台湾の鉄道路線

 台湾で鉄道は「鐡路(ティエルー)」、列車は「火車(フオツァー)」と呼びます。91年に南回り鉄道が開通して、台湾一周を鉄道で回れるようになりました。列車の種類は速い順に自強號(ツーチャン・ハオ-快速)、呂光號 (チークァン・ハオ-特急)、復興號(フーシン・ハオ-急行)、快車(普通急行)、柴油(普通ディーゼル)、普通列車(通勤電聯などともよばれます)などに分けられます。チケットは10日前から窓口で購入できます。 旅行には自強號か呂光號が最適。それぞれの路線の所要時間と料金は下のとおり。詳しい時刻表が知りたい場合は、台湾鉄路局のサイトか駅構内のコンビニや売店に「台湾鉄路旅客列車時刻手冊」(25元)があるので、購入すると便利です。

台湾鉄路局のウェブサイト http://www.railway.gov.tw/

主要幹線

・縦貫線(西部幹線・基隆-台北-高雄まで全長404.2キロ)
新竹の竹南駅から海線と山線に分かれますが、現在は地下化の進んだ山線利用が主流。海線経由だと時間がよけいにかかることになります。料金(参考価格・自強号)は台中まで375元(所要時間約2時間)、高雄まで845元(所要時間約4時間半)。
・東部幹線(台北-花蓮-台東まで全長362キロ)
海岸線が美しい東海岸を走る路線。ローカルな風景も楽しめます。現在は毎日台北駅を早朝に一本、くつろげる車内が話題になっている「観光列車」が花蓮、台東まで往復している。料金(参考価格・自強号)は花蓮まで445元(所要時間約3時間)、台東まで815元(所要時間約6時間)。
・南廻鉄路(高雄-台東新 98.2キロ)
台湾で最も新しい路線。毎日6往復しています。料金は(参考価格・自強号)片道314元(所要時間約3時間)。

ローカル線

 鉄道ファンなら一度は乗ってみたい阿里山鉄道をはじめ、台北県に平渓線、新竹県に内湾線、南投県に集集線があります。観光向けになっているので、車内は快適です。
阿里山登山鉄道 嘉義-阿里山(72キロ)
平渓線 瑞芳-菁桐
内湾線 新竹-内湾
集集線 二水-車土呈

台湾周遊チケット

 台北駅構内で購入できます。一口1706元(約6千円)逆まわり不可能。有効期限は使用開始後15日以内。全区間、どの列車にも乗車可能ですが、車線区が変わると、同日でも別区間扱いになります。乗車前に窓口で手帳サイズの切符に利用する列車番号と乗車駅、下車駅を決めて、販売員に書きこんでもらいます。