高雄で本格的なイングリッシュティーとアフタヌーンティーを楽しむなら…バラに囲まれて優雅なひとときを!
こんにちは、台北ナビです。
今回ご紹介するのは、高雄ではまだまだ数少ない本格的なイングリッシュティーとアフタヌーンティーが楽しめるお店、ローズハウスです。こちらは、1990年に創立し、現在世界50店舗を構える喫茶店。日本にも支店がありますので、ご存知の方も多いのでは?
高雄では、陽光大飯店のホテルの1Fで、独自のスタイルで経営されています。入り口に現れたのは、白い壁と金縁の額に入った「古典玫瑰園」と書かれた看板。博物館を訪れたような気分になります。
ホテル前に看板
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外からもきれい
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右はホテルのエレベーター
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入りましょう
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入ってみました
早速、中に入ってみると、右側に陶磁器やお茶の販売コーナーがあります。まず目に入ってくるのは、棚にきれいに飾られたティーセット。そのモチーフは多くがバラをデザインしたもので、ローズハウスを創業した黄騰輝(Robert Huang)氏の手によるものです。黄騰輝氏は、バラの芸術家として名高く、バラを描いた油絵は、VISAカードやJCBカードのデザインとして採用されているそうです。とっても優雅で高級感あふれるティーセットは、世界にコレクターがいるとのこと。
一番売れているという黄色の果物の絵が描かれているカップとソーサーは6750元、白地にバラの絵が描かれ金で縁取りされたEnglish Rose Goldシリーズのカップとソーサーは2930元。カップとソーサー5点など、セットになっているものもありました。5点1セットで20700元のシリーズなど、陶磁器は全体的にちょっとお値段が高めですが、たくさん集めたくなってしまうすてきなデザインです。
奥がティーコーナーです
一番売れている黄色の果物の絵が描かれているカップとソーサー
こちらが試飲コーナーです
ローズティー
ティーカップなどを見ていたら、お店の方が試飲のお茶を持ってきてくれました。溶かして飲む「英式奶茶」(イングリッシュミルクティー)シリーズのアールグレイですが、インスタントとは思えない程のほっとする味と香り。一つ580元ですが、2つ買うと900元になるそうです。
陶磁器の隣はお茶のコーナー。DRAKESなどの本格的な「英國茶」イングリッシュティー(750元~1500元)から、「複方花草茶」ハーブティー(520元~680元)、2011年に新発売された「英式冷泡茶」水出し紅茶(380元)など、種類も豊富に取り揃えられています。箱に入れてギフトセットにすることもできるそうですから、贈り物にも喜ばれそうです。ローズハウスの紅茶は、その茶葉が入った缶の色もいろいろあり、古典的で優雅なので、見ていたら、ティーセット同様、集めて並べてみたい!と思わせるデザインです。
お茶を見ていると、何やらよい香りが漂ってきました。お店の方が、黄騰輝氏がデザインしたアロマランプですよ、と紹介してくれました。バラモチーフのすてきなランプ「香精燈」は販売コーナーの入り口にも飾られています。大きいものは1850元、小さいものは1480元とティーカップなどに比べてお値段もお手頃。丸いフォルムがかわいく、お部屋に一つ置きたくなるランプです。
お茶もいろいろあるので、お好きなものをどうぞ
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バラのジャム「黛安娜玫瑰果醬」
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商品はまだまだあります。珍しいバラのタブレットもありました。試食してみてください、と言われて一つ食べてみると…、ん?「ちょっと酸っぱい…。」ナビがつぶやくと、「最近、睡眠不足じゃないですか?」とお店の方。どうして分かるの?「このタブレットを食べて酸っぱい感じがしたら、睡眠不足だと分かるんですよ。」とのこと。このちょっと不思議な「炎のバラ」という名前のこちらのタブレットは、バラのエキスとハーブがブレンドされたもので、カナダで作られたもの。植物の繊維が胃腸を活発にし、体質を調整したり、新陳代謝を促進する効果があるそうです。(火焰玫瑰口含錠 96個入り880元)毎日食べると、新陳代謝がよくなって、光沢のあるバラのような皮膚が得られるそうです!
