北投でこだわりのケーキとコーヒーをどうぞ!見た目よりも中身で勝負の本格派です
こんにちは、台北ナビです。今日はナビの大好きな街「北投」で知る人ぞ知るカフェがあると聞いて、北投にやってきました。北投の歴史が詰まった場所でいただけるのはコーヒー担当、スイーツ担当がこだわりぬいたものばかり。ゆったりとした時間の中で癒されること間違いなしです!
米を拾う小屋??
ナビが一番謎だったこと、それは店名の「拾米屋」でした。陽明山の竹子湖と言えば、海芋(カラー)で有名な場所ですが、昔はお米を栽培していました。陽明山で採れたお米は北投の倉庫で保管されていたそうで、その当時は北投に倉庫がたくさんあったそうですよ。そのひとつの「北投穀倉1號倉庫」に空きが出ているのをたまたま見つけた詹兆仁さんが友達を誘い、この「拾米屋」をオープンしました。「拾米屋」とは簡単に言えば「お米の倉庫」という意味なんだそうです。米倉庫を使ったカフェだからこの店名だったのですね!謎が解けました~♪
MRT北投駅を右手に出て、光明路を進み、一つ目の交差点を左折してまっすぐ行けば徒歩7分くらいの左手にお店が見えます。道順はとっても簡単なのですが、「カフェ」だと思って探しているとうっかり見逃してしまうので、ご注意を!「拾米屋」は出来るだけ昔のままの姿を残していているため、「倉庫」を探しているとすぐに見つかると思います。
鉄の門を入ると、小さな庭に入るのですが、何だか日本にいるみたいに「ほっと」しちゃうんです。店内は一面ぶち抜きの開放感溢れる空間。元々が倉庫というだけあって、天井も高~い!大きくリノベーションしたところと言えば、光が差し込むように、天井の外側を透明の板にしたことぐらいだそうです。机も椅子もシンプルイズベスト。でも、座るととっても座り心地がいいんですよねぇ。椅子は台湾の家具屋さん「有情門」のものなんだそう。ナビお気に入りの「有情門」のものでまったりできるというのは嬉しいなぁ。
お店の前にも重々しい木の扉
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レンガむき出しのおトイレ
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焙煎の魔術師「詹さん」のコーヒーが飲めます!
詹兆仁さん
「拾米屋」はコーヒー部門を担当する「高馡咖啡」とスイーツ部門を担当する「米花小姐甜點」からなります。「高馡咖啡」はMRT新北投駅すぐそばのビル3階にある小さなカフェから始まりました。その二号店的な扱いでこちらの一角を使ってコーヒーを提供しています。世界各国から自分が納得できるコーヒー豆だけを仕入れ、自ら焙煎をしています。色々失敗したといいますが、失敗から学ぶことも多く、それぞれの豆の特徴を活かす焙煎度合いを会得。台湾でおいしいコーヒーが飲めるお店はまだまだ多くない中、店内奥で焙煎したコーヒーを飲めるのは嬉しい限りです。コーヒーメニューは基本的に「綜合咖啡 高馡(高馡ブレンド)」が使用されていますが、有料でコーヒー豆を変更することも可能です。
気軽に飲めるドリップバッグも売られています
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簡単な紹介も!
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値段表もきちんとあります
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MITのコーヒーグッズも販売中!
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その日用意のあるコーヒー豆の表がレジに置かれてあります。特徴なども書かれてあるので興味のあるコーヒー豆がある場合は変更してみるのもいいかも…
派手さよりも思いを込めるスイーツ
注文する時はここでその日売っているケーキを確認できます
お持ち帰りも可
こちらのスイーツはとっても人気があると聞いていたので、かわいらしい見た目なのかな?と思っていましたが、想像以上に地味~。(失礼!)その秘密はケーキ作りに隠された思いに込められていたのでした。まず、ケーキ作りをしようと思う時、普通は完成型を思い浮かべて作り始めますよね?「米花小姐甜點」ではその逆。まずは使いたい食材を探し出し、それをスイーツとするためどのようにするのか試行錯誤を繰り返すそうです。やっと形になった時、すでにかなりの時間がかかるため、フランス菓子のようにきれいに飾り立てる手間隙はかけられないのだとか。今、取り組んでいる新作食材をたずねてみたのですが、答えは「失敗しちゃうかもしれないからどんなものか言えない…笑」そうです。見た目に派手さはなく、写真栄えしませんが、その分味はピカイチ!
サイコーの組み合わせ教えます!
