅茶と言えば、舞鶴から南の方が有名で、玉蘭産はまだあまり知られていないので価格も安価。
でも香りと甘さは舞鶴産に負けないほどのものなので、お買い得です。
一夜明けて…清々しい朝を迎えました
「逢春園」は朝ごはんがついています。朝8時からで、1人1セットでいただきます。
「逢春園」内でボーッとするのもいいものですが、ここまで来たら、「松羅国家歩道」を歩いてみませんか?民宿から2キロ先にその森林歩道の入口があります。歩道は2キロの距離で往復約2時間。途中桂竹橋、青い色が映える細―い松羅吊橋があり、最終地点は巨石滝が流れています。
オーナー曰く、もし車で来られるなら、「逢春園」から22キロ先に520m上に太平山荘があり、温泉がわきでているとのこと。温泉口では温泉卵も作れるそうです。
民宿のワンちゃん、とっても人懐っこいんです
「逢春園」では、送迎サービスも行っています。
また、貸し切りで敷地内で結婚式やイベントも行えます。
以上、台北ナビでした。