台中で、いや台湾中で、有名な鍋屋さんが台北にもできました!有名人もこよなく愛する味を楽しめます!
下記の内容は2023年6月中旬に閉店した「光復店」のものです。
現在の店舗情報は以下リンクよりご確認ください
https://www.tripodking.com.tw/store.php
こんにちは、台北ナビです。
今日はずっと行きたかった「鼎王」にやってきました。ナビでも台中本店を取材したことがあるので、知っている方も多いかもしれませんが、3年前に台北にも支店ができたんです。なぜかずっと来る機会がなかったのですが、やっぱり「鼎王」はおいしかった!列に並んででも食べる価値ありのお鍋です。
台中の屋台から始まったお鍋帝国
こんなに有名な「鼎王」。まさか夜市からスタートしたお店だったとは知りませんでした。常連さんはいるし、少しの稼ぎがあったものの、このままではだめだ!と一念発起し13年前に台中にお店を設けました。高級感あふれる店内に、30数種類の漢方を使ったおいしいお鍋が瞬く間に評判になり、台中に3軒、高雄・台北に1軒ずつお店を持つようになりました。
どのお店も毎日満員御礼状態!常においしさを追い求め、サービスも徹底!美食は芸術だ!が信念の「鼎王」まさにお鍋帝国です。その真骨頂であるうわさの90度お辞儀!ここ台北店でも見ることができます。古代中国の皇帝に仕えた女官の作法を模しているというこのお辞儀。なんだか王様になった気分!でも、やっぱり日本人のナビお辞儀されたら一緒にお辞儀しちゃいます。そして、ナビ一行みんなでこの90度お辞儀を試してみましたが、できず……。あの見事な身体のそり方はかなりの練習が必要なようです。
「鼎王」は、店内はもちろんお店の外のインテリアも茶色を基調としていておしゃれ!店外のベンチも歴史を感じさせる感じです。そこに毎日何人のお客さんが座っていくのでしょうか。店内はとっても高級感あふれます。いたるところに書物や古代風の絵などが飾ってあり、照明も落とし気味。それでいて所々にむき出しのコンクリートがあったり、ライトも小ぶりでかわいらしい。ひとつひとつがバラバラなようで、バランスよく現代風に調和されているのがなんともおしゃれ。
また、台北店のイスは座る部分が畳!日本人はほっとできますよねっ!実はこども用のイスまでちゃんと畳なんです。机も特注です。紙ティッシュやウェットティッシュが机の上に置かれてあると見た目が悪いので引き出しを付けてあるんです。いちいち店員さんを呼ぶことなく欲しいものがきちんと設置されているのが嬉しいところです。
2階もあります!広々~
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引出しには紙ティッシュとウェットティッシュ
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急須が鉄瓶で、すんごく重たいです!ご注意を☆箸入れは布の柄をプリントした紙でできています。オッサレー!
店名にもなっている「鼎鍋」。こちらのお鍋は誰が見ても特注品!とわかるもの!だって三本脚のお鍋なんですもの!鼎をまねているんですよね。これは台中県の大甲鐵砧山に出向き、黄天来さん自らに作ってもらったものだとか。ひとつひとつに番号がふってあるんですよ!鴛鴦鍋だと真ん中の仕切りの上に番号が書かれています。
その他、お皿や器も特注で赤く、お店のロゴが入っています。
病みつきになってしまうお鍋
「鼎王」の売りはやっぱり激辛鍋と言われる「麻辣鍋」でしょう。とは言っても「鼎王」の麻辣鍋は刺激が強い辛さという感じではなくピリっと、でもとっても味わい深い感じ。香り高いのも食欲を増進させてくれます。辛いものが苦手なナビもなぜかここの麻辣鍋は食べられるのです。もちろん辛さも調節できますので、安心してくださいね。
このお鍋の中身を聞いてみると、30数種類の漢方、野菜、フルーツだとか。また、台湾の健康番組でよく言われる「三低二高(油・塩・コレステロールが少なく、カルシウム・鉄分が豊富)」にマッチしており、健康にもいいそうです。この説明を聞いただけで健康になれそうです。
また、もう一つの「東北酸菜鍋」もおすすめ。中身はたっぷりの天然酢!酸っぱい漬物である酸菜がふんだんに入れてあるので、野菜の補充もばっちりです。しかも、こちらのお鍋は油分をカットしてくれる効能もあるとか!イエーイ!たくさん食べても太る心配なしです。(この安心感が食べ過ぎにつながるのですが……)
と、2種類しかないお鍋の種類の2種類ともが食べなきゃ損といことで「鼎王」ではほとんどのお客さんが、ひとつのお鍋でふたつの味が楽しめる「鴛鴦鍋」を注文するそうです。ナビ一行も「鴛鴦鍋」を注文しましたよ~!
さて、注文しましょう!!
