270度に開けた窓とテラス席から九份の眺めを楽しめる茶芸館。九份茶坊のオーナーが手がけたアートな空間で贅沢な時間を過ごしましょう
こんにちは、台北ナビです。
「水心月茶坊」は、人気の茶芸館「九份茶坊」のオーナーがより景観のいい山沿いにオープンした茶芸館。以前は「天空之城」という名前のカフェとして営業していました。
「水心月茶坊」へは、「九份茶坊」の奥へ進み、「陶工坊」というギャラリーを通って、山沿いの階段を下ると目の前に「水心月茶坊」があります。
外から行く場合は、あの有名な階段を下って広場に出たら、九戸茶語の脇の輕便路を入ればすぐ右側に見えてきます。ここは九份では珍しい赤レンガの建物で、新北市政府から「模範建築」に選ばれているそうです。
入りましょう!
もともとはアーティストであるオーナー洪志勝さんのアトリエだったという場所をお店に改築したとあって、なんとも芸術的な雰囲気が漂う魅力あふれる空間。各階にはオーナーの作品や所蔵の油絵が展示してあります。
一階に足を踏み入れると、緑と青の素敵な油絵が目を引き、茶葉や陶器が棚や店内のスペースの各所に所狭しと置かれています。オーナーのお茶と陶器と絵画へのこだわりが、ここ「水心月茶坊」にはあふれています。
階下へ
そしてお店のもう一つの魅力が、270度に開かれた窓からの眺め。おいしい台湾茶を飲みながら、九份からの眺望を独占する気分は最高。晴れた日にはテラス席がおすすめ。景色はもちろん、外からアーティスティックな建物を眺めることもできるんですよ。こだわりのインテリアや茶具も、落ち着いたお店の雰囲気にピッタリ。ズラリと並んだ茶壷、愛らしい猫のオブジェや芸術的な花の数々には特別な味わいがあり、いつまでもいたくなってしまう空間です。
お茶を飲むフロアです
茶器が並んでいる棚は、オーナー自らデザインし、自ら加工したもの。ステンレス鋼の棚に渋い色合いの陶器がよく似合います。重厚で素朴なテーブルや椅子も落ち着きます。各テーブルには焼水壺を沸かす穴があり、気の置けない友人たちとお茶を飲みながらおしゃべりするにはもってこいの配置になっています。この気遣いにも、おしゃれな手作り感が漂いますね。
日が沈みます
テラス席は、深澳湾に沈む夕日が一番美しく望める場所。
オーナー夫人の吉村みどりさんのお話では、夏、日が沈む景色が一番きれい、とのこと。確かにこの時期の九份は雨も降らず、全体的に青くかすんだ夕焼けの景色は何物にも代えがたいものがありました。この席から深澳湾の夕焼けを満喫したいなら「夏」、特に7月がおすすめです。
お茶をいただきます
功夫茶で何度もお湯を注いで長居するのがおすすめですが、時間のない方には一人分のお茶セットにお茶請けがついた300元前後のメニューもあります。お茶や景色を自由なスタイルで楽しめるのもうれしいですね。土日も休まず営業中。九份を訪れればいつでもこのくつろぎ空間があなたを待っています。
ゆっくり飲む時間がある方には、最初にお店のスタッフが淹れ方を教えてくれます。
ドライのリュウガン、グアバ、バナナ、パイナップル、そして、東方美人茶
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茶葉クッキー
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以上、台北ナビでした。