それから、更にお手頃でナビがおすすめしたいのは、バラのジャム「黛安娜玫瑰果醬」です。一つ40元というお値段ですが、甘酸っぱく、ほんのりバラの味がしておいしいです。しかも中には花びらが入っています。手のひらサイズなので、小さくてお土産にもぴったりです。このジャムは、アフターヌーンティーセットを注文すると付いていますので、是非お試しください。この他、もっとバラに囲まれて生活したいという方必見!ローズポリフェノールボディーローション「玫瑰多酚身體乳」680元、バラのパック「魔力玫瑰晶瑩保濕面膜」1000元(5枚入り)などもあります。
飲み物いろいろ、豊富なメニュー
食事用とお茶用のメニュー
日本語もあります
さて、いろいろな商品を見たところで、奥に進むと、黒と赤のいすとベージュのテーブルが見えてきました。机といすはシンプルですが、周りのシャンデリアや壁に飾られた洋風の絵が華やかさを添えています。机の上には小さなバラが小さなグラスに入っています。ヨーロッパのレストランにいるような雰囲気で、何だか台湾にいることを忘れてしまいそうでした。これからどんなものが味わえるのかわくわくしていると、店員さんが、メニューを持ってきてくれました。メニューには、日本語も書かれています。
飲み物だけでもたくさんあって、どれを飲もうか迷ってしまいます。おすすめを聞くとやはりバラが入っているものということで、ナビはイングリッシュローズティー(英國玫瑰茶160元)を注文することに。
運ばれてきたのは、白地にさくらんぼと桜の絵が描かれたかわいらしいティーセット。紅茶の中にほんのりバラの味がして幸せなひととき。この他、ダージリン(大吉嶺最高等級初摘茶 200元)やローズミルクティー(玫瑰奶茶 180元)もおすすめだそうです。それからローズウオーター(玫瑰水 160元) なんていうのもあります!こちらは冷たいものしかないそうですが、暑い高雄ではいつでも楽しめそうです。是非お試しください。
バラに囲まれて…期待のアフタヌーンティー
ローズハウスは、紅茶など飲み物の種類も豊富ですが、それだけではありません。ナビが特におすすめするのはアフタヌーンティーセットです。3段のお皿に美しくのせられたケーキやサンドイッチ、クッキーなどなど、ティーセットと一緒に並べると、これぞアフタヌーンティー!という感じです。一番上の段はケーキ。ナビが訪れた時は、クリスマスが近いとあって、サンタクロースやチョコレートのモミの木の葉などがのっていました。この中のケーキにも口に含むとほんのりバラの味がするものも。
2段目はスコーン、クッキー、ブリュレ。このスコーンにバラのジャムをつけて食べます。3段目はサンドイッチ。なかなかボリュームがあります。取り皿の小さなバラの絵、そしてテーブルに飾られたバラの花を見ながら、ローズティを味わいつついただくバラの味のケーキやスコーン…バラに囲まれた至福の一時でした。このアフタヌーンティーセットには、160元以内の飲み物が含まれています。もし、それ以上の値段の飲み物を注文したい場合は差額を払えばOKです。
ウイリアム王子のアフターヌーンティ(威廉王子下午茶)2人のセット690元、1人のセット590元(160元以内の飲み物付き)
この他、こちらのお店ではパスタやグラタンなどのお食事のメニューもあります。
海鮮のニンニクパスタ(蒜香海鮮義太利麵) 単品320元 セット420元ポテトとカレーチキングラタン(乳酪焗烤洋芋咖哩鶏飯) 単品300元 セット400元
ノルマンディー風ビーフシチューライス(諾曼第紅燴香料牛肉飯) 単品420元 セット320元などなど。単品で注文することもできますが、セットの方がお得です。このセットの名前は、ローズセットで、手作りパン、特製ローズソースの野菜サラダ、スープ、デザート、160元以内の飲み物が付いています。
古典セットのメニュー。セットは、内容同じですが、メインディッシュが異なります。
イタリアンチキン・マッシュルームソース(義式香料鶏腿排) 単品480元 セット380元アイスバイン・ザワークラフト添え(香烤德式豬脚) 単品480元 セット380元サーモン焼き(香煎鮭魚排) 単品580元 セット480元
感想
飲み物だけでなく、食事も楽しめるローズカフェ。
陽光大飯店の一角にありますが、ホテルの古典的中国式のスタイルとはまた異なっていて、目も楽しませてくれます。
三多商圈からも徒歩圏内なので、デパートでのショッピングや観光に疲れたら、こちらで一休みするのもいいですね。ホテルに泊まっている方も泊まっていない方も楽しめる喫茶店です。
以上、台北ナビでした。