紅色に染まる淡水河の夕焼けと、紅色に映える百年以上の古跡赤レンガ建築が自慢です。
こんにちは、台北ナビです。
台北駅からMRTで40分北上、淡水までやって来ました。
淡水河沿い老街の渡し舟の船着場から右に曲がったところにある100段ほどの階段を上ってみると、評判通りのすばらしい景観に感動です。
淡水の美しい景観を見守って100年以上
1899年竣工以来ずっと淡水港を見守ってきた「達観樓」、後に赤レンガ建築にちなんで「紅樓」と呼ばれるようになったそうです。長い年月の間、市街に人々の関心が集まり、ここも歴史古跡の片隅に追いやられてしまった感がありましたが、1999年専門家による修復作業を開始、2000年に1階は中華レストラン、2階は宴会席、3階はカフェをオープンさせ、再び注目を浴びるようになりました。
赤レンガとアーチ型の回廊が特徴のコロニアル建築は、19世紀アジアの各地の植民地に建てられた、バルコニーに周りを囲まれた建築様式です。左右対称のアーチ型の回廊から見える観音山や淡水河はなんともロマンチックで、絵になります。ぜひカメラを携帯して来てくださいね。
1階でまずは中華料理の腹ごしらえ
1階は、創作中華料理レストランです。夕方暗くなると地元台湾の人達が続々階段を上って入ってきます。洞穴を思わせる大きい石の壁と明るさを押さえた照明に、音楽も洋式と、港町として栄えた場所、淡水ならではといった感じの雰囲気です。肝心の料理も洋式とのミックス系?と思いきや、中国各地の料理を取り入れていますが、工夫してアレンジしてあり、結構これがいけてます。季節ごとにメニューが変わり、日本語も書いてあります。ナプキンはオチャメ、淡水にふさわしい舟型です。
ここで食べてみた料理をご紹介しましょう
訪れたそのときは、ちょうど冬メニューに変更する時期。メニュー表にはなかったのですがおすすめの2品をいただきました。ほぼ、大小があり、(小)は2~3人前、(大)は5~6人前が目安です。料金には別途10%のサービス料が加わります。
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エビと玉子の高粱酒焼き
大きなプリプリエビとネギを玉子でとじたものに、目の前で思い切り高粱酒をかけて火をつけ、Fire!卵に少しコゲ目がつき、その通りかなり酒味の効いた前菜です。
櫻花蝦高麗
キャベツと桜えび炒め
桜えびのダシの味がよく出ている塩味で、お酒のつまみに絶対合います。
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<人気メニュー >
◎五更腸旺(モツのピリ辛煮込み)
◎葱爆駝鳥肉(ダチョウ肉と葱炒め)
◎荷葉豆腐(豆腐の蓮の葉包み蒸し)
◎青木瓜排骨湯(青パパイヤとスペアリブのスープ)
※他にお徳なセットメニューや、宴会コースもありますよ。セットは常に更新します。
< ドリンクメニュー>
◎紅樓特製酸梅汁、。
◎中国茶・ソフトドリンク
◎台湾ビール、紹興酒、高粱酒、ワイン、シャンパン。
3階は、厳選されたLAVAZZA豆とILLY豆を使用した、おいしいイタリアンコーヒーと、何と言っても淡水が一望できる景観が自慢です。特に、夕刻時テラスの角テーブルは、淡水河口へ沈む夕焼けを望むには、ベストスポット。人気でなかなか席をとれないそうです。店内は、天井が高く、黒い梁と椅子、白いテーブル、壁は深茶と落ち着いたインテリアで、サックス・ミュージックが耳に心地よく流れ、オープンカフェでとっても気持ちがいいです。一人で本を読む人、デート中のカップル、ビジネスマン、おしゃべりを楽しむグループなど、誰にでもシックリくる空間です。
ドリンクメニューは多く、カフェラテ、キャラメルコーヒー、マンゴースムージーやカクテルハーブティ・フルーツティもあります。今回試飲した、冰卡布奇諾珈琲(アイスカプチーノ)は、ミルク・コーヒー・少し甘くしてある生クリームと色が三段に分かれていて豪華です。どちらもボリュームがあり、これならゆっくり景色を眺められそうです。
また、サンドイッチ、カレーライス、パスタ、サラダ、ナチョスチップス、ケーキ、ポップコーンなどの軽食やデザートメニューも充実しています。奶油蜂蜜鬆餅(ワッフル)は、生クリームと蜂蜜のシンプルでなつかしい、厚くて丸くてフワフワかわいいワッフルです。
1階で中華ディナーの後、3階で食後のデザートとコーヒー、それにムードたっぷりの夜景で、台北の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。ナビもまた、台風でない日に、絶対行くぞぉ!
以上、台北ナビでした。