高級なものを厳選して仕入れているフルーツパーラー、フルーツジェラートは絶品!
こんにちは、台北ナビです。
フルーツの季節がやってまいりました。
こちらのマンゴーアイスは美味しい!という噂を聞きつけ、さっそく食べに行ってみることに。 最初は外国人が多い天母にお店を構えていた「百果園」、もっと観光客に人たちにも台湾の果物のおいしさを知ってほしいと、東区エリアへ店をお引越し、1991年のスタートからすでに20年以上が経ちました。
到着しました!
こちらのお店、微風広場(ブリーズセンター)の近くではあるのですが、商店街でもない、飾り気のない住宅街の中にあります。観光で来た人には見つけにくいのでは、などと心配しながらもお店に入ってみると、店いっぱいに甘酸っぱいフルーツの香りがムンムン。オーナーの林玉華さんが忙しそうに配送のフルーツを梱包しているところでした。百果園さんは、品質のよいフルーツしか扱わない、ということでお得意さんも多く、ギフト用のフルーツの配送作業に追われていたのです。
ナビたちが座ったマンゴーテーブル
店内に可愛いフルーツ型のテーブルが4つあって、15,6人くらい座れるスペースがあるものの、カキ氷屋さんというよりも、どちらかというと果物やさん。でも、お店には地元の人がやってきては、テイクアウトでアイスなども買っています。
そのアイスが入っているボックスをのぞくと…
ありました!マンゴーフレーバーのほか、8種類のジェラートが。「新鮮な果物しか使っていません」という自慢のジェラートは、どれも自家製です。ナビたちが訪れたのは、1月。てっきりマンゴーはないと思っていたら、…あ、ありました(涙…泣)。ジェラートは、キウイ、イチゴ、オレンジ、ブドウ、マンゴー!栗(2か月間だけの限定版!)、ミックスフルーツの7種類など、季節やタイミングに合わせていろいろ。
マンゴー!!
蜜芒果です
おそるおそるひと口・・・、口に運んだとたん、「濃厚!」と飛び上がってしまいました。マンゴーアイスのトッピングで出てくるものとは明らかに違う、ほどよい甘さと酸味をおびた新鮮マンゴーの濃いフレーバーが、口いっぱいに広がります。聞くと、使っているのは「蜜芒果」なのだそうです。一般のマンゴーよりも遅い時期に出てくるマンゴーで、店内でも1斤(600g)100元で販売していました。ナビたちが行った時はこの金額でしたが、同じ「蜜芒果」でも日々出荷量が異なるので、値段は毎日違うと思っておいた方がいいでしょう。
また、マンゴーは季節によって種類も変わります。ナビは以前台南県の玉井に行った時にマンゴー農家の方から、マンゴーの種類は細かく分ければ100を超えるということ、そのうち南部の市場で見られるのは20種足らず。台北ではもっと少ないと教えてもらったことがあります。一番有名な愛文をはじめ、金煌、海頓、凱特、玉文、黒香、龍眼…玉文16号などなどは、聞いたことがありましたが、この「蜜芒果」という名前とこの形状は初めてお目にかかりました。
オーナー林さんが、台湾フルーツを語ってくれました
この時期にもうマンゴーはないと思っていたので、市場でも最初から眼中に入らなかったのかなとふと思ったんですが、オーナーの林さんが、特別に屏東の農家から取り寄せていて、あるのはうちだけというのを聞いて納得。この「蜜芒果」は、小ぶりで片手にすっぽりはまりますが、香りはまさしくあの甘いマンゴーのいい匂い!中身は黄色やオレンジではなくもっと白っぽい、でも濃厚!…何だか幻のマンゴーに出会ったような気分になりました。
フルーツは、旬のものが一番!
