蜷尾家甘味處(台南市)

台南正興街の行列のできるソフトクリーム屋さん

最近台湾ではソフトクリームがブームになっていますが、台南正興街の蜷尾家甘味處は2012年2月にオープンしてからわずか数年しか経っていないというものの、ある時ブログに紹介されたことがきっかけで人気が爆発、今や台南で一番人気のソフトクリーム屋さんとなったんです。店員さんによると、蜷尾という名前はソフトクリームの渦巻を中国語の「蜷」に、そして最後に跳ねる部分を「尾」に例えて命名したところ、たまたま蜷尾(になお)という日本人の姓名があるのを知り、それじゃあいっそのこと日本をイメージしたお店にしようと思いついたそう。また日本家屋風の内装と、ソフトクリームの家紋入りの暖簾からも日本発のお店かと思わせるのですが、ここはれっきとした台湾発のお店なのでお間違えなく。

このお店のソフトクリームは約70種類のレパートリーがある中、日替わりで2種類のフレーバーが登場します。この日は玄米茶と杏仁フレーバーの2種類で1本70元、3本200元なり。人工香料など添加物は一切使用せず自然の素材だけで作ったソフトクリームは、さわやかな甘さで後味もすっきり、いくらでも食べれそうになってしまうほど。みなこのおいしさにとりつかれ、毎日変わるフレーバーを全制覇するために足繁く通う熱烈ファンも多いとか。お店にはソフトクリームのほか、台湾風マカロン(プレーン味、イチゴ味の2種類あり。それぞれ3個で40元)、あずきパイ(30元)もあります。昼間は行列は必至、混雑時は行列を避けるため番号札を取るようになっています。18時以降は比較的人が少なくなるので並びたくない人は夕方以降が狙い目ですよ。ただし売り切れたら営業終了なのであしからず。