台北に来たなら絶対食べるべし!行列必至の人気老舗店で台湾ならではのヘルシースイーツを♪
こんにちは、台北ナビです。
東区にやって来たナビ。ここは台湾きってのお洒落エリアのひとつですが、1本路地裏に入ればローカルムード漂う店も。本日ご紹介する「東区粉圓」はそんな台湾らしさを色濃く残す老舗スイーツ店。ナビが初めて紹介してから、すでに10年近くもの時が流れ、その間にもマイナーチェンジを遂げながら変わらぬ味と人気を保ってきました。そんな「東区粉圓」に再びおじゃました様子をご紹介します。
東区のスイーツと言えば!
台北の中心地らしく、デパートや小洒落たセレクトショップ、カフェ&レストランが立ち並ぶ東区。そのエリア名をそのまま店名にした「東区粉圓」は店を構えて早30年余り。今ではこのエリアにも数多くの人気のスイーツ店がありますが、その中でも最も古く、最も人気のあるショップといえば誰の口からも「東区粉圓」の言葉が出てくるはずです。
そんな「東区粉圓」の始まりは小さな屋台でした。その後10年余り、高まる人気から店舗として門を構えるように。しかし、周りのショップに倣って小洒落た店構えにすることなく、店の中に昔同様の屋台があるというちょっと風変わりなスタイルを貫き、空いたスペースや道路にテーブルや椅子を並べての営業でした。席数は40席ほど。屋台と比べれば席数はグンと増えましたが、それでも行列が絶えることはなく、今から7~8年前に隣の店舗をイートインスペースとして拡大、現在に至ります。
イートインスペース増設で60席ほどに増えました!
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トッピングショーケースは新しくなりましたがやはり屋台風~
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営業時間は30分延長しました!
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イートインスペースにはTVも設置
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それでも・・・行列御免!!
店舗が大きくなったなら混雑緩和されたのね~!と思いきや、ごめんなさい!!行列は覚悟してください。 日本でも数多くのガイドブックで紹介され、観光客の間でも既に知れ渡った名店であるのと同時に、地元の人もご近所さんだけでなく、わざわざここのスイーツを目当てにやって来る台湾のお客さんも多いのです。
頭上を見上げれば・・・地元メディアの取材もものすごい数…!!!
スイーツ店だからオヤツ時が一番混雑するのかと思えば、唯一人が少ないのは18~20時の夕飯時だとか。食後のデザートやオヤツまたは軽食にする人でいつでもいっぱい。夕食時以外は行列必須です。とはいえ、屋台感覚でサササッと食べて行く人、テイクアウトする人などが主。長い列にあきらめず並んでみてくださいね。冬至や元宵など台湾の人が湯圓を食べる時期はとりわけ混み合うそうですが、そうでなければ、5~6分ほど待てば順番が回ってくるはずです。
人気の秘密は…
長きに渡りどうしてこんなに人気なの?とは誰しも思うこと。その秘密は、「その日に作ったものを、その日の内に売り切る」だとか。毎日開店前の早朝から商品作りを開始、残ったものは次の日をまたぐことはありません。だからいつでも新鮮。
ズラリ並んだトッピング類も自家製
さらに、添加物・香料・防腐剤は一切加えていないのだとか。そのため、素材の味が際立ち、口の中で噛みしめるごとにそれぞれの味がジワっと染み出てきます。また、天然の味で身体にも優しい。とかく食に厳しい台湾人。医食同源の考えも深く根付いており、おいしく食べて健康によいものが大好き。昨今、食の安全性についてのニュースが目立つ台湾にあって、安全性を追求する店の評価は必然と高くなるようです。
ほんのり甘~い優しい味に心和むアズキ♪日本人好みの味
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トッピング類は大鍋でじっくり火を入れるからおいしいものができるのだとか。それができるのも大量にさばける店ならでは!
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タピオカもツヤツヤ~☆お豆ホクホク~♪ |
メニューは8つ!
