やっぱり美味しい!四川料理を食べたくなったら迷わずココへ
こんにちは、台北ナビです。
「台北でオススメの四川料理」という話題になると、必ずと言っていいほど名前の上がるのが「KIKI餐庁」。本日は、地元民、観光客からともに根強い支持を受けるこのレストランの第一号店延吉店へ、再びやってきました。
シェフが四川料理の本場である中国四川省成都へ定期的に足を運び、美味しさと新しさを追求し続ける姿勢は変わらず健在!前回の取材から9年経った今も、やっぱり「KIKI餐庁」は美味しかった~!!
1991年創業。現在7店舗に拡大中
この可愛い猫ちゃんが目印
四川料理をこよなく愛する設計士の袁光泉オーナーが、選りすぐりのシェフを集めて若者の街東区(イーストエリア)にこのお店を開いたのは1991年のこと。「本場の味を生かしつつ、台湾人の口に合わせた創作四川料理」が若者を中心に評判となり、瞬く間に人気店となりました。
現在は台北市内を中心に四川料理店5店舗、麺専門店1店舗、タイ料理店1店舗の全7店舗を展開するほどに成長。オープンから27年経った今も、相変わらずの盛況ぶりを見せています。
2018年にオープンしたばかりの新店舗「KiKi麵」
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インスタントのヌードルも販売するなど、活躍の場をどんどん拡大中!
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若者の街東区らしくスッキリモダンな店内
全60席
このお店が若者を中心に人気なのは、台湾人好みの四川料理であることに加えて、スッキリモダンなインテリアで親しみやすいから。
無機質な空間に欧米風なテーブルとイスが並び、そこに骨董品や書画といった中華風インテリアがさりげなく飾られています。カジュアルな中にも中華要素がちょっぴり混じっていて、これくらいがちょうどいい感じです♪
成都へ定期的に足を運び、美味しさと新しさを追求
メインシェフの侯凱勝氏
「本場の味を生かしつつ、台湾人の口に合わせた創作四川料理」とはどんなものなのか、メインシェフの侯凱勝氏にお話を伺ってみました。
開店から27年経った今も変わらず、シェフは年に数回、成都へ赴き、四川料理を視察。そこで、伝統的なものはもちろん、新しい四川料理も含めて色々と研究されているそうです。ただ、現地と台湾では気候や水質、食材が異なることに加え、「本場四川の味は台湾人にとっては油っぽくて辛すぎる」そうで、その辺りを台湾に帰ってから何度も試行錯誤。台湾人に合う完璧なレシピを再構築しているのだそうです。
定番メニューに加えて4ヶ月に1回は新メニューも登場していて、美味しさと新しさを追求し続けるその姿こそが不動の人気を誇る理由なのかなと思いました。
絶対食べたい看板料理
雑誌風のお洒落なメニュー。辛さが表示してあるのでご参考に
四川料理ですから全体的に辛いものが多いです。メニューの横に記載されている辛さの度合いを参考に選びましょう。
辛い料理については「小辣」までは調節可能だそうですが、「辛さを無くしてしまうと四川料理の独特の風味や味わいがなくなってしまうので『不辣』は受け付けていない」そう。でも、メニューの3分の1は辛くないので苦手な人も大丈夫ですよ~!
すごく柔らかいのに箸で持っても崩れません!
老皮嫩肉(230元) 辛さ★
こんがりと揚がった黄金色が食欲をそそる卵豆腐の四川風味揚げ。色合いからしてかなりしっかり目に揚げているのだろうと思って食べてみると、口の中でとろける柔らかさです。見た目は「老皮(お年寄りの肌)」なのに、中は赤ちゃんの肌のような柔らかさでそのギャップに驚き~!ニンニクと少しのトウガラシが隠し味となった甘辛いソースも食べやすい辛さです。