夜市ファンにぜひ行ってもらいたいローカル版。羅東夜市は都会の夜市とは違う、のどかな空気が流れる心地よい場所なのです
こんにちは、台北ナビです。
台湾東海岸の街、羅東の街にある夜市にやってきました。夜市の規模も意外なほど大きく、週末に行ったので、観光客も含め、人もぎっしり、という感じでした。で、ネギやキンカン、カモ肉の燻製など、農業が盛んな宜蘭だけに、ほかの夜市には見られない、珍しい屋台があちこちで店開きしていたり、その独特さと、ローカルタウンのまったり加減も心地よく感じる夜市だったので、ナビはすっかり気に入ってしまいました!
メインストリートは民生路、公園路、民権路の3本
羅東はプユマ号も停車する東台湾の大拠点のひとつで、夜市は駅から徒歩で10分ほど離れています。冬山河の民宿エリアからアプローチするなら車で15分くらいの距離で、車のない方はタクシーをあらかじめ呼んでおく必要があります。それほど複雑でない、コンパクトな街のど真ん中に夜市はあるため、分かりやすい、というか、夜市のある場所は灯りが強く、夜の街に浮かび上がったようになっているので、余計に分かりやすくなっています。で、中央通りの前には2つの入口があって、途中で道を折れて行けば「コ」の字型に歩いて、別の入口に出られるという、効率のいい歩き方もできます。
画像提供:香格里拉冬山河渡假飯店(宜蘭県)
民生路
さて、ナビたちは、民生路と中正路から入りました。
羅東夜市は、中山公園を囲んで「コ」の字がメインの通りですが、中山公園が近づいてくると人だかりを発見!最近大人気の「臭薯條」(臭いフライドポテト)の屋台です! からっと揚げた臭豆腐が食べやすいようにフライドポテト風になっています。ソースがチーズやタイ風味、蜂蜜マスタードなど6種類から選べました。食べ歩きに便利!
大阪焼きの隣はバナナクレープ
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グアバのカットフルーツも
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羅東夜市名物のひとつ、と紹介された落花生のお菓子に「花生糖」というのがあるのですが、これはつまり麦芽糖の塊にピーナツをまぶしてひと口大に切ったお菓子。食べやすいので、日本人の口にもあうお菓子なのですが、夜市では、そのお菓子をさらに応用。「花生糖」をフレークにしてアイスクリームにまぶし、それを米の粉で作ったクレープ生地で包むという、けっこう凝ったデザートのお店が何軒かありました。アイスの味は、お子ちゃま向け、なのですが、ヘンな味のするものではないので、チャレンジしてみる価値はあり。
その花生糖のフレークの作り方にも注目!大きな花生糖の塊を削る道具は、なんと日本の伝統大工道具の「カンナ」。
ワサビがかなりきいてて、衝撃でした~!
民権路は、一番賑やかな通りです!夏でも冬でも羊肉はお客さんがいっぱい
最後に締めに選んだのがこちらの臭豆腐。
「阿灶伯」は、ここで食べる人もお持ち帰りも長い列。一皿40元でした。外はサクッ、中はフワフワの初めて食べた食感の臭豆腐で、食べやすかったです。泡菜も美味。
羅東おみやげ大賞!!
宜蘭でもっともポピュラーな土産物は、キンカンの砂糖漬け「蜜餞」。ここ最近、蜜餞商品にもいろんな種類が出てきたようで、のど飴や梅やウーロン茶で味付けしたのなどは、味見してみると、なかなかの味。
宜蘭名産のカモ肉の燻製は、真空パックで売られているので、日持ちがします。が、肉の加工品は日本への土産にすることはできません。バター入りの生地を薄く焼いた牛舌餅(形がタンに似てるから)。パリパリ、と手軽に食べられます。
「林記鮮肉小湯包」
さて、ナビはホテルの人の紹介で、この小籠包店にやってきたのですが、やや見つかりにくい場所にあるのでご注意。夜市から少し離れた長春路26號。が、観光客たちは、どこですすめられたのか、けっこう食べに来ていました。さすがに、台湾の人の食に対するアンテナの高さには恐れ入ります。
名産の梅やキンカンの砂糖漬け、カモ肉燻製などなんでも手に入るので、別の有名店へわざわざ行かなくてもよく、食べ物、買い物を含めて、ここワンストップでよさそうですね!
それでは、また新たなローカル屋台でお目にかかりましょう!
以上、台北ナビでした。