オススメ牛肉麺のお店!
大家好、一青妙です!
台湾を代表する麺と言えば、牛肉麺じゃないかと思います。街中を歩いていると、実にたくさんの「牛肉麺」と書かれている看板を見かけますが、老舗から進化系と店ごとに特徴があり、一口で牛肉麺と言っても、結構奥が深~いと感じています。
元々麺好きの私は、最近牛肉麺に凝り、色々と食べ比べをしているのですが、とっておきのお気に入りのお店を是非皆さんにご紹介したいと、意気込んで出掛けてきました。
さて、どこらへんでしょう?
場所ははっきり言って、とってもとってもわかりにくいです。
MRT「古亭」駅より歩いて5分程のところにあるのですが、これはあくまでちゃんと見つけられた場合。お店の回りは目印になるようなものがなく、住宅とローカル色の強いちょっとしたお店があるだけ。なので、潮州街という道路標識を頼りに頑張ってください!
ここです!
お店の前はこんな感じ。入り口はちょっと引っ込んでいるし、周囲と同化しているので、黄色いこの看板だけが頼りです。
お店っぽくないでしょ
店内からの眺め。意気込んで朝一で行ったから人通りは少なく、暗い感じだけれども、基本この通りはいつもこんな感じです。
店内はこんな雰囲気。グリーンの円卓が幾つもあるので、混んでいる時はもちろん相席で!
料理を作るお鍋一式は店内にあるけれども、匂いはあまりしませんし、意外にも、とってもクリーンな感じです。
メニューは店内の作業台に貼られています
なんだかこのまま引張り出して屋台になりそうですよね。
牛肉麺以外にも一応メニューはありますが、やっぱりおすすめは牛肉麺シリーズ。何回か行きましたが、ほとんどの人は半筋半肉麺を頼んでいるので、これが一番人気かも。何も言わないと“ピリ辛”なので、辛いのがダメな人は、必ず事前に伝えて下さいね。もちろん、大辛がよい人は“辣(ラー)”と言えば、もっとうんと辛くしてくれますよ!
サイドメニューは昆布•茹で青菜•味付け玉子•豚足など結構豊富です。
店内のステッカー
店内には、台湾産の牛肉を使用しているというステッカーもあるから安心ですね。
壁にも一応メニューはあります。
「作っている所を見せて下さい」とお願いしたら、パタッと蓋を閉め、「私はいいから~」と遠くに後ずさりされてしまいました……。作業台に新鮮な卵が山積みになっていたので、「これは何に使うのですか」と聞くと、麺に茹でた半熟卵をトッピングすることもできると教えてくれて、「是非一つお願いします!」と注文しちゃいました。
意外と台湾で半熟卵に出会える機会が少ないので、嬉しいな!
小菜も食べてみてくださいね
茹で釜の横の棚には小菜が入っています。
左上はナニ???良く見たら、「豬頭皮」=豚の頭の皮!豚足よりも脂分が少ないけれども、豚の耳ほど乾いてもいないので、ちょうどよい食べ心地が好まれているとか。
今度チャレンジしてみよう。
今回私が注文した小菜は「泡菜」。日本の浅漬けに似ている感じで、味はピクルスのように甘酸っぱくてピリ辛。臭豆腐の付け合わせにもよく使われる、昔からある台湾の一品です。
箸休めにちょうどよいですよ!
これが「半筋半肉麺」。文字通り牛すじと牛肉が半分ずつ入ったもの。一度で2種類の牛肉を楽しめるので、一人で食べるときに嬉しいメニューです。普通の辛さで注文したけど、見た目は結構赤く、味も程よく辛いです。野菜は気持ちと言う感じで添えられていて、麺は稲庭うどんくらいの太さ。ほどよいコシがあり、スープともよく絡まってツルツルと口の中に入っていきます。ちなみにこの大きさは小さいサイズ。女性なら十分満腹になってしまいます。
各テーブルの上にはどんぶり一杯に無料の高菜が盛られていて、いくらでも入れて食べられます。スープの味がちょっと変わるので、初めはオリジナルのまま食べ、半分位からたっぷり高菜を入れて楽しむのもいいかもしれませんね。
トッピングで入れてもらった卵。お箸で割ると、程よい半熟の黄味がトローンと流れ出てきます。気のせいか黄味の色が日本の卵よりも黄色い!?これは鶏の餌の違いだろうか、などと勝手に想像してみたけれども、卵の臭みは全くなく、とても美味しかったです。
ちょっと辛めのスープもマイルドになるので、辛さが苦手な人にはいいかもしれません!
ふ~。大好きなお店だから、一品の説明でここまで引っ張ってしまいましたが、台湾に行くたび、私は必ず一度はここに足を運んでいます。商売気がなく、ちょっと無愛想に感じられるかもしれませんが、味は私の保証書つき(笑)。
どこにでもある牛肉麺。一店一店味が違い、特徴も違うので、是非多くのお店を訪れて、食べ比べしてもらいたいのですが、誰を連れて行っても「好吃!」と言ってくれて、安心しておすすめできるお店がここです!
ディープな味を求める方、台湾にちょっと慣れた方などにおすすめです。