小さくなっても若さ溢れる師大夜市!ファッションにグルメに…地元の若者気分を満喫♪
こんにちは、台北ナビです。
今回は学生の街に広がる夜市、師大夜市をレポートします!近くには国立師範大学があり、洋服やアクセサリーなどのお店も豊富な師大夜市は台湾の若者にも人気の夜市です。ここ数年で以前より規模が小さくなり、引っ越しをしたお店もあるようなのですが、それでも夜には路地がお客さんで埋め尽くされるようなにぎわいを見せています。
通りは行き交う人でにぎやか
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師大路にそって広がっています
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学生の街の夜市といえば国立台湾大学そばの公館夜市もありますが、師大夜市の最寄り駅・台電大樓駅は、実は公館駅のお隣なんです!そんなご近所さん同士の2つの夜市ですが、それぞれ違った雰囲気を楽しむことができますよ。
まずはクレープから!?
人だかりができるほどの人気ぶり
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お店の前は甘い香りに包まれています
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師大夜市に到着後、ナビが最初に向かったのはこのクレープのお店。「ごはんの前にデザート!?」と思うかもしれませんが、真っ先にこのお店に行ったのにはちゃんと理由があります。なにしろこのお店のクレープは大人気で、いつも注文してからかなり待たないと食べられないからなんです!この日もお店の前には人だかりが。
まだまだ先は長いです...
メニューは定番の甘いものからおかず系のしょっぱいものまで、数十種類もそろっています。ナビが注文したのは「水蜜桃聖代(桃のサンデー)」。もらったレシートの番号は333番ですが、電光掲示板を見るとこの時点ではまだ288番。待ち時間が長いので、その間に他のお店を巡る作戦です♪お店がある通りを覚えておけばすぐに戻ってこられます。
持つ手が小さく見えるくらい大きい!
しばらく周りのお店を回って戻ってくると、やっとできたてのクレープが!驚くべきはそのボリューム。盛りだくさんのフルーツやクリームの下はどこまで食べてもアイスがぎっしり。
クレープの皮はちょっと固めでアイスのコーンに近い感じなのですが、確かにこれだけたくさんの具材を包むには簡単に崩れない丈夫な皮が必要ですよね。アイスもクリームも甘過ぎず、フルーツとよく合うので食べやすいのですが、この大きさなので2,3人で一つ食べても十分満足できると思います。
完成!笑顔が素敵な店員さんです♪
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フルーツたっぷり豪華なクレープ☆
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うまみたっぷりジューシー生煎包
次にご紹介するのは小さい包子を蒸し焼きにした生煎包。日本では焼き小籠包と紹介されることもあります。
看板にも生煎包
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焼きたての生煎包は次々と売れていきます
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お店の名前のロゴにも水煎包があしらわれているこの「許記」は、約30年も続く歴史のあるお店です。ここでは具材を包むところから焼き上がるまでの行程を目の前で見ることができるんです。店員さんが手作業で包子を一つ一つ包んでいき、釜の中にきれいに並べてじっくり焼いていきます。ナビたちと話しながらも手は止めず、てきぱきと具材を包んでいく店員さんのプロの技はお見事です☆蒸し焼きなので最後に釜に水を注ぐと、湯気がもくもくと一気に立ち上ります!最後にごまをまんべんなく振りかけて完成。
こんがり焼き目のついた水煎包の皮はモチモチ、食べると中から肉や野菜のうまみがじゅわっと溢れてとてもジューシー。ソースなどの調味料もお好みでかけることができますが、味がしっかりついているのでそのままでもおいしいです。焼きたてなのですごく熱かったですが、冷めてしまうと袋の中で水煎包同士がくっついてしまうので、やけどに気をつけながらアツアツを食べるのがおすすめです。一個8元で、もちろん一個から買うことができますが、5個や12個のまとめ買いがお得♪一個食べたら何個も食べたくなってしまうおいしさです!
続いて訪れたのはソーセージやチキンや練り物などがずらーっと並べられているこのお店です。バイキングのように自分で好きな物を選んで銀のボウルに入れていきます。一見「こんなに別々の食べ物をごちゃ混ぜにして大丈夫なの?」という感じがしますが、周りのお客さんはトングを使って次々と具材を運んでいます。
メニューは写真付きでわかりやすいです
メニューはチキンやソーセージなどのお肉、台湾版おでんとも言われる甜不辣のさつま揚げ、お肉やいかを使ったお団子などなど18種類です。ナビが選んだのは百頁豆腐・甜不辣・鶏屁股・鶏翅・糯米腸の5種類。選び終わって店員さんに渡すと、なんと甜不辣をもう一つサービスで入れてくれました♪大きい具材は店員さんがはさみで一口サイズにカット。お客さんの希望を聞きながら調味料を全体にまぶして袋に入れてくれます。
味は日本の照り焼きに似ていて、あまじょっぱい味付けがいろいろな具材とよく合います。似たような味付けの具材同士なので、具材を混ぜても味がケンカすることはありません。ナビのお気に入りは糯米腸。皮はソーセージと同じですが、中身はお肉ではなくもち米なんです!ぷりぷりの皮ともち米のもちもち感がたまりません。こんなにたくさん具材があるので、お気に入りを見つけたり、食べたことのないものに挑戦したりと、そのときの気分で食べたい物を選ぶのも楽しいですね☆
濃い黄色を見れば甘いのは一目瞭然!
