フランスの人気店「PAUL」の味が台湾でも味わえちゃう!おいしいパンを求める人をきっと満足させるお店です。
こんにちは、台北ナビです。フランスの老舗のパン屋さん「PAUL」が2008年に台湾にオープンしました。フランスへ行った方なら一度は口にしたであろうほど、街のいたるところにある大人気店。こんなおいしいパンが台湾でも食べれたら… という思いが実現できちゃいます。
一時は人気すぎて行列ができてしまい、なかなか手に入らなかったパンやスイーツ。オープンして1年経った今でも毎日たくさんの人で賑わっているその人気の秘密をナビが探ってきました!
120年以上続く老舗のパン屋さん
フランスでは知らない人はいないというほど知名度の高い「PAUL」。1889年にシャルマニヨ・メイヨ氏によって生まれたお店は、今では世界中に500店舗近くの店舗があります。フランスだけでも350店舗もあるんですから、どれほどフランス人に「PAUL」が受け入れられているのか分かりますよね。
また、「台湾人向けに味は変わっちゃわない?」という心配はご無用!こちらのパンは全て80%まではフランスでパンを作って、マイナス18度の状態で海を渡って台湾まで送っています。だから本物の味が味わえるわけです。それもこれも、創業当時のレシピと製法を忠実に守り続けてきた「PAUL」だからこそですね!
ステキなインテリアに思わずため息
お店の周りからホワ~ンと香るパンのいい香り。ついつい他の場所へ行こうとしても、足が勝手にお店の方へ向いちゃいます。外からでも楽しんで見ることができるようにディスプレイされたパンやガトーがとってもステキ!
まるで写真のフレームの用なディスプレイ♪ かわいい!
リボンで縁取った写真のような飾りの中には、オススメの商品がディスプレイされています。思わず、「かわいい~」と叫ばずには入られないほどかわいさ満点!
扉を開けると…
香りにつられて扉を開けるとそこはまるでパリにいるような感覚さえおぼえちゃいます。フランス人デザイナーによって設計されたお店は、黒と白を基調に、置かれたインテリアは全てフランスのものです。また、「PAUL」の象徴でもあるお店のタイルもフランスから運んできたものだそうです。インテリアがとても歴史あるビストロの雰囲気を醸しだしていて、とっても落ち着いています。
また温かさのあるライトと大きな窓から入ってくる日差しがなんともいえない心地よさ!ナビが訪れた時間帯には、たくさんの台北マダムが心地よさそうにおしゃべりに弾んでいました。
ここはまるでパリのビストロ?
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温かい雰囲気にナビも会話がはずみます
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おいしいパンにおもわずにっこり
「PAUL」といえばやっぱりパンですよね。「台湾はおいしいパンが少ない!」という言葉をよく聞きますが、さて、ここのお味はどうかな?
名物の可頌(クロワッサン)
見るからにしておいしそう!!
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中はふんわりとした層になっています
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コンテストで1位を獲得した実績のある、台湾「PAUL」で一番人気を誇るクロワッサン。外はサクサク、中はきちんと中央に空洞ができている層になっており、とてもふんわり。上質なバターを使ってるんだろうなぁと思うほどバターの味が濃厚なので、何もつけずにおいしくいただけます。おいしく食べるには、「ナイフなど使わず、手で層を潰さずにふんわりした食感を楽しんで」とのこと!
6種類の麦類(全粒小麦、大麦、小麦、オート麦、黒麦、と3種類の穀物(コーン、ゴマ、亜麻を使用した「PAUL」で最も有名なクラシックパン。麦、穀物、ひとつひとつに栄養素が含まれているとても健康を考えたパンで、少し噛み応えがあり、また噛めばかむほど味がでてくるパンです。別売りしているバターやジャムとの相性も最高!ナビ一番のお気に入りです。
毎日精選組(日替わりパン9種セット)
9種類ものパンがはいってお得感満点!
いろいろ試してみたいけど、予算が…。種類がありすぎて何を買ったらいいのか迷っちゃう…。そんなときにオススメしたいのが、9種類のパンがはいった日替わりセット。かなりの量でお得感いっぱいですよ!
お店の方に焼きあがり時間を聞いてみたところ、一定ではないけど、朝8時には、ソフトなパン、11時にはハードパンやスイーツ、そして最終焼きあがり時間は18:30だそうです。目安にしてくださいね。
「PAUL」の店内で目につくのはパンだけではありません。色鮮やかなスイーツは見てるだけでも楽しめるくらい色とりどり。焼き菓子が有名なフランスですが、ここではフルーツをふんだんに使ったケーキもきちんとあります。どれにしようかショーケースの前で悩んで困っちゃう!
草苺1001頁千層派(ミルフィーユ)225元
4人でシェアしても十分な大きさでした!
台湾PAULで人気ナンバー2に輝くミルフィーユです。通常は3層のサクサクパイが特徴のミルフィーユですが、こちらのミルフィーユは食べやすいように2層となっています。皮はサクサク、中はほどよい甘さのカスタードと、少し酸味のある大きな苺、そして全体を覆う粉砂糖。これらを切り離して食べるのでなく、一気に口にいれてハーモニーを楽しむ!これがミルフィーユの楽しみ方!
苺は旬の時期は台湾産を使用していますが、時期でないときはアメリカ産の苺を使用しているそうです。「1つのミルフィーユに何個の苺が使われてるんだろう?」と思うほどたくさんの苺に感動!
色とりどりのマカロンでどれもほしくなっちゃいます。お店にはチョコレート、コーヒー、バニラ、ピスタチオ、杏仁、レモンの5種類あります。中のクリームはとってもたっぷりつまっていて、とてもクリーミー。久々においしいマカロンに出会えて感激!