以前ナビ編集部の者が来た時は初夏、なので「土芒果」で作ったアイスを食べることができました。「土芒果」とは、あの緑色をした台湾土着産の小ぶりのマンゴーのことですが、これは果肉が少なく、処理はほかのマンゴーに比べて面倒なはず。なのに、「土芒果を使ったジェラートがいちばん美味しいから」と、手間を度外視して作っている、というお話しを聞いたそうです。
マンゴーは右、上はキウイで、左はイチゴ
林さん曰く「ウチはミルクを使わないイタリアンジェラート。新鮮な果物に糖蜜を加えているだけです」……なるほど、手作りかつ、素材のよさが、味に反映されています。他にもキウイとイチゴをいただきましたが、果物そのものもおいしさが伝わってきました。あ~幸せ~。1月の寒い時期なのに、ナビたちみたく、ジェラート目当てに来るお客さん、やはりいましたね。 で、この南国フルーツジェラート、旬のフルーツで作るので、マンゴーが必ずあるのは3-10月までとしています。それから、7月、ライチがもっとも安くなる時期は、1ヶ月ほど限定品としてライチ味ジェラートが登場するそうですよ。
他にもフル-ツの盛り合わせをいただきました
オススメデザートジェラートだけでも大満足、のお店ですが、季節のフルーツをふんだんに使ったメニューもたっくさん。お店にサンプルの写真がありますから、そちらから選んでください。
季節の新鮮フルーツの盛り合わせ
パパイヤ、マンゴー、キウイ、赤いドラゴンフルーツ、レモン柚子、パイナップル、イチゴ、チェリーも盛り合わせ。色も味も様々、一口ずつ口に入れながら、おもしろい表情になってしまいます。
彩りもきれい
アテモヤの盛り合わせ(価格は時期と重さによります)
この時期旬の2種の果物を切ってもらいました。アテモヤの中国語は、鳳梨釈迦、チェリモヤと釈迦(バンレイシ/釈迦頭)を掛け合わせたもので、お味の方は甘酸っぱい!釈迦頭だけだと甘すぎと思う人が、これを食べて目をクルクル。林さんが日本人はマンゴーの次にこのフルーツが好きみたいよ、と言ってました。ナビも大好きです!
レモン柚子の盛り合わせ(価格は時期と重さによります)
このフルーツはレモンと文旦を掛け合わせた冬の時期だけに出る果物。台湾の文旦は柚子とも言いますが、日本のユズではないんですね。柚子と書いても文旦です。だから、日本から来たナビ友たちは、名前を聞いただけで、すっごく酸っぱいんじゃない?とかなりの覚悟で口にほおりこんだのですが、なんと…、甘い…おいしい!の連発!さわやかな甘さで、これ、ビタミンCの塊りを食べてるみたいでした。
今回は食べていませんが、ヨーグルトがたっぷりかかった鮮乳酪水果沙拉も人気があります。バナナボートもあります、今度食べたい!
フルーツで幸せになれる!
フレッシュジュース!
レモンジュースをはじめ、これまた20種類くらいの中から選ぶことができます。ナビたちがいただいたのはパパイヤミルクとグァバレモン、この日風邪を引きかけていたナビ、このグァバレモンを一口飲んで、カッと目覚めた気分になりました。ビタミンの威力って、すごいんですね。あ~もう治ったかも。
さわやか!グァバレモン
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まろやかな味のパパイヤミルク
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カキ冰を食べましょう!
カキ氷は10種ほどあり。草苺泡泡と書かれたイチゴカキ氷、イチゴが山盛りで、イチゴのアイスがこんなに大きい~。氷の部分はミルク味の微かに甘い雪片です~。あ~幸せが倍増していきます~。
どうですか?
手作りジャムも人気
百果園さんのフルーツに満足したお客さんが、求めていくものに、マンゴージャムがあります。こちらもあまりスーパーなどでみかけないプレミアムもの。ジャムの種類は豊富で、ざっと見ると、総合フルーツ、パッションフルーツ、グァバ、文旦(中国語は柚子)、キンカン、オレンジ、桑の実、バナナ、イチゴ、ドラゴンフルーツ、チェリー、リンゴ、ナシ、洋梨などもういろいろ!どれも味見をしてみたくなります。防腐剤や着色料などは一切使用していないので、開封後は冷蔵庫に入れて、1カ月以内にお召し上がりください。ジャムのお召し上がり方は、パンにバターと一緒の他に、紅茶やお湯に入れて、極上のフルーツティーとして、フルーツヨーグルト、レーズン、オートミールと混ぜてフルーツサラダもよし、かき氷やアイスクリームに載せてもOK。
ジャムは、プレゼント用に箱詰めやきれいに包装もしてくれます
他にも、蜂蜜、マンゴー酢、ドライマンゴーやヌガーもありました。
★海外からもインターネットや国際電話、FAXにて、オーダーができます。くわしくは、百果園のWEBサイトをご覧ください。
新鮮なフルーツを買って帰りたい方
台湾フルーツ満載
ホテルなどで、生の新鮮なフルーツを食べたい方は入口のカウンター横に並べてあるフルーツを買いましょう。蜜芒果、シュガーパイナップル、シュガーアップル…。美女柑と書かれたおいしそうなミカンは1斤75元。
さて、台湾マダムが入って来たと思ったら、日本のミカンを箱詰めしてもらっていました。この棚、すごいですよ。日本産のりんごや柿、メロンもあります!フジりんご、は~福岡産のあまおうもありました!台湾の方は日本の果物に目がないんですが、「百菓園」に来ると、何でもありますね、しかもどれも新鮮!ナビも台湾の人に果物を持っていく時はここに来ようと思いました。包装もきれいにしてくれます。
輸入フルーツも全部新鮮
以上、台北ナビでした。