翠薪越南餐庁

こんにちは、台北ナビです。

今日は台湾の東大、台湾大学のお膝元MRT「公館」駅周辺へやってきました。ここは何と言っても学生街。育ち盛りの学生のお腹を満たすには、やっぱり安くてボリュームがあって、おいしい！が一番。それでなければこの周辺での生き残りは大変。そんな中ここ北ベトナム、ハノイ料理を出すお店翠薪越南餐廳はすでに何十年もこの地で営業を続けている、と聞けば実力がうかがえるはず。店内はベトナムの風景が描かれた素敵な絵がいくつも飾られていて、とっても清潔。

さて、日本では何かと高く感じるベトナム料理。ここ台湾でチープに食べれるとあれば紹介せねば！

写真付きメニューもあり注文しやすいのがGood!

アジアンダイニングの代表、ベトナム、対、中華が融合の味

オーナーは北ベトナムハノイ出身の中華ベトナム人、林さん。ハノイ独特の味に中華とﾀｲ料理を融合させたベトナム料理を出すお店。アラカルトメニューはざっと50種類。屋台料理をはじめ、家庭料理、レストラン料理など、さまざまな種類のベトナム料理を味わう事ができます。なかでも人気なのはやっぱり代表格「フォー」(生牛肉河）。平たいキシメンのような麺に牛骨からとった牛肉エキスたっぷりの透明なスープがおいしい。一緒に出されるモヤシなどのしゃきしゃき野菜とミントの葉など生の野菜を乗せて一緒に食べるのがミソ。メニューはとっても豊富！

甘酸っぱいドレッシングはベトナム料理にはかかせないナンプラー入り。鶏肉をこまかく裂いて、キャベツ、キュウリなど豊富な野菜とあえてあるボリュームのある一品。一人で来てこのサラダだけを食べて帰る人もいるとか。

豚肉のフォアグラと豚肉の汁で作ったゼラチン、キュウリ、ニンジンを自家製のフランスパンに挟んだ、ベトナム式サンド。フランスパンはこのお店で作っているので、パリパリ！フォアグラが独特の味でくせのある一品。でもこの味が忘れられなくなる人も多いとか。

ベトナム料理の代表格。これがなくては話になりませんよね。このお店の皮はちょっと黒味がかった色、それは豚の皮を使っているからとか。内には春雨、豚肉、炒った米をつぶしたフレークが入っているので、食べたとき香ばしい味がする異色の味。

さとうきびの回りにエビのすり身が巻きつけられて焼かれた一品。クレープと野菜が一緒に付いてきて、中心のさとうきびを抜いてエビすり身とバジル、春雨をクレープで一緒にクルクル巻いてソースを付けて食べる。これはナビの口うるさい女性記者もおいしい～と一言。

米から作った白い皮で巻いてあり、内はエビ。蒸してあるので柔らかく、とろ～りとした春巻に特製ソースがかかった一品。

これはよく見る一般的な生春巻き。ベトナムではおやつ代わりに道端で売ってたりする屋台料理。でもこのお店の生春巻きは中身がちょっと違います。ミントの葉、台湾バジル、春雨、エビが入った野菜の苦味を生かした味付け。ピーナッツの粉と辛くない豆板醤を合わせたソースにつけて食べます。

カニ身をすりつぶして作った団子とソーメンのような細い麺のスープヌードル。カニの香ばしい味がたっぷりとスープに出ていて日本人好みのスープ。

サクサクした食感の芥菜に甘すっぱくて、スパイシーな味に仕上げてある、要するにおつけもの。　この芥菜の食感が普段とは一風違ってこれは癖になりそう。

白いココナッツのゼリー。甘みが少なくカンテンのような食感であっさりとした味。

日本のおぜんざい風のデザート。素材はあずきでなく、黒いお米。それにココナツミルクがかけてあります。ちょっと糊っぽい食感なのが良いのか悪いのか。

ベトナムの特別なデザート。ベトナム特産のLayaの種を米汁と緑豆と合わせ2層の色に分かれたウイロウのようなデザート。

ココナッツミルクのソースにグリーン色のLayaの種や海のココナッツなど色とりどりの粒が入ったスープ状のデザート。

他にはもちろんコンデンスミルクがたっぷり入ったベトナムコーヒーやココナッツジュースなどもあります。

中華料理が食べ飽きて、「今日はエスニック」という気分になったら、公館まで少し足を伸ばして、こちらのベトナム料理を食べてみてはいかがでしょうか？

以上、台北ナビでした。