メニューはとってもシンプル。オーダーも指差しやごく簡単な日本語なら大丈夫!ただ、ちょっとわかりにくいのが難点。いざオーダーのその時に、あせることなく食べたいものが注文できるようご参考ください。心配な方はあらかじめ中国語で紙に書いて店員さんに見せるのも手。
まずは「冰(冷たいスイーツ)」「熱(温かいスイーツ)」のどちらかを選びます。どちらも1年中販売していますが、微妙にメニューが異なるので注意してくださいね。(★印は人気商品)
<冷たいスイーツ>→カキ氷に下記をトッピングしたもの(1)任選(お好み):お好きな4種を選んでトッピング
(2)粉圓(タピオカ):タピオカ+お好きな3種
(3)豆花:冷たい豆花+お好きな3種★
(4)綜合粉圓(おまかせタピオカ):タピオカ+店員さんおすすめ3種をおまかせ★
←←←夏に食べたいのはコレ!綜合粉圓(トッピング=湯圓・大紅豆・地瓜圓)
<温かいスイーツ>→温かいスープに下記をトッピングしたもの
(1)紅豆湯(おしるこ) :アズキスープ+お好きな3種★
(2)焼仙草(仙草ゼリー):仙草ゼリー+お好きな3種★
(3)糖水(シロップスープ):シロップスープ+お好きな3種
(4)豆花 : 温かい豆花+お好きな3種★
→→→甘さ控えめのおしるこみたいな紅豆湯(トッピング=湯圓・粉圓・地瓜圓)
トッピングの組み合わせで無限大に広がるメニュー
上記のメニューを決めたら、あとは数あるトッピングからお好みで指定数だけ選びます。任選は4種まで、その他は3種まで選べます。もちろん1種類だけでもOKです。ナビが訪れたその日のトッピングは24種!とっても豊富でどれにしようか迷っちゃいますよね。以下が代表的なもの。(★印=台湾人に人気、☆印=日本人に人気)
★粉圓:黒タピオカ→看板商品。蛙の卵みたいなので看板にも蛙マークが
★大紅豆:ウズラ豆→5時間煮込んでホックホク♪
★☆小紅豆:アズキ→台湾産厳選アズキ
緑豆:ウグイス豆→体の火照りを取るとか
★芋頭:タロイモ→サトイモのような食感
★芋頭圓:タロイモ団子→タロイモ粉と片栗粉で作ったお団子
★地瓜圓:サツマイモ団子→上記サツマイモ版。ほんのりお芋味~
地瓜:サツマイモ→ホクホクと甘味も十分!
★☆湯圓:白玉風団子→餡なし紅白色のお餅
☆杏仁:アンニン→腸を整え、咳を抑えます
花生:ピーナッツ→柔らかいピーナッツ
薏仁:ハト麦→女子にうれしい美白効果アリ♪
雪蓮子:蓮の実→不眠・食欲不振に働きかけ
☆仙草:仙草という植物から作られたゼリー
蒟蒻:コンニャク→コンニャクゼリー
白木耳:白キクラゲ→美肌に♪
★粉粿:サツマイモ粉から作られた葛きり風ゼリー
愛玉:愛玉ゼリー→植物の種から作られる天然ゼリー
看板商品はなんといっても、店名にもなっている「粉圓」!
タピオカミルクティーに入っているあの黒いタピオカです。
台湾の人はこのモチモチとした食感が大好き。
「東区粉圓」のタピオカはちょうどよいゆで具合で絶妙なQQ(モチモチ)具合なのだとか。
ナビはもっと弾力があってもいいかな?と思いましたが、
豆花や焼仙草に入れても他の具材に負けないほんのりとした甘さが印象的でした。
→→→ほどよい固さと甘味の冬に食べたい、温かい仙草ゼリー(トッピング=粉圓・大紅豆・芋圓)
冷たい豆花(トッピング=粉粿・紅豆・粉圓)
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温かい豆花(トッピング=芋頭・地瓜圓・粉圓)
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通常薄切りが多い豆花ですが、ここのは厚くてお豆腐感いっぱい!
セルフでどうぞ~!
オーダーを済ませたら、隣の(壁の向こう側)のイートインスペースまで運び、空いている席にどうぞ。長テーブルが並ぶ形なので、知らない方と半合席状態なのがちょっぴり落ち着かないかも・・・。決して長居するお店ではありませんので、食べ終わったら速やかに次の人へ。食べ終わったカップは席に置いたままでOK!お店の人が片付けてくれますよ。
また、食べていて糖度が足りないな・・・、氷をもっと足したいな・・・なんて場合は、コーナー一角に設けてあるポットやお鍋からセルフで氷やシロップを自由に足すことができます。元々のカップ自体も大きめですが(女子なら2人でひとつでも十分!?)さらにおかわりできちゃうなんて、ちょっと得した気分。これでどの商品も一律60元ですからかなりお得。
冬でも夏でもそれぞれに楽しめちゃうスイーツが「東区粉圓」にありました!
これを食べずして日本へは帰れませんね!行列覚悟でぜひお試しを~♪
以上、台北ナビでした。