老子曰のお茶とセットのマカロン
また、ほかにもお茶とセットになったマカロンなど色々ありました!
台湾のパンやケーキの価格に慣れちゃっているナビにしてみると、どれも値段が…っと感じちゃいますが、ひとつひとつのサイズがとっても大きい!ケーキなんて、ひとつを2人でシェアできる大きさです。
ブランチセットがおすすめ!
とってもステキな店内で、お食事やアフタヌーンティーもいただけます。ブランチセットは朝の8:00~11:00までの提供!なのです。ナビは、「PAUL」オススメのセットメニューをいただいてきました!
六種類穀類パン、クロワッサン、バター、フルーツジャム、フランス式チーズの卵、ヨーグルト、ティーまたはコーヒー
「PAUL」の人気パンを楽しめるセット。バターは動物性のバターを使用しています。ナビ、このバターのおいしさにノックアウトでした!とってもさっぱりとしていてパンの味を消すことないナイス脇役といった感じです。ジャムはアプリコットジャムでいただきました。
フランス式チーズの卵は、塩分を含まないとてもシンプルなお味。フォークで潰してスクランブルエッグ風にして食べるそうですよ。
ヨーグルトは牧場などもある台湾の楊梅(ヤンメイ)というところのヨーグルトです。新鮮な物は新鮮な状態で出すため、野菜やヨーグルトなどは台湾のもの使用しています。フルーツジャムの甘さとヨーグルトの酸味がマッチしておいしい!
橄欖煙燻火腿薯餅(オリーブと生ハムのハッシュドポテト)
オリーブと生ハムのハッシュドポテト、サラダ、焼トマト、パン、コーヒー、ティーまたはコーヒー
11:00から提供しているセットメニューです。焼いたブラックオリーブと生ハムを薄くスライスしたポテトの上にパイ風に重ねています。油を一切使用していないのでしつこくなく、プロボンス産のハーブがしっかりと効いています。焼トマトはとっても甘く、新鮮なサラダとトマトとポテトを一緒に口に入れるとなんとも言えない幸せな気分になれます。
ミニクラシックショコラ1個、ミニエスカルゴレーズン1個、カナッペ4枚、マカロン2個、お好みのケーキ2個、ドリンク2杯
アフタヌーンティーはかなりのボリュームです!カナッペは4種類の一口サイズです。ケーキは数種類の中からお好みを2個ほど選べます。ナビはお店人気ナンバー2のミルフィーユとブラックベリータルトを頂きました。ブラックベリーの酸味とタルトの甘さがマッチしていて、個人的に大好きな味です。ドリンクは「老子曰」というブランドのティーかコーヒーが選べます。
夜にアフタヌーンティーがあるお店は少ないので、こういったお得なセットは嬉しいですね♪
フランスで大人気の「老子曰-Lao Tsu Say」
フランスといえば、紅茶よりもコーヒー。食後に小さなカップで飲んでいる姿がとても印象的ですよね! ここ台湾「PAUL」では、コーヒー以外にも紅茶の品揃えもすごいんです!! まだまだ日本では馴染みの浅い「老子曰」というブランドですが、台湾や欧洲ではとっても評価が高い台湾茶で、台湾「PAUL」の社長である葉兩摶(Bob Yeh)氏のブランドです。
右がナビのオススメです!
ナビも取材中に「Dissolu」ライチとショウガ入り緑茶を頂きましたが、とっても画期的な味で一瞬で虜に!とってもフルーティーな味に、ほんのり分からないほどのショウガが効いてて癖になる味です!「老子曰」の商品は、City super, Jasons Market Place, 新光三越で購入できるそうです。
「老子曰」創業者、葉兩摶(Bob Yeh)氏にミニインタビュー!
ナビが取材に伺った日に、葉兩摶氏がいらっしゃったので少しお話を伺うことができました!ナビがお話を伺ったのは、葉氏の仕事場。欧洲のインテリアが光るアーティスティックなお部屋でした!
「フランスの歴史あるのもを台湾へ取り入れたい。」そう語る葉さんはフランスのコスメブランド「Rene Furterer」の代理やフランスやイタリアのドリンクの代理を行い、2004年に自社ブランド、「老子曰」を創立しました。
また、会社の入り口やオフィスに輝く銀色のボールたち。一体何で飾ってあるのか尋ねてみると、葉さんは「ペタンク協会」の会長さんだそうです!ペタンク?一体何なのかピンとこなかったナビですが、「サークルを基点に目標球に近づけるようにボールを投げ合って遊ぶんだよ!」っと動作つきで葉さん丁寧に教えてくれました。さすが、会長!!!
「老子曰」の商品はどれもパッケージがとてもステキ。葉さん曰く、
「欧洲では、中身の味、質がいいのは当たり前で、それにプラスデザインが必要。台湾のものをそのまま欧洲に持っていっても、それがそのまま受け入れられるとは限らないからね。だから欧洲で売るためのデザイン、テイストを盛り込んだんだ。」
こちらの商品のデザインは本当にステキ!ピラミッドの形をしたお茶はおみやげにもぴったりだし、飲むのがもったいないくらいステキな色使いです。
葉さんにこれからの計画を聞いてみると、来年には「老子曰」のお茶を日本でも販売する予定です。また、これまでに見たことのない未来的なティールームを作ることだそう。まだまだ走り続ける「老子曰」。とってもステキなお茶なので、台湾「PAUL」へ行った際はぜひ味わってみてください!以上台北ナビでした。