少し肌寒い時はホクホクのお芋を食べて体を温めるのはどうでしょうか?甘いものが大好きなナビの友人が買ったのは焼き芋。師大夜市に限らず、いろいろな場所で買える焼き芋ですが、台湾のサツマイモはとにかく甘くておいしいんです。割ってみると中は甘いのが一目で分かるくらい濃い黄色。自然の甘さが口いっぱいにとろけます。「焼き芋は日本でも買えるし…」なんて言わずに、台湾に来たらぜひぜひ食べてみてください。そのおいしさに驚くはずですよ!
ジャガイモが見えなくなるくらいたっぷりのチーズ
同じ芋でもジャガイモを使った料理もありますよ。店員さんがジャガイモの上にたっぷりかけているのはチーズです。ホクホクのジャガイモに濃厚なチーズがとろ~り。子どもから大人までみんなが好きな味だと思います。ベーコンやブロッコリー、コーンやうずらの卵も入ってなんとも贅沢な一品です。
どちらも台湾料理らしくないと言われればそうかも知れませんが…一度は食べてみる価値あり!です。
行列の訳は…パイナップルパン?
にぎやかな通りを少し外れたところに、おそらくこの日見た中で一番長い行列が。薄暗い路地にも関わらず、列に加わる人が後を絶ちません。なんの行列かとその先のお店をのぞいてみると、ショーケースの中にはメロンパンのようなパンが並んでいます。
クリームではなくバターです
とりあえずおそらく一番人気であろう「冰火菠蘿包(35元)」を買って食べてみることに。見た目と外側のクッキー生地のサクサク感はメロンパンそっくり。食べてみると、カスタードクリームにも見える中身は、クリームではなくバターだと判明しました。あとから分かったのですが、菠蘿包はもともと香港のパンで、日本のメロンパンと作り方が似ているのだそうです。菠蘿はパイナップルのことですがパイナップルの味はせず、見た目がパイナップルに似ているので菠蘿包と呼ばれているのだとか。見た目はそっくりでも日本ではメロンパン、台湾ではパイナップルパンと呼び方が違うのがおもしろいですね。
この女の子のキャラクターが目印
他にはオリジナルの味とチーズ味があり、飲み物とセットで買うこともできます。行列に並ぶ前に他の小吃でお腹いっぱいになってしまったら、お土産に買って帰るのも良いかもしれません。
フレッシュジュースですっきり
のどが乾いたナビがやってきたのは壁一面にメニューが並ぶドリンクのお店。フルーツジュースにお茶にスムージーに…と、とにかくドリンクの種類が多いのにびっくり。せっかくなので新鮮な果物を使ったジュースが飲みたいと思っていたところ、ナビの友人が教えてくれたのが「現打果汁」の4文字。その場でジュースを作ってくれるという意味なんだそうです。
メニューが壁一面に!
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作りたてが飲みたいなら「現打果汁」
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体に良さそうな緑色です
この現打果汁のメニューの中から選んだのは「酪梨牛奶(アボカドミルク)」。このお店は甘さ・氷の量・温度を自分の好みに合わせて選ぶことができますが、今回は店員さんにおまかせでつくってもらいました。
アボカドとミルク、さらに蜂蜜の甘さがちょうど良く混ざり、とろっとしていてクリーミーな味わいで飲みやすかったです。今回は注文しませんでしたが、ナビが気になったのは「芋泥鮮奶(タロイモミルク)」。今度チャレンジしてみたいと思います!
袋もかわいい♪
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タロイモミルクはどんな味なんでしょうか??
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さらにこのお店で見つけたのがこの表示。「學生證」は学生証のことで、師範大学の学生は学生証を見せると一杯ごとに5元割引になるようです。新鮮なジュースをさらに安く飲むことができるなんて、師大生が羨ましい!
学生証を見せると割引になるお店は他にもあり、さすが学生の街の夜市だけあって学生に優しいなあと思いました♪
お腹いっぱい食べた後はショッピング!
「服を買うなら師大夜市」という話をよく耳にするのですが、その言葉通り、師大夜市は若者向けのファッションのお店が充実しています。ナビの台湾人の友人たちも、安くて可愛い服を求めて師大夜市に行くと話していました。
夜市の中のお店は夜遅くまで営業しているので、時間を気にせずゆっくり買い物できるのが嬉しいですよね。
お店をのぞいてみるとマフラーやストール、セーターやコートなどの冬物が多く売られている様子。南国台湾とはいえ、冬はやっぱり寒い!日本と同じくらい厚着をしている人も少なくありません。ナビたちも冬を乗り切るためニット帽を購入しました。
「台湾に来てみたら思ったより寒かった!」なんていうときは、ぜひ夜市で防寒グッズを安くゲットして温かくして出かけてください。
他にも時計、アクセサリー、ネイル、靴などのお店もあり、買わなくても見て回るだけでも楽しいです♪値段もお手頃価格の物が多いので、あれもこれもと欲しくなってしまいます。ナビもどれを買うか迷ってしまい、あちこちで何度もニット帽をかぶったり脱いだりしていました。洋服などはお店によっては試着できないところもあるので、試着したい場合は店員さんに聞いてみるのが良いと思います。買った物を持って人ごみを歩きたくない人は、最初に小吃で腹ごしらえをしてからショッピングを楽しむのがベストです!
地元の若者の「好き」がたくさん詰まった師大夜市、いかがでしたか?台湾に来たら師大夜市に足を運んで、見て、聞いて、食べて、台湾っ子のエネルギーを感じてみてください!
以上、台北ナビでした。