具材も真っ赤になっちゃいます
「麻辣鍋」ひとり98元:滷鴨血(鴨の血の豆腐)、滷豆腐(煮込み豆腐)、蒜苗(ニンニクの芽)入り
スープが少なくなってくるとお店の方が継ぎ足してくれます。その時鴨の血の豆腐と煮込み豆腐も足してくれますよ~。ナビ一行に大人気だったのがこの鴨の血の豆腐と煮込み豆腐。無料で足してくれるのでナビ一行大喜び!でも、もしスープだけ足してほしい時はその旨を伝えればOKです。
たっぷり酸菜を足してくれます
「東北酸菜鍋」ひとり98元:酸白菜(酸菜)、白肉片(豚バラ肉)、河粉(ライスヌードル)、番茄(トマト)入り
スープを継ぎ足してくれる時に酸菜のみ足してくれます。野菜不足の方はどんどん追加してもらっちゃいましょう!
(「鴛鴦鍋」の場合、ひとり150元)
お鍋の説明プラス鍋ごとに合う具材を紹介しています。
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継足し用のスープ
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鍋の種類が決まったら具材を注文しましょう!日本語付きの写真入りメニューがあるので、注文しやすいです。
ナビはお店の方におすすめを教えてもらい注文しました。
◇特級牛肉 290元
やっぱりお鍋にはお肉ですよね!こちらのお肉はとっても上質。しゃぶしゃぶして色が変わったらすぐ食べてください。
◇大腸頭 288元
店員さんイチオシの一品。日本の方は内臓系をあまり食べないみたいだけど、おすすめです!と強いアピールがありました。
内臓大好きナビはもちろんおいしい!おいしい!と食べました。適度な噛みごたえと噛めばにじみ出てくるおいしさ。ちょっと勇気がいるかもしれませんがトライしていただきたいです。ナビ的に麻辣鍋に入れ、よく煮込むとおいしいと思います~。
◇綜合手工丸 190元
手工牛肉丸(牛肉団子)、手工花枝丸(イカ団子)、自製蝦球(エビ団子)という3種類すべて楽しめる嬉しいセット。ナビ一行口を揃えて、団子系がおいしいと絶賛しました。
こちらすべて手作りで作られているもの。だから噛むとグニュっと中から味がにじみ出てきます。また、噛んでいるとコリコリするのもいい感じ。
◇竹香蟹黄膏 99元
好きな大きさにカットしてお鍋に入れていきます。こちらも噛みごたえバツグン!カニミソの味が楽しめます。
◇養生綜合菇 160元
3種類のきのこを楽しめます!見た目2種類なのですが、下にもう一つ隠れています。
◇千層凍豆腐 60元
煮込めば煮込むほどスープを吸っておいしくなっていきます。鍋にはお豆腐は定番ですよねっ!
◇高麗菜 90元
新鮮度抜群のキャベツです。そのままドーんと出てくるので、手で割いてお鍋に入れてください。その時にシャキシャキと音が聞こえるほど新鮮ですよ~。
◇冰鎮酸梅汁 120元
ひと口目はちょっとくせがあって、苦手かもと思ってしまうかもしれませんが、ふた口飲んでみてください!イメージが変わります。しかも辛いお鍋との相性ばっちり!台湾らしい飲み物をぜひ楽しんでください。
ご飯ジャーのある棚がかわいい!!
その他、まだまだ色々あります。
また、ご飯はおかわり自由のセルフサービスです。こちらのご飯は台中からわざわざ送ってきて使っているんだとか。たれも2種類(麻辣鍋用・東北酸菜鍋用)のみで明瞭ですよ~。
※最低消費額:1テーブル 650元
食べ物の持込みはひと種類につき100元追加
お酒・飲み物の持込みはひと瓶につき100元追加
さぁ、具材を鍋に入れてどんどん食べましょう!
スープが少なくなってきたら店員さんがささっと来てスープを足してくれます。その都度お辞儀が見れるのもうれしいところ。混んでいる時は90分の時間制限があるので、90分ほどになると、店員さんがやんわりとお持ち帰りをすすめてくれます。これが時間ですよ!の合図。食べ足りない方はお持ち帰りしましょう!
ナビ一行もお持ち帰りしましたよ~。しっかし、スープなので重いのなんのって!!旅行の時はちょっと無理なので、やんわりお断りしましょうね。
1時間ほど煮込んだお鍋
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ビニール袋に入れてくれます
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久しぶりの「鼎王」は味・サービス・お店の雰囲気、どれをとっても高得点!なるほど芸能人も足しげく通うわけです。ナビは開店と同時の11時にお店に入ったのですが、11時には外にお客さんが待っていました。お昼時の12時になると外は順番待ちの人でいっぱいになりました。
平日のお昼からでも食べたくなるんでしょうねっ!すごい人気です。
以上、台北ナビでした。