入口の黒板にオススメなどが書かれています
コーヒー担当、スイーツ担当と分かれていますが、お互いコーヒーもスイーツも大好き。そのため、おいしさを引き出しあう組み合わせを教えてくれます。食べてみたいスイーツor飲んでみたいドリンクを注文すれば、それに合うものをオススメしてくれるので気軽に聞いてみてくださいね。では、ナビもメニューを見て気になった2品にお店オススメのドリンクとスイーツを教えてもらいました。
バナナ好きのナビが気になったのは
バナナヨーグルトシフォンケーキ。これにぴったりのドリンクはなんとコーヒーではなく
蜜香紅茶でした。
香蕉優格威風(バナナヨーグルトシフォンケーキ)120元
バナナシフォンと聞いて、熟したバナナの濃厚な味のするケーキを想像していたのですが、こちらのものはあっさりさっぱり!無糖ヨーグルトを加えるのがそのポイントなのだそう。クリームの上にはちょっぴりチョコレートを削っています。ふわっふわのシフォンケーキは胃の負担にならず、5個ぐらい一気に食べられちゃいそうなくらい病みつきになっちゃいます。
そして横についている丸~いもの。これ、何だと思いますか?昔懐かしのポン菓子をホワイトクリームで固めたものなんです。このポン菓子に使われているお米は「阿肥的米」といい、宜蘭で自然農法によって作られたものなんです。お米の香ばしさとホワイトチョコレートの甘みが絶妙にマッチしています。
花蓮瑞穂蜜香紅茶130元
コーヒーが売りのカフェで紅茶を注文するというのはどうなの?と思ったのですが、バナナヨーグルトシフォンケーキにはこれが合うという言葉を信じてみました。これが大当たり!今まで色んなところで蜜香紅茶を飲んできましたが、なかなかのレベル。最後の最後まで蜜香の香りが高く、味わって飲むことができました。
続いて、コーヒーも是非飲んでみたいと選んだのは、メニューを見て気になっていた
スパークリングアメリカーノ。これに合うケーキは…
パイナップルパウンドケーキだそうです。
鳳梨磅蛋糕佐自製冰淇淋(パイナップルパウンドケーキ~自家製アイスクリーム添え~)160元
少し温めたパイナップルパウンドケーキの上に塩を少しまぶし、その横にパイナップルアイスクリームを添えたスイーツです。台湾フルーツの王様パイナップルの中でも特においしいと評判の關廟産のパイナップルを使用したケーキは台湾に来たら是非食べて欲しい一品。甘くてしょっぱくて冷たくて温かい…正反対のモノ達が口の中で一緒になったらう~ん、何とも言えないおいしさ!
お持ち帰りできるケーキが多い中、これはアイスクリームを使用するため1人前でのお持ち帰りは不可。1本売りのみの販売(商品名は「鳳梨鹽味磅蛋糕」)となります。(お持ち帰り1本600元)
桂花チョコレート
米花小姐甜點を担当するivanさんはチョコレート作りも学んでいました。多くの方にとってチョコレート=工場で大量生産されたチョコレートという考えを残念に思っているivanさん。一般の手作りチョコレートはなかなか気軽に手が出せないお値段のものばかりですが、こちらのものは手が出せる価格帯。これにはもっとたくさんの方に手作りチョコレートのおいしさを広めたいという思いから込められているからなんだそう。ナビがいただいたチョコレートは桂花チョコレート35元。桂花の香りが口いっぱいに広がって1粒食べただけでも満足です。
立ち飲みコーヒーでお得に!
イタリアの立ち飲みスタイルを取り入れたそうですよ~
レジの横はコーヒーを入れるカウンターがあるのですが、ここでコーヒーを立ち飲みするとコーヒーは半額!半額とはかなりお得です♪ここでスイーツ系も注文できるので、お店が混んでいる時は立ち飲みでパっと楽しむこともできますね。
・ミニマムチャージはドリンク一杯
・バーカウンターでは珈琲半額、スイーツやチョコレートも注文できます
・飲食物持込禁止(もし特別な事情がある場合はお店のスタッフにご相談ください。)
・満席の場合は時間制限1時間半となります。
(最後のドリンクをサーブした時間から計算します。)
・ちびっこの面倒はきちんと見てください。店内を走り回らせないようにしてください。
・騒ぎすぎないようお気を付けください。ほかのお客様のご迷惑になりますので、 フラッシュを使用しての写真撮影はご遠慮ください
・wifiの提供はございません。コンセントは緊急の時のみご使用ください。