超オススメなモチモチ「刀切麺」のお店発見♪
你好、一青妙です!
ちょっと小腹が空いたときやきちんと食べたいときのどちらの要望も満たしてくれるのが「麺」だと思うのですが、皆さんはどうですか?
もともと米食だった台湾に、中国大陸から粉食文化が持ち込まれ、麺が広がったと言われています。大陸の麺は実に多様性があり、日本のそば、うどんよりも種類がとても豊富です。こねた麺の生地の処理の仕方で呼び名も変わり、「刀削」「刀切」「碗禿」「拉」「龍鬚」「剔尖」「猫耳朶」など漢字を眺めているだけで、麺好きの私はその形を想像して楽しくなってきちゃいます。
今回は、MRT文湖線の「大安」駅からほど近い場所にある信維市場にある屋台街で超オススメなモチモチ「刀切麺」のお店を紹介したいと思います。
都会の中の庶民のエリア
駅を降り、右手に沿ってしばらく歩き続けます。コンビニやコスメ、文具、雑貨店が立ち並ぶなか、ひと際目立っていたのがこの真っ赤な店構えの「東北大餅」。あまりの大きさに圧倒され、味はどうなの~?と思って眺めていましたら、ちょうどおじさんが買っていたので、「おいしいのですか?」と聞いてみちゃいました。すると、「特別好吃!」と勧められましたが、これを食べちゃうと、肝心の刀削麺が入らなくなってしまうので、次回チャレンジすることに決定!
しばらくして右側を見上げると、信維市場の看板が見えてきます。訪れたのが休日の夕方だったので、シャッターが降りているお店が殆どでしたけれども、普段は青果や生鮮食品も売られていて、割と活気のある市場なんですよ。
市場の看板を過ぎ、少しすると、いよいよお目当てのストリート。やや開けた大通りの右側が屋台街となっています。一番手前は飲み物屋さん。続いて夏はかき氷、冬は焼仙草、それから豆花などの甘味を売っているお店、チャーハンやあんかけご飯のお店と、とにかく小吃のお店が続いているので、きっと食べたいお店が見つかるはずです。
屋台ストリートの中心あたりに位置しているお店が、お目当ての「老趙刀切麺」。
白地に赤文字の看板は他にもたくさんあるので、くれぐれも間違えないようにしてくださいね!(笑)メニューは掲げられているけれども、真ん中が割れているから、ちょっと見にくいかも。でも全部で9種類しかないので、まあ大丈夫でしょう。「湯麺」と「麺」の違いは、スープ入りかスープ無し、ということになっているけれども、スープ無しでも結構汁気があるし、途中でスープを無料で足してもらえるという裏技があるので、ここではスープ無しの「麺」をおすすめします。
奥で洗っている大きな鍋で、打ちたての麺を湯がきます。しっかりとした麺を茹でるので、茹で時間はやや長め。一度に20杯分くらいしか茹でられないから、新しく茹でるときにぶつかってしまうと、少し待つことになります。でも、待っても食べる価値あり!
具材は手前から牛筋、牛そぼろ、牛肉そしてスープ。
スープにはホールのトマトやタマネギがプカプカと浮かんでいて、よだれが出そうなくらい香ばしい香りがフツフツと湧き出ています。
オーダーするには、店先の道路側から並んでいきます。すると麺を入れたお椀に、お店の人が手前から具材を載せてくれて、最後にスープを入れてくれて渡してくれます。
更にその先のテーブルには、トッピング用の酸菜や生唐辛子、ネギ、ニンニクなどが並べられているので、お好きなものをお好きなだけのせて完成!!私はいつも“無料だから!”と思って、ついつい欲張ってたくさん取り過ぎて、後で困っています。
寡黙な店主さんです
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トッピングだけでお腹一杯になりそうでしょ
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さて、たっぷりの具材とたっぷりのトッピングで完成したのは「牛肉麺」の小。それなのに食べきれる?と思うくらいの麺の量でしょ。コシがあって、モチモチとした食感は、四国の讃岐うどんのようで食べ応え充分です。
スープ無しのほうが麺と具材が絡まって味が濃厚に感じられます。
汁なしで食べたオリジナルの状態はこのような感じですが、そろそろスープを飲みたいなと思ったら、店先にお碗を持っていき、店主に差し出すと、お碗一杯にスープを継ぎ足してくれます。たちまち湯麺に変身した麺にもう一度トッピングの野菜を入れれば、2度楽しめ、お得感満載!
スープは飲み干せてしまうほどさっぱりとしていながら、程よい濃さであり、身体が温まりますよ。
豚足もおすすめ
ちなみに、地元の方の多くは、麺と一緒に豚足を注文していました。
さすがにお腹が一杯だったので私は頼みませんでしたが、おじさんにお願いして、豚足の写真をパシャっと撮らせてもらっちゃいました。プリプリとしていて、なかなか美味しそうでしたよ。店主も「うちの豚足はうまいよ~」と後ろから声をかけてくれたので、お好きな方は是非一緒に頼んでみてください!
お腹が一杯になったところで、席を立ち、回りを見回してみたら、すぐ隣に別の刀切麺のお店があったのでびっくりしてしまいました。紛らわしい!でも、さすが地元の人は舌が肥えているので、美味しいこちらのお店にしか並んでいませんでした。
信維市場は地元の人に古くから愛されてきた場所です。人気のある市場には美味しい屋台が集まっていると、私は叔母から聞かされてきたのですが、ここもその一つ。付近に観光スポットはありませんが、近くを通りがかったときにここに足を運び、色々と食べ歩いて、好きな一品を見つけるのも楽しいかもしれませんよ!